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英語は度胸だけでは上達しない|話す勇気と正しさを身につける方法

スピーキング

「英語なんて度胸だよ」と言われても、その度胸が出せずに困っていないでしょうか。間違えたらどうしよう、変に思われたらどうしよう。そう考えているうちに、話すタイミングを逃してしまいます。

「英語 度胸」「英語 話す 怖い」と検索すると、「怖がらずに話そう」「間違いを気にするな」といった助言が出てきます。しかし、勇気を出そうと思うだけでは、なかなか最初の一言を口にできません。受講者の体験談を見ると、度胸は話す前に用意するものではなく、実際に話すなかで少しずつ身につくことが分かります。

地方銀行の人事部で働いていた小野田さんも、退職後に英語を集中的に学べる環境へ入りました。その後、最も大きな変化として挙げたのが、次の点です。

1番大きな変化は、英語を話す際に『英語を間違えることを恐れない度胸』がついたこと

最初から度胸があったのではありません。英語を話す経験を重ねたことで、間違いを以前ほど恐れなくなりました。ミライズの公式サイトには、本人の言葉で語られた200件以上の体験談が公開されています。その中には、話す経験を通じて度胸がついた人だけでなく、度胸だけでは英語が伸びなかった人の記録もあります。この記事では、そうした体験談をもとに、「英語は度胸」と言われる理由と、度胸だけに頼る問題点を整理します。

「英語は度胸」と言われても、すぐに行動できない理由

「英語なんて度胸だよ」と言われても、間違える不安がなくなるわけではありません。まず、英語を始めたいと思いながら行動できなかった人がどのくらいいるのか、調査結果を見てみましょう。

「始めようと思ったのに動けなかった」が51.5%——足りないのは度胸ではなく、始められる仕組み

英語を始めたいと思いながら、行動できなかった人に関する調査があります。スキルアップ研究所(学研HDグループ・ベンド運営)が2026年1月22日〜29日に実施した「社会人の英語未学習に対する後悔に関する実態調査」です。対象は英語を学んだ経験がない社会人200名。結果はこうでした。

英語を学ばなかったことを「非常に後悔している」と答えた人は18%、「やや後悔している」と答えた人は58.5%。合わせると、8割近くの人が後悔していることが分かりました。次に、英語を学ばなかった理由を見てみましょう。

学ばなかった理由の1位は「始めようとは思ったが、具体的な行動に移せなかった」51.5%。半数以上は、英語を学ぶ気がなかったのではなく、始めたいと思いながら具体的な行動に移せませんでした。

この結果だけで、行動できなかった理由を度胸のなさと決めることはできません。始める時期や学習方法、練習する場所などを具体的に決められていなかった可能性もあります。「勇気が出たら始める」と待つのではなく、最初の行動を決めることが必要です。

たとえば、体験レッスンを受ける日を決める、練習相手を一人見つける、毎週英語を話す時間を予定に入れるといった方法があります。最初から大きな決断をする必要はありません。迷わず実行できるところまで、次の行動を具体的にすることが大切です。

同じ調査は、後悔が押し寄せる瞬間も聞いています。最も多かったのは、海外旅行で現地の人とコミュニケーションが取れず困った時(30.3%)でした。英語を学ばなかったことへの後悔は、旅行先など、実際に英語が必要になった場面で感じやすいことが分かります。その場で困ってからでは、すぐに十分な準備をすることはできません。

51.5%の人たちは、英語を始めようとは考えていました。それでも、具体的な行動には移せませんでした。「間違えたらどうしよう」「この年齢で初心者なのは恥ずかしい」といった不安があるなら、練習する相手や場所を選ぶことで、最初の負担を軽くできます。

年齢を重ねるほど、恥をかく勇気は減っていく

年齢を重ねるにつれて、間違えることを恥ずかしいと感じる人もいます。

田中さんは、こう語っています。

目的意識が似た大人が集まり、誰しもが年齢を重るにつれて恥をかくことを避けるようになると思うのですが、それを恐れず英語学習している環境にいられたことで、とても良い刺激を受けました。

田中さんは、年齢を重ねるほど、恥をかくことを避けやすくなると感じていました。田中さんが刺激を受けたのは、英語力の高い人たちではなく、「それを恐れず英語学習している環境」でした。同じような目的を持つ大人が、間違いを恐れずに学んでいる環境から刺激を受けたと話しています。

仕事での立場や責任が増えると、「この年齢で間違えるのは恥ずかしい」と感じ、英語を始めにくくなる場合があります。英語を始めたいと思いながら勇気が出るのを待っているだけでは、行動に移せない状態が続くことがあります。

これから英語を始める人には、「どこで話すのか」「誰と練習するのか」「間違えたらどうなるのか」という具体的な不安があります。「度胸が大切」と励ますだけでなく、一つずつ不安を減らす準備が必要です。

では、「度胸がついた」と話す人は、どのような経験をしていたのでしょうか。

度胸は「出す」ものではなく「後からつく」もの

受講者の体験談では、最初から度胸があったのではなく、英語を話す経験を重ねたあとで、間違いを恐れにくくなったと語られています。

「精神的な部分が鍛えられた」——度胸は結果として語られる

度胸がついた人のなかには、自分で「つけた」のではなく、話す経験を通じて「鍛えられた」と表現する人もいます。

外資系IT企業で働く営業マンの方は、セブ島留学で仕事に必要な英語を学んだ後、変化を次のように述べています。

日本人は単語や文法などの基本的なことは学生時代に実は学んでいるんですよね。一番課題なのは勇気を出してそれをアウトプットすること。しかしそれをする勇気など精神的な部分が日本人の大きな課題だと思うんです。自分もその例外ではなかったんですけど、今知っている単語や文法をいかに使ってアウトプットしていくかという精神的な部分が鍛えられたのかなと感じました

この方は、知っている単語や文法を実際に使う経験を重ねるなかで、英語を口に出すことへの抵抗が軽くなったと感じています。

単語や文法を学んでいても、実際に使うことには不安がありました。留学中は英語を話す機会が増え、すでに知っている表現を口に出す練習を重ねられました。その結果、英語を使うことへの心理的な負担が軽くなったと考えられます。

生活の中で話す機会が増えるだけで、度胸はつく

日常のなかで英語を話す機会が増えたことで、度胸がついたと話す人もいます。

不動産会社で社長秘書として働いていた女性の方は、セブ島留学後の変化について、次のように語っています。

この方は、ミライズの前にマルタ島で短期留学を経験していました。グループレッスンが中心で、発音やアクセントをどのように直せばよいのか分からなかったため、次はマンツーマンレッスンを中心に学べる環境を選びました。

英語も言語ですから、やはり『習うより慣れろ』がものを言うと思っています(笑)。英語学習そのものは日本でも出来ますが、実践でより多く話した者、使った者勝ちだと思います。海外へ語学留学するということは、食事、買物やタクシーなど、それだけで英語を使う機会が増えるということなので、話す度胸もつきますし、オススメです

この方は明確に「話す度胸もつく」と言い切っています。食事の注文や買い物、タクシーの利用など、海外生活では英語を使う場面が繰り返し訪れます。一つひとつは短い会話でも、実際に話す経験が増えることで、英語を使うことへの抵抗が軽くなっていきます。

マンツーマンレッスンだけでなく、日常生活でも英語を使うことで、話す経験を増やせます。その積み重ねが、間違える不安や話すことへの抵抗を軽くします。度胸がつくのを待つのではなく、まず英語を話す機会を増やすことが大切です。

ITコンサルティング事業の立ち上げに携わるITコンサルタントの方も、同じポイントを語っています。

勇気を出して一歩踏み出すことで、確実に何かを掴んで帰っていくことができると自身のセブ島留学の経験からも確信していますし、多くの方におすすめしたいです

十分な自信がつくのを待つのではなく、不安がある状態でも学習を始めたことが、変化につながっています。

実録——地方銀行を辞めた小野田さんに「間違えることを恐れない度胸」がつくまで

セブ島留学を決断した人たちの中に、小野田さんがいます。地方銀行の人事部で、研修企画や採用制度の構築を担当していました。この章では、留学を一度見送った小野田さんが、4年後に退職してセブ島へ渡り、どのように変わったのかを時系列で紹介します。

地方銀行で4年間——海外で働きたい想いとキャリアの葛藤

地方銀行で働いていた頃から、小野田さんには「英語を使って海外で働きたい」という思いがありました。新人教育から中間層の育成まで幅広く経験するなかで、海外で働くことも考えるようになりました。

数年前、小野田さんは本格的に留学を検討し始めます。オーストラリアでの留学を考えていた時期もありました。しかし、当時はまだ会社に入社して浅かったこともあり、「学べることはまだ多くあると考え、その時点ではキャリアの継続を選択」しています。

銀行では、人事評価制度の構築や採用研修、新人から管理職候補者までを対象とした教育プログラムなど、幅広い仕事を担当しました。その経験を積む間も、海外で働きたいという思いは残っていました。

こうして4年が経ちました。小野田さんは「前職で学べることにはある程度満足できたため、退職を決意」します。退職と留学は、勢いだけで決めたものではありません。一度は留学を見送り、銀行で経験を積んだうえで、自分なりの区切りをつけて決断しています。

セブ島留学を決断——退職と異国での学び

留学先にセブ島を選んだ背景には、以前の旅行経験もありました。小野田さんはタイへの卒業旅行で、東南アジアの「人のパワーや街の熱っぽさ」に魅了されていたからです。また、海外で働くには、価値観や宗教の異なる人たちと英語で話す必要があると考えていました。

留学先には、小野田さんと同じように、新しいことへ挑戦する社会人が集まっていました。「29歳という年齢でキャリアを中断し、海外に行くなんて大丈夫か」と言われたにもかかわらず、小野田さんはセブ島に来て「何歳でチャレンジしてもいいし、スタートすることに遅いということは無い」と確信を得ます。

同世代の受講者と情報交換をしたり、幅広い経歴を持つ講師と世界情勢や教育について話したりすることも、今後のキャリアを考える機会になりました。

まず英語力に関して。以前は、英単語と英単語を繋げて、ぶつ切りで英語を話してました。全然文になってなかったですね。今はある程度センテンスで口から出るようになりました。ミライズ留学の先生達と話をしている時に、止まって考える時間も減りましたね。ビジネス英語を流暢に話せるほどのレベルには至っていませんが、英語の学び方も教えてもらいましたので、セブ島留学中だけでなく持ち帰れるものが非常に多いです。1番大きな変化は、英語を話す際に『英語を間違えることを恐れない度胸』がついたことですね。結局は英語を話さないと伝わらない、じゃあ間違うことを恐れちゃいけない。間違えてもいいからとにかく英語を話してみようよ、と。これがセブ島留学中に自分の1番成長した点だと思います。

「間違えることを恐れない度胸」——成長の最大の収穫

小野田さんは、毎日講師と英語で話すなかで、間違えることを以前ほど恐れなくなりました。

最初から正確な文で話せたわけではありません。以前は単語をつなげるだけだった英語が、次第に文として口から出るようになり、考え込む時間も減っていきました。その過程で得た最も大きな変化として、間違いを恐れない度胸を挙げています。

その背景にあったのは、「結局は英語を話さないと伝わらない」という気づきです。間違いを避けて黙るのではなく、不完全でも話してみようと考えるようになりました。

本人が「ビジネス英語を流暢に話せるほどのレベルには至っていませんが」と話しているように、流暢になる前から、間違いを恐れずに話せるようになりました。

小野田さんは、留学後も「海外でも同様の仕事ができたらいいな」と話しています。

度胸だけでは伸びない——「話す度胸」が欠点になった人の記録

一方で、英語を話す度胸があれば、それだけで上達するとは限りません。間違いに気づかないまま話し続けてしまうこともあります。

「間違ったまま話し続けてしまう」——度胸がある人の落とし穴

航空会社のグランドスタッフを経て、北京の医療アシスタンス事業の会社で働いていた原田さんは、自分には話す度胸がある一方、それが欠点にもなっていたと振り返ります。

原田さんは、次のように語ります。

自分の希望に沿って先生が対応してくれる点です。私の場合、『話す度胸』はあるのですが逆にそれが欠点になって、間違ったまま話し続けてしまうことがあります。なので、先生には『英語が間違ったらすぐに直して』とお願いしていました。

分からなくても話し続けられる一方で、間違いを指摘されなければ、誤った表現を使い続けてしまいます。

結果、私は英語を話せていると思っていたのですが、初歩から(英文法等を)直してもらうことになりました。細かいことにも先生がすぐに対応してくれたのがよかったと思います。

間違いを指摘されないまま会話を続けていると、自分では話せているつもりでも、誤った文法や表現が残ることがあります。

仕事で英語を使う場合、表現の間違いによって意図が正しく伝わらないこともあります。講師に確認してもらったことで、基礎から直す必要があると気づけました。

度胸の代わりに「直してくれる人」を置く

そこで原田さんは、講師に「間違ったらすぐに直して」と頼みました。実際に話す機会を増やすだけでなく、間違いをその場で修正してくれる相手がいれば、正しい表現も学べます。

一人で話す練習や実際の会話だけでは、自分の間違いに気づけないことがあります。同じ間違いを繰り返さないためには、会話のあとで表現を確認し、正しい言い方に直すことが必要です。

年齢や仕事の経験が増えると、基礎から間違いを指摘されることに抵抗を感じる人もいます。しかし、原田さんは初歩から直してもらったことを、よかった点として挙げています。

用意したフレーズがあれば、度胸に頼る場面が減る

もう一つ、Webマーケティング会社を経営する受講者の体験談を見てみましょう。

この方は、次のように語っています。

英語面の成果は非常に実感しています。以前は英語が出てこなくて会話の途中で止まっていた一方、英語のフレーズを多く学び言葉を詰まってしまった時にも恐れず対応できるようになりました。

会話で言葉に詰まったときに使える表現を増やしたことで、対応しやすくなりました。

セブ島留学に来る前は、『わからない』という英単語のみで終わっていましたが、今は『考える時間をください』など会話のつなぎのワンクッションが言えるようになりましたね。

言葉に詰まったときでも、「考える時間をください」と言えれば、無言にならずに会話を続けられます。会話の途中で言葉が出ないと、焦ってさらに話しにくくなることがあります。しかし、「考える時間をください」などのつなぎ表現があれば、相手に待ってほしいことを伝えられます。言葉に詰まったときの表現をあらかじめ用意しておくことで、不安を減らせます。

ここまでの体験談から、まず話してみることに加え、間違いを直してくれる相手や、会話をつなぐ表現も必要だと分かります。

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度胸を待たずに英語を始める3つの方法

勇気が出るのを待たなくても、話す相手や場所、準備する表現を先に決めれば、英語を始めやすくなります。まずは、現在の状態を6つの質問で確認してみましょう。

あなたの「度胸待ち」度を診断する6つの質問

次の6つの質問で、当てはまる項目を確認してください。

【待ち】診断Q1: 「もう少し英語力がついたら」「度胸が出たら」と言って、始める時期を決めていない

始める条件を増やすほど、学習を先送りしやすくなります。まずは開始日を決めることが必要です。

【待ち】診断Q2: 英語を始めようと思った回数は3回以上あるが、行動に移した回数は0回に近い

何度も始めようと思いながら行動できていない場合は、最初に何をするかが決まっていない可能性があります。

【場所】診断Q3: 間違えても実害のない練習相手・場所を持っていない

仕事など間違えにくい場面しかないと、話すことへの負担が大きくなります。まずは、間違えても問題のない練習場所を確保します。

【持ち駒】診断Q4: 言葉に詰まったときのつなぎ表現を1つも用意していない

言葉に詰まったときに使える表現を用意しておけば、無言になる不安を減らせます。

【直し役】診断Q5: 自分の英語の間違いを、その場で直してくれる人がいない

話す機会を増やしても、間違いを指摘されなければ、誤った表現を使い続けることがあります。

【年齢】診断Q6: 「この歳で間違えるのは格好悪い」と感じたことがある

年齢を理由に先送りすると、時間がたつほど始めにくく感じる場合があります。

判定:【待ち】に当てはまる項目が多ければ、度胸待ちパターンです。学習を始める条件を増やし、開始時期を決められていません。【場所】【持ち駒】【直し役】が多ければ設計不足パターン。安心して話せる場所や、会話を続ける準備、間違いを直してくれる相手が不足しています。【年齢】に当てはまる場合は年齢プライドパターン。年齢を理由に、間違える場面を避けている状態です。

度胸を待たずに始める決め方3つ

診断結果にかかわらず、次の3つを先に用意すると、英語がはじめやすくなります。

設計1【場所】:間違えても大丈夫な場所を先に確保する

仕事など、間違えにくい場所だけで英語を使おうとすると、大きな勇気が必要になります。まずは、間違えても問題のない練習場所をつくります。小野田さんは地方銀行を辞めて、英語漬けの環境に飛び込みました。その環境では、誰もが学習者で、全員が間違え続けています。周囲も英語を学んでいる環境なら、自分だけが間違えるという不安を感じにくくなります。

設計2【持ち駒】:詰まった時のつなぎフレーズを先に仕込む

英語で話していると、言葉がすぐに出ないことがあります。沈黙が続くと、焦ってさらに話しにくくなります。「考える時間をください」「もう一度お願いします」など、会話をつなぐ表現をあらかじめ用意しておきます。Webマーケティング会社を経営する受講者は、「考える時間をください」というフレーズを仕込むことで、詰まった場面でも「恐れず対応できるようになった」と語っています。

設計3【直し役】:「間違ったらすぐ直して」と頼める相手を置く

話す機会を増やすと同時に、間違いを直してもらうことも大切です。航空会社のグランドスタッフを経て、北京で働いていた原田さんは「私の場合、『話す度胸』はあるのですが逆にそれが欠点になって、間違ったまま話し続けてしまうことがあります。」と正直に語っています。そこで原田さんが頼んだのが『英語が間違ったらすぐに直して』という依頼でした。原田さんは、講師にその場で直してもらうことで、基礎から学び直せました。

旅先の一言から始まった人たち

「度胸を待つ」のではなく、「必要に迫られた一言」から、学習が始まることもあります。

落合さんは、17カ国を旅してきた個人事業主です。PRコンサルタント兼ライターとして働きながら、マレーシア旅行中に帰りのバスがなくなり、宿を取っていたクアラルンプールまで帰る手段を失った経験を語っています。

勇気を出して片言の英語で『みんなでタクシーをシェアしませんか?』と呼びかけ、ドイツ人3人とタクシーで帰る事になりました。

必要に迫られて口にした英語が相手に伝わりました。この経験も、その後の学習を始めるきっかけになります。

別の受講者として、海外旅行好きから英語学習を始めたWebマーケターの方もいます。落合さんとは職業も背景も異なる男性で、広告・分析・戦略を担うWebマーケターです。

海外旅行が好きで頻繁に行くのですが、全く英語は話せませんでした。身振り手振りでなんとかコミュニケーションを取る状況からいい加減に抜け出したいなと思い、腰を据えて英語学習をしようと決意したのが今回のきっかけです。

留学前は「正しい英文法で話さなければ!!」と気負っていたものの、実際に大切なのはそこではなかったと振り返り、こう言い切ります。

間違えてもいいから話す勇気や度胸が大切で、セブに来てそこが最も大切なんだと感じました。まずやってみる!!それが一番大切です。

この方が実際に話してみたのは、社会人の受講者が集まり、講師が間違いを直してくれる学習環境でした。安心して失敗できる場所があれば、不安があっても話し始めやすくなります。

外資系企業でIT・AI関連の仕事に携わる男性の方は、半年前から会社に相談して計画を立て、長期の有給休暇をいただいて8週間のセブ島留学を経験しました。留学後、こう語っています。

英語だけでなく行動力でも自信が持てるようになったことで、今後の仕事やプライベートに対する向き合い方が変わってくると思います

英語を話す環境を先に用意したことで、英語だけでなく行動にも自信を持てるようになったと話しています。

「始めようと思ったのに動けなかった」人が、最初にすること

学研HDグループ・ベンド運営のスキルアップ研究所の「社会人の英語未学習に対する後悔に関する実態調査」では、英語を学ばなかった理由の1位は「始めようとは思ったが、具体的な行動に移せなかった」で51.5%でした。この結果だけで、行動できなかった理由を度胸のなさと判断することはできません。まずは、話す場所、つなぎ表現、間違いを直してくれる相手を一つずつ用意します。

まとめると、明日からの3つは、

  1. 間違えても大丈夫な場所を1つ確保する。マンツーマンレッスン、小さなグループ、少人数の勉強会など、安全な環境を先に作る。
  2. つなぎフレーズを3つ仕込む。「考える時間をください」「もう一度お願いします」「もう一度言ってもらえますか」など、詰まった時の保険を用意する。
  3. 「間違ったらすぐ直して」と頼める相手を持つ。度胸で話す量が増えるほど、直してくれる人が必要になります。

勇気が出るのを待つのではなく、今週中にできる準備から始めてみましょう。

まとめ——英語の度胸は、出すものではなく「ついてくるもの」

「英語は度胸」という言葉には、当てはまる部分と注意が必要な部分があります。

地方銀行の人事部から留学へ踏み切った小野田さんが「1番大きな変化は、英語を話す際に『英語を間違えることを恐れない度胸』がついたこと」と語ったように、最初から度胸があったのではなく、英語を話す経験を重ねたあとで、間違いを恐れにくくなったと振り返っています。

一方で、話す度胸だけでは解決できない問題もあります。「話す度胸」があるものの、それが欠点になった人も体験談に記録されています。間違ったまま話し続けてしまい、正しい英語に直す機会を失ったケースです。話す機会を増やしても、間違いを指摘されなければ、誤った表現を使い続けることがあります。間違いを直してくれる相手と、言葉に詰まったときのつなぎ表現も必要です。

明日からできることは、次の3つです。

第一に、間違えても大丈夫な場所を先に確保することです。仕事など、間違えにくい場所だけで話そうとすると、負担が大きくなります。英語を話す環境が「マンツーマン」「家族」「学校」など、失敗が許される場所なら、度胸を待たずに始めることができます。

第二に、言葉に詰まった時のつなぎフレーズを3つ仕込むことです。「考える時間をください」「ちょっと待ってください」「それはどういう意味ですか」など、定型フレーズがあれば、その場を切り抜けるのに度胸は不要です。使える表現を増やすことで、言葉に詰まったときにも対応しやすくなります。

第三に、「間違ったらすぐ直してください」と頼める相手を持つことです。コーチや学習パートナーにその場で直してもらえば、間違いを放置せず、正しい表現を学べます。

「始めようと思ったのに、具体的な行動に移せなかった」人は、まず一つ、安心して話せる場所を決めてみてください。勇気が出るのを待つのではなく、始めやすい環境を先に用意することが大切です。

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