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オンライン英会話はビジネスに効くか|受け方を決める3つの設計

英会話

会議の英語が聞き取れず、相づちでやり過ごした経験。来期から英語を使う部署に異動することが決まった。上司が外国人になるという話も聞いた。「オンライン英会話 ビジネス」と検索する方の事情は、たいてい仕事の側からの要請です。趣味で英語を学ぶのではなく、業務で使える英語が、期限つきで必要になっています。

検索結果に並ぶのは、おすすめの比較表、料金表、講師の国籍の違いばかりです。ただ、サービスを選び終えても、本当の問いには誰も答えていません。「自分の会議で、本当に使える英語になるのか」。成果を分けるのはサービスの側ではなく、受ける側の設計でした。

実際に、オンラインのレッスンを仕事で使える英語に変えた方がいます。外資系製薬会社で本社部門に異動したM.Rさんは、仕事が忙しく週2回は難しい中で、月4〜6回のオンラインレッスンを1年半続けました。スタートアップ支援の会社で代表を務める大和さんは、レッスン以外の時間に海外ドラマやラジオで英語に触れる形を作っています。スクラムマスターの兼平さんは、自分では気づけない部分を講師から指摘してもらう形を選びました。

3人とも、サービスを選び直したのではなく、受け方のほうを決めています。 公式サイトには200件以上の体験談が本人の言葉のまま公開されており、会議・商談・電話会議のためにオンラインで学んだ実務者の声も残っています。この記事では、オンラインのレッスンを仕事で使える英語にするための受け方を、実際に変わった方たちの言葉からお伝えします。

「オンライン英会話はビジネスに効くのか」——効かない受け方には共通点がある

ビジネスの現場で求められる英語と、いま学習している英語にはズレがあります。それがサービスの問題ではなく、学習設計の問題であることを、まず見ておきましょう。

最も使うのも、最も苦手なのもスピーキング. なのに学習はリーディングに偏る

仕事で英語が必要という段階に来ると、何から手をつけるべきか迷います。会議の英語を聞き取るなら、必要な英語は何でしょうか。商談の相手と交渉するなら、どのスキルの練習が先でしょうか。

学研グループのスキルアップ研究所が、業務で実際に英語を使う社会人を対象に実施した実際の業務における英語4技能に関する実態調査(n=200、2025年9月)によると、業務で頻繁に使うスキルは「スピーキング」が61.5%で最多でした。同じスピーキングは、特に苦手だと感じるスキルでも44.5%で最多です。

一方、実際に学習しているスキルは「リーディング」が31.9%で最多、スピーキングは30.9%でした。最も使い、最も苦手なスキルが、学習では1位になっていません。

なお、この調査の対象は業務で英語を使っている社会人200名です。これから英語を使う部署に移る方や、使う機会がまだない方は含まれていません。

なぜこうなるのでしょうか。理由は単純です。リーディングは教材が豊富で、一人で進められます。 単語帳は持ち運べますし、隙間時間でも続きます。一方、スピーキングは相手がいなければ成立しません。 それが、多くの方を「一人でできる学習」へ自然と向かわせています。

ビジネスの英語で足りないのは、知識の追加ではなく「業務場面で話す練習の量」です。オンライン英会話が効くかどうかは、この量を自分の業務場面で確保できる設計かどうかで決まります。

「なんとなく日常会話」が業務につながらない

効かない受け方には、もう1つ共通点があります。場面を限定しない学習です。

シンガポールの日系IT企業で働く佐藤さんは、海外赴任当初、現地の語学学校に通いました。

「20人のグループレッスン、50分のレッスンの中で5分程度しか喋る時間がなく、話せるようになったという実感があまりないまま終了しました」

同じ50分の場にいても、「話した時間」は違います。 グループ形式では一人あたりの発言機会が限られ、話す内容も決められた教材に沿った日常会話になりやすくなります。

佐藤さんがその後に経験したマンツーマンレッスンでは、密度も教材の自由度も違いました。社内のミーティングと交渉で使う英語に場面を絞り、初日にゴール設定と実践的なテキストが用意されたといいます。

業務で使う場面が決まれば、その場面に特化した教材と指導が組めます。 逆に「ビジネス英語」とひとまとめにしたままだと、実務者の限られた時間では、どの場面にも中途半端に届く結果になりやすくなります。

オンラインは対面に劣らない. 場面を絞った方にとっては

多くの実務者が、オンラインと対面の効果について不安を持っています。対面のほうが伸びるのではないか。顔が見えてこそコミュニケーションになるのではないか。

M.Rさんは、対面のレッスンからオンラインに移行した経験を持っています。

「私自身も英会話レッスンは絶対対面が良いと思っていたので、最初はオンラインで受けるのは少し嫌だったんです。でも実際にレッスンを受けてみたらオンラインでも遜色なく、スムーズに受講できていますし、自分の好きなタイミングで受けれるところも良かったので今はオンラインにしています」

対面派だった方が、実際に受けたうえで「遜色ない」と判断しています。 むしろ移動ゼロで好きなタイミングに受けられる利便性は、忙しい実務者ほど効きます。業務の前後の空き時間で受講できることが、継続そのものを支えているためです。

調査が示すスキルのズレ、場面の限定、オンラインの使い方。この3つが揃ったとき、レッスンの英語は仕事の英語に変わり始めます。

では、その「業務場面で話す量」はどう作るのでしょうか。最初にやることはサービス選びではなく、自分の場面を1つに決めることです。

まず場面を1つに絞る——あなたの仕事の英語はどれか

「ビジネス英語」という言葉は広く、実務では場面ごとに全く違う英語が必要になります。場面を絞ることが、レッスンの中身を変える第一歩です。

「ビジネス英語」をひとまとめに学ぶと、どの場面にも届かない

実務者の英語は、職種と場面で中身がまるで違います。

電機メーカーの開発部門で働く樋口さんは、こう話しています。

「海外の会社と共同開発をする事があり、電話会議や現地でのミーティングで英語を使います。時には英語を使った契約の交渉や、技術的なディスカッションでも必要ですね」

樋口さんが鍛えるべきは、技術用語と交渉の言い回しで、日常会話の参考書とは重なりません。

同じ外資系でも場面は変わります。IT企業勤務の方は「外国の方と電話会議をする時や、海外の商材を日本で売る際に、現地の製品を英語から日本語に翻訳しなければならない時に英語を使っていくと思います」と話しています。交渉と電話会議と翻訳では、必要な表現も集中の仕方も別物です。

外資系映画配給会社の下村さんは、もともとTOEICのスコアアップに時間をかけてきた方です。

「TOEICの点数は上がってもスピーキングはなかなか上達しなかったため、社内で外国人社員と会話する際よく悔しい思いをしていました」

点数を追う学習と、社内で使える英語は別の道でした。

「ビジネス英語」で一括りにして汎用教材だけを受けると、自分の仕事のどの場面にも半端に届きます。樋口さんが契約交渉で必要な表現と、IT企業勤務の方が翻訳で必要な語彙は、教科書の日常会話ページには載っていません。その場面の業務知識こそが、英語の足場になります。

セルフ診断. 業務の英語場面はどれか

複数の場面があるなら、直近3ヶ月で締切が一番近い場面から始めてください。「それ、自分だ」と腑に落ちる項目が、着手点です。業務で既に必要になっている場面ほど、レッスンで練習したことを翌週すぐ試せます。

  • 診断1: 週1回以上、英語の会議・ミーティングに出ている。発言できず相づちで終わることがある

会議での沈黙は、その場の判断を読む側に回る選択です。話す訓練をこの場面に特化すると、次の会議で「相づちから発言」へ動きます。

  • 診断2: 電話会議・Web会議で、音声だけの英語を聞き取って即答する場面がある

相手の口の動きや身振りが見えません。聞き返す余裕も限られ、「即座に理解」と「返答」の2つを同時に鍛える必要がある環境です。

  • 診断3: 商談・交渉・プレゼンなど、こちらから話を組み立てて動かす場面がある

下村さんが要望した「交渉術」がこれにあたります。相手の反応を見ながら主導権を握る表現と構成力が求められ、汎用フレーズでは予期しない返しに対応できません。

  • 診断4: 海外出張・駐在・外国人上司との1on1が、この1年以内に控えている

期限がある場合は、その場面に特化した準備が効率的です。期限を講師に伝えると、レッスンの優先順位も決まります。

  • 診断5: メールやチャットは書けるが、同じ内容を口頭で言えと言われると止まる

読んで考える時間と、聞いて即答する時間は別物です。このギャップが大きい方ほど、スピーキングの反復に時間をかける必要があります。

  • 診断6: 場面はまだ決まっていないが、キャリアの選択肢のために先に準備しておきたい

この場合は、いま一番頻度の高い業務場面を仮の照準にしてください。1場面で基礎ができれば、次の場面への移行は速くなります。

場面が決まると、レッスンの中身が決まる

場面が1つ決まると、講師への要望も具体になります。 曖昧な「ビジネス英語をやりたい」から、「来月の商談で使う交渉表現を鍛えてほしい」に変わるからです。そのとたん、レッスンの内容が絞られます。

下村さんは、こう話しています。

「私は仕事の関係上交渉術などを要望したのですが、具体的なシチュエーションを用意してくれたりと、要望を100%満たす英語学習カリキュラムだったと感じています」

場面が決まっていたからこそ、汎用教材ではなく自分の仕事に合わせたレッスンが組めました。

IT企業勤務の方も「ビジネスで使えるフォーマルなフレーズや英会話表現を教えていただけることに満足してます。英会話フレーズ集などでは学べないことを学べたり、似ている表現のニュアンスの違いなどを教えてもらえるので嬉しいです」と述べています。フレーズ集には載っていない「使い分け」が、レッスンで身につきます。

場面が決まったら、次は実例です。月4〜6回のオンラインレッスンで、レッスンの英語を仕事の英語に変えた方の1年半を見てください。

実録——外資系製薬のM.Rさんが、月4〜6回のレッスンで仕事の英語を変えるまで

月4〜6回のレッスンで、仕事の英語は変わるのか。外資系製薬会社に勤めるM.Rさんの1年半から、忙しい実務者でも再現できる設計を取り出します。

出発点. 本社異動で「間違いなく英語力が必要になる」

きっかけは、キャリアの転機でした。営業部門で働いていたところ、人事異動で本社部門に移ることが決まります。「現在は外資系の製薬会社に勤めていて、営業部門に対して教育・研修などを実施する部門に所属しております」。

異動を控えた時点での英語の使用頻度は、社内資料やメールで稀に目を通す程度でした。それでも本社業務の性質から、今後は必須になる見通しがありました。

「今後本社でのキャリアを積むためには、間違いなく英語力というものが必要になってきます。これからの自分の目標とするキャリアを達成するために、TOEICの勉強はもちろん、並行してしっかりと英語で会話ができる様に努力したいなと思ったのが英会話スクールを探し始めた理由です」

キャリアの要件として、英語が先に決まりました。「なんとなく勉強したい」ではなく、達成すべき目標と期限が先にある状態です。

制約. 週2回は無理。月4〜6回の現実

スクール選びの基準は3つでした。マンツーマンであること、アクセスが良いこと、料金が良心的なこと。複数校を比べたうえでミライズを選び、「とりあえず3ヶ月通ってみて合わなかったら辞めればいいかな」という気軽な気持ちで始め、気づくと1年半を超えていたといいます。

ただ、理想の受講頻度と現実の業務にはズレがありました。

「なるべく週2回受講できたらいいなと思っているのですが、仕事が忙しく現実的に難しいので月4-6回は受けるようにしています」

週2回の枠は作れませんでした。代わりに、月間で確保できる頻度に目標を下げています。

次の転機は、在宅勤務への切り替えでした。通学から遠ざかり、オンラインへの移行を迫られます。対面派だったM.Rさんも当初は気が進まなかったものの、実際に受けると遜色なく、好きなタイミングで受けられる利点が上回りました。

オンラインへの移行は、むしろ継続を後押ししています。 移動が消え、柔軟性が増したためです。「業務もオンラインになったので業務開始前後の空き時間などで受講出来ればと思っています」。仕事の前後に30分の枠を取れば、レッスンは組み込めます。理想の「週2回」ではなく、現実的な「月4〜6回」の設計が成立しました。

転機. 講師に2つの要望を具体的に伝える

最初の1か月、M.Rさんは複数の講師を試していました。「入学当初の1か月くらいは2〜3人グルグルと変えながらレッスン受けていたのですが、その中でペースも相性も合ったと感じた、MAU先生にその後のレッスンはお願いしています」。

講師を固定したあと、重要な転機が訪れます。漠然とした「ビジネス英語をやりたい」ではなく、業務と期限の両方を明示した要望を伝えました。

大きく2つ講師に要望していることがありまして、まずは「希望する部署に~年ぐらいで行きたいので、それまでにTOEICスコアUPのサポートをしてほしい」ということが1つと、もう1つは「日常会話はもちろん、業務の中で生かせられる英語に関するスキルなどを勉強させて欲しい」ということを伝えてます。

教材を待つのではなく、自分のキャリアの期限と、実務で使う領域を講師に預けています。 すると、レッスンの内容が自動的に決まります。TOEICの問題、模試、自分のレベルに合わせたテキスト。すべてが「自分の目標」に向いた教材になりました。

MAU先生はその後、TOEIC受験時に「スコアUPについて相談をした時にも柔軟にレッスン内容も対応を頂いており」、支援が続いています。自分の目標を知っている相手だから、相談が1往復で通ります。

1年半後. レッスンのコミュニケーションが変わった

1年半の時点で、M.Rさんの実感は慎重です。「劇的に変わった」という宣言ではなく、着実な進み方が記されています。

「入学当初と比較すると、多少なりともレッスンの際のコミュニケーションはスムーズになっていると感じています」

数字については、こう続けます。「なかなか試す機会がないのでどれぐらい上がったかと言うのは難しいのですが、模試で受けているTOEICの点数は去年受けた点数よりも徐々に上がってきています」。確かめられるのはスコアだけですが、その上昇が、レッスンの英語が仕事の英語に変わり始めているしるしになっています。

ここから、忙しい実務者でも再現できる設計を3つ取り出します。

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忙しい実務者の設計3つ——場面を絞る・業務を持ち込む・時間割に埋め込む

実務者の可処分時間は限られています。その中でビジネスに使える英語へ変えるための設計が、3つあります。どれも「時間を増やす」話ではありません。

設計1. 場面を絞る。全部やらない

最初にやるのは、業務で英語を使う場面を1つだけ選ぶことです。会議なのか、電話会議なのか、商談なのか、出張前の打ち合わせなのか。

前の章のとおり、業務で最も使い、最も苦手なのはスピーキングでした。その練習量を、限られた枠の中で確保するには、狙う場面を狭めるしかありません。 樋口さんの技術ディスカッションと、IT企業勤務の方の翻訳と、下村さんの交渉は、必要な語彙も間の取り方も別物です。3つを同時に追うと、どれも半端に終わります。

選び方は単純です。直近3ヶ月で締切が一番近い場面から。前の章のセルフ診断で「それ、自分だ」と思った項目が、そのまま答えになります。

設計2. 業務を持ち込む。実物を教材にする

場面を決めたら、次は実物を用意します。 次の会議のアジェンダ、商談で使う資料、契約書のテンプレート。それをレッスンに持ち込み、「この場面で使える英語を鍛えてください」と伝えます。

M.Rさんが講師に伝えたのは、まさにこれでした。キャリアの期限と、実務で使う領域の2つです。伝えた瞬間に、教材が「自分の目標」に向きました。下村さんも「交渉術」を要望した結果、具体的なシチュエーションが用意されています。

逆に、要望を出さないまま汎用教材を受け続けると、レッスンは「日常会話の続き」になります。教材を待つのではなく、こちらから業務を渡します。 これが、月4〜6回という限られた回数を実務に直結させる設計です。

設計3. 時間割に埋め込む。枠を借りる

3つ目は、仕事の時間割の中にレッスンを固定することです。「時間ができたら受ける」は、繁忙期に必ず消えます。

M.Rさんの「業務開始前後の空き時間などで受講出来ればと思っています」という言い方が、この設計をそのまま表しています。新しい時間を作るのではなく、既にある枠を借ります。 業務の前後、朝イチ、昼休み、終業後。そこに「毎週この時間」と決めてしまいます。

M.Rさんが月4〜6回のペースで1年半続いたのは、その枠が業務スケジュールの中に埋め込まれていたからです。頻度を落としても構いません。落とした頻度が、確実に消えない場所に置かれているかが分かれ目になります。

3つの設計は揃いました。最後は、これを実行できる器かどうかの確かめ方です。

ビジネス向けオンライン英会話のチェックポイント——比較表より先に確かめること

設計3つを「実際に実行できる」かどうかが分かれ道です。ここでは、設計を現実に落とすために確かめる5つのチェックポイントと、料金の見方をお伝えします。

確かめるのは5点. 設計3つを実行できる器かどうか

チェックポイントは、設計3つの裏返しです。マンツーマンか、自分の業務を教材に持ち込めるか、講師を固定できるか、業務の前後に受けられるか、フィードバックが具体か。 順に見ていきます。

①マンツーマンか。話す量を確保できるか

佐藤さんの前史が示すように、20人のグループ形式では50分のうち話せたのは5分程度でした。同じ50分でも、マンツーマンなら話さなければ進みません。 月4〜6回という少ない枠をできるだけ話す練習に充てるなら、形式の確認は必須です。

②自分の業務・資料を教材に持ち込めるか。要望が通る器か

佐藤さんの場合、入学初日の段階でゴール設定と実践的なテキストが用意され、社内のミーティングと交渉で使う英語に絞れました。「来週の会議の流れを教えてほしい」「このメールの自然な表現を一緒に作りたい」という要望が通る器かどうかを、試してから決めてください。

③講師を固定できるか。自分の仕事と目標を知っている相手か

毎回違う講師だと、毎レッスン「どこまでできるか」から始まります。同じ講師なら、キャリアの期限と実務の課題を積み重ねられます。 相談が1往復で通る相手がいるかどうかが、設計2の成否を左右します。

④業務の前後に受けられる時間帯があるか。生活に埋め込めるか

時間帯の柔軟性は、継続の最大条件です。M.Rさんのような「業務開始前後の空き時間」に対応できるか。朝イチ、昼休み、業務後という枠が開いているかを確認してください。

⑤フィードバックが具体か。表現をどう直すか、まで教えてくれるか

「良いですね」で終わらず、どの表現をどう変えるかまで指摘してくれる相手か。セブ島留学から帰ったはるなさんは、こう話しています。

「プレゼンのために作成したトークスクリプトには先生がアクセントの付け方や発音記号などを入れて添削してくれました」

そこまで細かく、実務で使う形に直してもらえるか。 業務で使う日が近い実務者にとって、この具体性が差になります。

料金は「月額」ではなく「話した分あたり」で見る

月額の絶対額を比べることは、ここではしません。代わりに「自分が実際に話す時間あたりいくらか」で見てください。

20人のグループで50分なら、実際に話す時間は数分です。マンツーマンの25分なら、25分すべてが話す練習になります。同じ金額を払うなら、自分が口を動かす時間で計算し直します。 月4〜6回の貴重な枠を使うなら、効率は「話した分あたり」で測るのが実態に合います。

「読める・書ける」の先へ. 実務者たちのいま

最後に、チェックポイントを確かめて動き始めた方たちの現在地をお伝えします。誰も「ペラペラになった」とは言っていません。 みな、自分の業務場面に向かって進んでいる途中です。

転職を機に学んだ鈴木さんは、「今後会社でも怖気付くことなく、積極的に外国とのやりとりや会議でも、英語で発言する自分でありたいと思っています」と話しています。進行形です。

はるなさんは、英語での講義担当を目標にしています。練習環境として選んだのは「返答するために絶対聞き逃しちゃいけないという心理が働く」マンツーマンの場でした。

IT企業勤務の方は、こう変わりました。「以前は先生が言っててわからないことがあっても聞き流していたんですけど、今はどの部分が理解できないのか意識しながら英語を聞けるようになりました」。電話会議と翻訳という業務場面に向けて、意識の向け方が変わっています。

チェック5点を確かめると、「会議で使える英語」に変わる環境が見えてきます。最後に、その順序をまとめます。

まとめ|サービスを比べる前に、受け方を3つ決める

ビジネスで使える英語は、サービス比較の先にはありません。本記事で見た方たちがやっていたのは、受け方を決めることでした。

決めることは3つです。

  1. 場面を1つに絞る。 会議か、電話会議か、商談か、出張前の打ち合わせか。直近3ヶ月で締切が一番近いものを選びます
  2. 実物を持ち込む。 次の会議のアジェンダ、商談の資料、契約書のテンプレート。それを講師に渡して「この場面で使える英語を鍛えてください」と伝えます
  3. 時間割に埋め込む。 「時間ができたら受ける」は繁忙期に消えます。業務の前後・朝イチ・昼休み・終業後など、既にある枠を借りて「毎週この時間」と決めます

そのうえで確かめるのは、サービスの知名度ではなく、この3つを実行できる器かどうかです。マンツーマンか。業務を教材に持ち込めるか。講師を固定できるか。業務の前後に受けられるか。フィードバックが具体か。この5点を通すだけで、選ぶべきサービスの形は自動的に絞られます。

業務で最も使うスキルは、スピーキング。最も苦手なスキルも、スピーキング。それなのに、学習で最も時間をかけるのはリーディングでした。その順序を入れ替えた方から、レッスンの英語が仕事の英語に変わり始めています。 比較表を見て選ぶ前に、明日の会議に持ち込める設計を、今週のレッスンで確かめてみてください。

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