英語「M」「N」「NG」の発音のコツ|n と ng の違いと「ん」の関係

英語の M・N・NG は鼻から出す音で、口の中を閉じる場所で言い分けます。sin と sing のような語尾の n と ng(/ŋ/)の違い、singer と finger の g の読み方、日本語の「ん」との関係を解説します。
英語の M・N・NG は、3つとも鼻から音を出す「鼻音」です。違いは、口の中のどこを閉じるかです。
- /m/:上下の唇を閉じる(make・money)
- /n/:舌先を上の歯茎の裏に付ける(know・never)
- /ŋ/:舌の付け根を上あごの奥に付ける(thing・long)
日本語の「ん」は、後ろに来る音によって、この3つに近い音に変わります。さんまの「ん」は /m/、はんたいの「ん」は /n/、さんかいの「ん」は /ŋ/ に近い音です。つまり、3つの音はふだんの日本語でも出しています。
つまずきやすいのは、語尾の n と ng の言い分けと、ng のあとの g を読むかどうかです。この記事では、3つの音の出し方、sin と sing の違い、finger と singer の読み分けを解説します。単語と例文には音声が付いています。聞き分けのクイズは、語尾の n と ng の違いの章にあります。
本題の前に、3問
かっこの中のつづりは、どの音で読むでしょう。
近いと思う答えを押すと、答えと音声が出ます。
singer(ng の音)
強く読むのは、別の音節でした
/ŋ/ だけ・/ŋɡ/・/n/(1つ目を強く読む)
finger(ng の音)
強く読むのは、別の音節でした
/ŋ/ だけ・/ŋɡ/・/n/(2つ目を強く読む)
think(n の音)
強く読むのは、別の音節でした
/n/・/ŋ/・/m/(2つ目を強く読む)
解説
singer と finger は、同じ ng のつづりでも、g を読むかどうかが分かれます。think の n は、k の前なので /ŋ/ で読みます。くわしくは、この記事の「ng のあとの g を読む単語・読まない単語」の章で確かめられます。

n と ng の言い分けを、口の中の形から練習する
つまずきやすいのは、語尾の n と ng の言い分けです。シャベリッシュでは、英語の母音と子音を正しく出す練習から始めます。録音した発音は、日本人コーチと外国人講師が聞いてアドバイスします。
英語の M・N・NG は鼻から出す音|違いは、口の中を閉じる場所
/m/・/n/・/ŋ/ は、どれも口の中のどこかを閉じて、鼻から音を出します。鼻をつまむと音が止まるのは、この3つが鼻から出る音だからです。違いは、閉じる場所です。表の単語を押すと、音声が流れます。
音 | 口の中のどこを閉じるか | 単語 |
|---|---|---|
/m/ | 上下の唇 | make money |
/n/ | 舌先と、上の歯茎の裏 | know never |
/ŋ/ | 舌の付け根と、上あごの奥 | thing long |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- make
- money
- know
- never
- thing
- long
日本語の「ん」は、後ろに来る音で /m/ ・ /n/ ・ /ŋ/ に変わる
日本語の「ん」は、文字は1つですが、後ろに来る音によって口の形が変わります。さんま・かんぱいのように、マ行・パ行・バ行の前では、唇を閉じた /m/ に近い音になります。
はんたい・あんないのように、タ行・ダ行・ナ行の前では、舌先を付けた /n/ に近い音になります。さんかい・まんがのように、カ行・ガ行の前では、舌の奥を付けた /ŋ/ に近い音になります。
日本語の例 | 「ん」の次の音 | 「ん」の音 | 英語の単語 |
|---|---|---|---|
さんまかんぱい | マ行・パ行・バ行 | /m/ に近い | number jump |
はんたいあんない | タ行・ダ行・ナ行 | /n/ に近い | under end |
さんかいまんが | カ行・ガ行 | /ŋ/ に近い | pink English |
ほんぱん | 次の音がない | どれとも少し違う | pen plan |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- number
- jump
- under
- end
- pink
- English
- pen
- plan
気をつけたいのは、ほん・ぱんのように、語尾に来る「ん」です。この「ん」は、舌先を歯茎に付けずに終わるため、英語の /n/ とは口の形が違います。
日本語の「ペン」と同じつもりで pen と言うと、舌先が上がらないまま終わります。英語の pen は、最後に舌先を上の歯茎の裏に付けて終えます。

m・n・ng のつづりには、読まない文字と、 /ŋ/ で読む n がある
3つの音は、m・n・ng のつづりで出てくることがほとんどです。ただし、読まない文字が付いたつづりもあります。反対に、k の前の n は、ng と同じ /ŋ/ で読みます。
音 | つづり | 単語 |
|---|---|---|
/m/ | m | make money |
/m/ | mbb を読まない | climb comb |
/n/ | n | never plan |
/n/ | knk を読まない | know knee |
/ŋ/ | ng | thing long |
/ŋ/ | nk の前 | pink drink |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- make
- money
- climb
- comb
- never
- plan
- know
- knee
- thing
- long
- pink
- drink
pink や drink の n は、次の k と同じ、舌の奥を上げた形で読みます。この記事の /ŋ/ の単語に pink と drink が入っているのは、このためです。
M /m/ の発音のコツとポイント
①両唇を強めに閉じて「ンー」とハミング
②音の響きを鼻で感じる
③鼻から息を抜くように軽く口を開ける

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- make/m/
- money/m/
①の「強めに閉じる」は、唇をしっかり閉じたまま、鼻から音を出すという意味です。make や money は、唇を閉じて鼻を響かせてから口を開くと、/m/ の音になります。dream のように最後が m の単語は、唇を閉じたまま終え、「ム」と母音を足さないようにします。
N /n/ の発音のコツとポイント
①舌先を歯茎の裏に付け「ンー」とハミング
②音の響きを鼻で感じる
③鼻から息を抜くように舌を離す

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- know/n/
- never/n/
舌先を付ける場所は、上の前歯の裏の少し奥にある、歯茎のふくらみです。know や never は、舌先を付けて鼻を響かせてから、舌を離して次の母音に移ります。plan や win のように最後が n の単語は、舌先を付けたまま終えます。
NG /ŋ/ の発音のコツとポイント
①軽く口を開き、舌の付け根を上げ、「ンー」とハミング
②音の響きを鼻で感じる
③鼻から息を抜くように発音

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- thing/ŋ/
- long/ŋ/
/ŋ/ は、舌の付け根を上あごの奥の柔らかい所に付けて、鼻から音を出します。舌先はどこにも付けません。thing や long は、最後に「グ」と g の音を足さずに、鼻から抜いて終えます。
語尾の n と ng の違い|sin と sing は、舌の先で終えるか奥で終えるかで分かれる
語尾の /n/ と /ŋ/ は、どちらも鼻から音を出し、日本語ではどちらも「ン」と書きます。違いは、最後に口の中を閉じる場所です。/n/ は舌先を上の歯茎の裏に付けて終え、/ŋ/ は舌の付け根を上あごの奥に付けて終えます。
この違いだけで、sin(罪)と sing(歌う)、thin(薄い)と thing(もの)のように、別の単語になります。どちらも、最後に「ヌ」「グ」と母音や g の音を足さないのがコツです。

意味 | /n/ の単語 | /ŋ/ の単語 |
|---|---|---|
罪/歌う | sin | sing |
薄い/もの | thin | thing |
勝つ/翼 | win | wing |
走った/鳴った | ran | rang |
親族/王 | kin | king |
太陽/歌った(sing の過去分詞) | sun | sung |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- sin
- sing
- thin
- thing
- win
- wing
- ran
- rang
- kin
- king
- sun
- sung
語尾の m も、同じ組で比べられます。sum(合計)と sun(太陽)は、最後に唇を閉じるかどうかで分かれます。/m/ で終わる単語は、唇を閉じたまま終えます。
試してみる:音声を聞いて、どちらの単語か当ててください
語尾の n と ng、m と n の組を、6問用意しました。音声を聞いて、聞こえた単語を選びます。答えると、2つの単語を聞き比べられます。
聞き分けクイズ
正解 0 / 6
第1問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「sing」でした
sing
/ŋ/
sin
/n/
第2問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「thin」でした
thin
/n/
thing
/ŋ/
第3問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「wing」でした
wing
/ŋ/
win
/n/
第4問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「ran」でした
ran
/n/
rang
/ŋ/
第5問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「king」でした
king
/ŋ/
kin
/n/
第6問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「sum」でした
sum
/m/
sun
/n/
6問中 0問 正解でした
聞き分けにくかった組は、自分でも言い分けられていないかもしれません。シャベリッシュでは「発せない音は、聞き取れない」という考え方で、まず音を作るところから練習します。進め方はシャベリッシュの特長で紹介しています。
M /m/ の音を含む英単語
当記事では下記のM/m/が入っている発音について解説します。※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。
【初級 /m/の発音】
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- make/meɪk/
- money/ˈmʌni/
- dream/drim/
- human/ˈhjumən/
- remember/rɪˈmɛmbər/
- married/ˈmɛrid/
- program/ˈproʊˌɡræm/
- famous/ˈfeɪməs/
- example/ɪɡˈzæmpəl/
- systematic/ˌsɪstəˈmætɪk/
- The mental program helped me make money while I pursued my dream.メンタルプログラムのおかげで、夢を追いかけながらお金を稼ぐことができました。
- Do you remember your mother’s phone number?あなたは、母親の電話番号を覚えていますか?
- She mentioned that her dream is to get married to a famous actor.彼女は、有名な俳優と結婚することが夢だと話しました。
- I was reminded of my memory of my grandmother’s gentle smile.私は祖母の優しい笑顔を思い出しました。
- Please let me know when you come to visit my home.私の家に訪ねに来るときは、教えてください。
【中上級 /m/の発音】
- document/ˈdɑkjəmɛnt/
- atmosphere/ˈætməˌsfɪr/
- mechanism/ˈmɛkəˌnɪzəm/
- imagination/ɪˌmæʤəˈneɪʃən/
- harmful/ˈhɑrmfəl/
- community/kəmˈjunəti/
- maximum/ˈmæksəməm/
- environment/ɪnˈvaɪrənmənt/
- medical/ˈmɛdəkəl/
- employer/ɛmˈplɔɪər/
- Please make sure that no animals are harmed in the making of this film.
- The medical community has been working on new mechanisms for treating mental illnesses with a focus on imagination.
- My employer cares about the medical needs of its employees and promotes a healthy work environment.
- We are making an effort to create a family atmosphere in this community.
- The emission of harmful pollutants from factories is one of the biggest environmental problems.
N /n/ の音を含む英単語
当記事では下記のN/n/が入っている発音について解説します。※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。
【初級 /n/の発音】
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- never/ˈnɛvər/
- know/noʊ/
- nothing/ˈnʌθɪŋ/
- enough/ɪˈnʌf/
- under/ˈʌndər/
- plan/plæn/
- happen/ˈhæpən/
- end/ɛnd/
- win/wɪn/
- number/ˈnʌmbər/
- Sometimes, things happen for a reason we’ll never know.時には、物事は私たちが知る由もない理由で起こるものです。
- There’s never enough time in the day to get everything done.一日のうちで、すべてをやり遂げるのに十分な時間なんてない。
- He complained that his neighbors were too noisy.彼は、隣人たちがうるさすぎると文句を言いました。
- I know nothing about marketing, but I’m learning more every day.私はマーケティングについて何も知らないが、毎日もっと勉強している。
- He doesn’t have the chance to find a job in this situation.彼はこの状況下で仕事を見つけるチャンスがありません。
【中上級 /n/の発音】
- nurture/ˈnɜrʧər/
- individuals/ˌɪndəˈvɪʤəwəlz/
- connection/kəˈnɛkʃən/
- international/ˌɪntərˈnæʃənəl/
- negotiate/nəˈɡoʊʃiˌeɪt/
- nation/ˈneɪʃən/
- mention/ˈmɛnʃən/
- handle/ˈhændəl/
- attention/əˈtɛnʃən/
- function/ˈfʌŋkʃən/
- It’s significantly important to nurture each individual’s talents and skills.
- The connection between the two countries has been strengthened by international treaties.
- We need someone who knows how to negotiate with difficult clients.
- I just want to mention that we definitely need more resources for this project.
- The company’s new campaign helped to increase their number of online sales.
NG /ŋ/ の音を含む英単語
当記事では下記のNG/ŋ/が入っている発音について解説します。※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。
【初級 /ŋ/の発音】
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- thing/θɪŋ/
- bring/brɪŋ/
- long/lɔŋ/
- singing/ˈsɪŋɪŋ/
- young/jʌŋ/
- pink/pɪŋk/
- ring/rɪŋ/
- drink/drɪŋk/
- king/kɪŋ/
- evening/ˈivnɪŋ/
- Don’t forget to bring your long coat to the evening picnic in the park.夜の公園でのピクニックには、ロングコートを忘れずに持ってきてください。
- I’ve been thinking about these things for a long time.私は長い間これらのことを考えていました。
- I like to sing along to my favorite songs while drinking.私は飲みながら好きな歌を歌うのが好きなんだ。
- It was a long and tiring day, but a pink sunset brought a smile to my face.長く疲れた一日でしたが、ピンクの夕日が私の顔に微笑みをもたらしてくれました。
- The young couple exchanged rings at their beautiful wedding.若いカップルは、美しい結婚式で指輪を交換した。
【中上級 /ŋ/の発音】
- meaningful/ˈminɪŋfəl/
- language/ˈlæŋɡwɪdʒ/
- building/ˈbɪldɪŋ/
- belonging/bɪˈlɔŋɪŋ/
- length/lɛŋkθ/
- single/ˈsɪŋɡəl/
- strength/strɛŋkθ/
- hang/hæŋ/
- angry/ˈæŋɡri/
- strongly/ˈstrɔŋli/
- The strength of the earthquake caused buildings to shake and people to hang on.
- A meaningful language can contribute to a sense of belonging.
- The single-story building is 50 meters in length.
- I felt angry at myself for making a mistake, and I strongly regretted it.
- The single most effective way to improve your writing is to read more books in the language you’re learning.
ng のあとの g を読む単語・読まない単語|singer は読まず、finger は読む
ng のつづりは、/ŋ/ で読みます。ただし、/ŋ/ のあとに g の音 /ɡ/ を続けて読む単語もあります。singer(歌手)は /ˈsɪŋər/ で g を読まず、finger(指)は /ˈfɪŋɡər/ で g を読みます。
つづりだけでは見分けにくいので、目安を3つにまとめます。
- 単語の最後の ng は、g を読みません(sing・long・thing)。
- ng で終わる単語に -er や -ing が付いた形も、g を読みません(singer・singing・hanger)。
- もとから単語の中にある ng は、g も読みます(finger・English・hungry)。比べる形の -er・-est も、g を読みます(longer・stronger・younger)。

g を読むか | つづりの形 | 単語 |
|---|---|---|
読まない | 最後が ng | sing long thing |
読まない | ng で終わる語に-er・-ing | singer singing hanger |
読む | 単語の中の ng | finger English hungry |
読む | 比べる形の-er・-est | longer stronger younger |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- sing
- long
- thing
- singer
- singing
- hanger
- finger
- English
- hungry
- longer
- stronger
- younger
この記事の中上級の単語にも、両方が入っています。language・single・angry は、g を読みます。building・belonging・meaningful は、g を読みません。
カタカナで「シンガー」「ロング」と書くと、最後にグの音を足したくなります。singer や long は、舌の奥を上げたまま鼻から音を出し、g を足さずに終えます。
こうした細かい音は、自分では合っているかどうかを確かめにくいものです。受講生の中にも、同じところでつまずいた人がいます。
古庄さんは受講前、本や YouTube で半年ほど発音を独学していました。ただ、自分の発する音が本当に合っているかは、分かっていなかったそうです。レッスンでは発音記号から始めて、細かい子音と母音を学びました。うまく発音できていない音は、その場で指摘してもらったと話しています。
古庄さん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む
定年退職後に英語を始めた仮屋さんは、最初、CD のネイティブ音声を聞いても、何を話しているのか全く聞き取れませんでした。レッスンを重ねて、自分で発音できる音が増えていくと、聞き取れなかった英語が少しずつ聞き取れるようになったと話しています。
仮屋さん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む
singer と finger の違いは、文字を見れば分かります。ただ、会話の速さでは g の有無を聞き分ける時間がありません。まずは表の単語を、音声に続けて声に出し、g を足すかどうかを口で覚えてください。
n と ng を言い分けたいなら、日本人コーチ×外国人講師のW体制で教える英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。子音は、日本語16種に対し、英語は24種です。日本語に存在しない子音を、口の形から作り直します。
音を出す土台の作り方について詳しく知りたい方は、こちらから特長をご覧ください。口の開け方、舌の位置、息の使い方を整える「発声法」など、音を分解して鍛える9つの学習項目を紹介しています。
英語の発音の練習方法
英語の正しい音を習得するには、以下のステップがあります。

まずは正しい音を理解する
ネイティブの英語を何度聞いても分からなかったのに、テキストで見ると意外と簡単なことを言っていて拍子抜けしたことはありませんか?
見ればわかるはずの英語が聞こえない理由は明確で、正しい音を発することができていないからです。
人間の脳には「発音できない音は聞こえない」という特性があります。日本語にはない英語の音は、脳が雑音と理解してしまうため入ってこないのです。
英語と日本語の発音の違いと正しい発音の仕方を理解することが、リスニング力の大幅な向上の近道になります。

とにかく発声練習をする
音を理解したら、発音の反復練習が欠かせません。日本語でも同じですが、子どものころに発音しづらかった言葉も何回も発話することによって正しく発音することができるようになります。
最初は言いなれない英単語でも、スムーズに発音できるまで繰り返し練習しましょう。
/m/・/n/・/ŋ/ は、最後の音だけが違う3語を続けて言うと、口の中で閉じる場所の違いが分かります。次の3語を、音声のあとに続けて声に出してみてください。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- sum/m/唇
- sun/n/舌先
- sung/ŋ/舌の奥
最後の音を「ンー」と伸ばしたまま、唇を閉じる、舌先を付ける、舌の奥を付ける、の3つを切り替えてみてください。スマートフォンで録音して、お手本と続けて聞くのも効果的です。
第三者にフィードバックをもらう
発音を上達させるためには第三者からどこが間違っているかを指摘してもらうことも近道です。一人で発音の練習をしていても自分の間違いに気づくことはとても難しいものです。さらに、間違った発音方法が一度身についてしまうと改善に時間がかかってしまいます。
自分の語尾の n と ng が相手にどう聞こえているかを確かめながら練習したい方へ。英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。受講中は、録音した発音は、日本人コーチと外国人講師が聞いてアドバイスします。
無料カウンセリングについて詳しく知りたい方は、こちらからご覧ください。英文の例題を聞いて聞き取れない理由を知り、自分に合う学習の方法を相談できます。
第三者に自分の発音を客観的に指摘してもらうことで改善点が明確になり、より早く上達させることができます。
子音24を口の形から作り直す英語コーチング「シャベリッシュ」

シャベリッシュは、ビジネスのための英語コーチングです。商談・交渉・プレゼンなどで、自然な会話ができることを目指します。公式サイトの言葉では「最短2ヶ月からの完全トークトレーニング」です。
「発せない音は、聞き取れない」という考え方から、練習を、音を作る、反射に変える、実戦で仕上げる、の3つのステップで進めます。
最初の音を作る段階では、母音15・子音24の音と、リンキング(音のつながり)やリダクション(音の脱落)などの音の変化を練習します。公式サイトによると、子音は日本語の16種に対し、英語は24種です。この記事の /n/ と /ŋ/ のように、日本語では「ん」1つで済ませている音も、英語では別の音として言い分けます。
専用の教材と外国人講師のレッスンで、音を直しながら進めます。日本人コーチと外国人講師のW体制で、毎週の練習に伴走します。音の練習の進め方は、シャベリッシュの特長で詳しく紹介しています。
体験談で紹介した古庄さん・仮屋さんのように、受講した方の体験は、受講生の声で読めます。受講前と受講後の話し方の変化は、公式サイトのトップページの動画で聞き比べられます。
英語「M」「N」「NG」の発音に関するよくある質問
Qなぜ発音から学ぶことが英語学習の最短距離なのですか?
正しい発音を学ぶことで、「話す」「聞く」「読む」「書く」の4つのスキルの上達を加速させるからです。英語を話す相手が聞き取りやすく、正確な発音で発話することで、コミュニケーションがスムーズになります。また、英語の正しい発音を理解することで、英語を聞き取る能力が向上します。逆に自分が発音できない音は聞き取ることができません。更に、正しい発音学習は、単語やフレーズなどの語彙習得の定着や文法理解の向上にもつながります。
Qアメリカ英語の発音を基準としているのはなぜですか?
世界基準としてのアメリカ英語を学ぶことで、その他の英語アクセントへ応用する際の基礎になるためです。世界中にはさまざまな英語が存在しています。ただ、アメリカ英語はビジネスや教育現場で最も使われているアクセントの1つであり、アメリカ英語の発音が世界基準と認識されています。
Q英語の発音を独学するのは難しいですか?
一般的に母国語以外の言語の発音を習得することは、難しいとされています。特に英語と日本語では、母音や子音の数やそれらの発声方法が大きく異なります。そのため、正しい英語発音の習得には、「正しい学習方法」と「多くの時間」が必要となります。また、自分一人で発音の間違いに気づくことは非常に難しく、第三者からの専門的かつ適切なフィードバックをもらうことが必要不可欠となります。
Q正しい発音はどれくらいの期間で身につきますか?
英語発音の習得の速さには個人差があります。ただ、十分な学習時間と正しい学習方法で取り組むことによって、数ヶ月から数年程度で正しい発音を身につけることができます。しかし、よりネイティブに近い発音を習得するためには、継続的な努力と練習が必要です。また、英語話者とのコミュニケーションや、実際に話す環境での練習が必要です。
Q英語の M・N・NG は、どう発音しますか?
3つとも、口の中のどこかを閉じて、鼻から音を出します。/m/ は上下の唇を閉じ、/n/ は舌先を上の歯茎の裏に付け、/ŋ/ は舌の付け根を上あごの奥に付けて出します。
Qn と ng の違いは何ですか?
最後に口の中を閉じる場所です。n は舌先を上の歯茎の裏に付け、ng は舌の付け根を上あごの奥に付けて終えます。sin と sing、thin と thing は、この違いだけで別の単語になります。
Q日本語の「ん」と英語の /n/ は同じ音ですか?
同じとは限りません。日本語の「ん」は、後ろに来る音によって /m/・/n/・/ŋ/ に近い音に変わります。ほん・ぱんのような語尾の「ん」は舌先を付けずに終わるため、英語の pen や plan は、最後に舌先を歯茎に付けて終えます。
Qng のあとの g は読みますか?
単語によります。sing や long のように最後が ng の単語は、g を読みません。singer や singing のように、-er・-ing が付いた形も同じです。finger・English・hungry のように単語の中にある ng は、g も読みます。longer・younger のような比べる形も、g を読みます。
Qthink の n は、なぜ /ŋ/ で読むのですか?
次の k が、舌の奥を上げて出す音だからです。k の前の n は、舌の奥を上げた形のまま /ŋ/ で読みます。pink・drink・bank も同じです。
Qm で終わる単語を言うコツは何ですか?
唇を閉じたまま終えることです。time や home を「タイム」「ホーム」のように読むと、最後に「ウ」の母音が付きます。/m/ で唇を閉じたら、母音を足さずに終えてください。
M・N・NG の音を会話で使う工夫|遅くして聞く・録音で比べる・話す場を決める
ここまでで、/m/・/n/・/ŋ/ の出し方と、語尾の n と ng の違いを見てきました。ng のあとの g の読み方も、単語の音声で確かめました。ただ、単語で言い分けられても、会話の中で聞き取れたり使えたりするとは限りません。ここでは、鼻の音を会話で使うための工夫を3つ紹介します。どれも、発音メディアのほかの記事で紹介している方法です。

語尾の n と ng が聞き取れないなら、その部分を遅くして聞く。お手本に合わせて口で再現する。
たとえば、この記事の /n/ の初級の例文の1つ目に、things が出てきます。この things の語尾は、どう聞こえたでしょうか。「I know nothing about marketing」の nothing も同じです。最後が /n/ か /ŋ/ かは、聞いただけでは分からないことがあります。
そんなときに「遅くして聞く」と、単語がどうつながっているのか、どこで音が消えているのかが見えてきます。聞き取れなかった所を、自分の口で音として確かめておくと、それが聞き取るときの基準になるためです。
同じ音声を何度も聞き流すのと違って、この方法では、聞き取れなかった1文だけを取り出して確かめます。手順は3つです。
- 聞き取れなかった文のスクリプト(字幕)を見て、知らない単語だったのか、知っている単語だったのかを確認します。知らない単語なら、覚えるだけで済みます。
- 知っている単語だったら、その部分の音声を0.75倍速や0.5倍速に遅くします。単語のつながりや、消えている音を確かめます。
- お手本の音声を聞きながら、自分の口でその1文を再現します。お手本に続いて話す「シャドーイング」や、音声と一緒に話す「シンクロリーディング」がここに当たります。
再現するときは、正確さより、リズムと音のつながりを真似ることを優先します。things を遅くして聞けば、舌先が上がらず、舌の奥を上げたまま s につながっていることが分かります。遅くして確かめる手順は、英語が聞き取れないの記事で紹介しています。
sin と sing を言い分けられているか分からないなら、今日の英語を録音しておく。2週間後に録り直して比べる。
たとえば、sin と sing、thin と thing を毎日言い比べていたとします。録音を残していなければ、言い分けが上達したのかを確かめられません。手応えのないまま練習を続けるうちに、この練習に意味があるのかと迷い始めることもあります。
そんなときに「録音」を残すと、テストの点数には表れない変化を、自分の耳で確かめられます。デジタルマーケティング会社を経営する寺倉さんは、自分の英語のトークを逐一録音し、2週間前の録音と比べてみました。すると、想像以上に違いがあり、変化を知ることが面白くなったと話しています。
点数で上達を測るのと違って、この方法では、自分の声の変化そのものを物差しにします。手順は3つです。
- 今日の時点の自分の英語を、録音して残しておきます。
- 2週間たったら、同じ英語をもう一度録音し、2つを聞き比べます。
- 録音やシャドーイングを音声自動入力にかけ、言いたかった単語のとおりに文字起こしされるかを見ます。
3つ目を入れるのは、機械は文脈から言葉を補ってくれないためです。ベンチャーキャピタル代表の林さんは、TEDトークのシャドーイングを音声自動入力にかけました。正確に文字起こしされたときに「俺の英語通じる!」と自信が持てたそうです。thing と言ったのに thin と出たなら、語尾で舌先が上がっているかもしれません。録音で変化を確かめる方法は、経営者の英語の記事で紹介しています。
一人の練習だけで終わっているなら、話す場を1つ決める。曜日と時間を固定して続ける。
たとえば、例文の音声に続けて、long や evening を言えるようになったとします。それでも一人の練習では、会話の中で使えているかまでは分かりません。時間の少ない社会人の独学は、どうしても聞く・読むといったインプット中心になります。
そんなときに「話す場」を1つ決めておくと、練習した音を、相手のいる会話で試せます。インプットに偏るのは意志の問題ではないため、予定で解決するのが確実です。
音読や独り言を一人で続けるのと違って、この方法では、相手の反応を含めた練習ができます。決め方は3つです。
- 週1回のオンライン英会話や月2回のグループレッスンのように、話す場を1つ決め、曜日と時間を固定します。短くても20分、できれば30分以上を確保します。
- その場では、独学で積んだ表現を意識して使います。参考書で学んだ表現や、教材で覚えたフレーズを、実際に口に出します。
- 話していて詰まった箇所や、言えなかった表現を、次の独学の課題にします。
頻度を上げることより、決めた場を欠かさないことを優先します。その週に練習した thinking や long を会話で1回使い、言いにくかった単語を次の週の独学に回すと、話す場と独学がつながります。話す場の決め方は、社会人の英語独学の記事で紹介しています。
まとめ|英語の M・N・NG は鼻から出し、口の中を閉じる場所で言い分ける
何度も練習することによって正しく発音ができるようになります。
/m/・/n/・/ŋ/ は、3つとも鼻から出す音で、唇・舌先・舌の奥のどこを閉じるかが違います。3つの音は、日本語の「ん」でも出しています。まずは、語尾の n と ng の言い分けと、ng のあとの g を読むかどうかを確かめてください。まずは、この記事の聞き分けクイズで、sin と sing を聞き分けられるかを試してみてください。
シャベリッシュは、「発せない音は、聞き取れない」という考え方で練習を組む英語コーチングです。日本人コーチと外国人講師の2人が、毎週の練習を一緒に見直します。無料カウンセリングでは、英文の例題を1つ聞き、聞き取れない理由を担当者が説明します。そのうえで今の英語のレベルを確かめ、自分に合う学習の方法を相談できます。予約は30秒で完了します。無料カウンセリングを予約する

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