英語の発音を良くする方法|通じない原因と、毎日できる練習4ステップ

英語が通じない原因は、音・強弱・つながりのどこかにあります。発音の5つの基本ルールと、音を作る・同時に読む・録音して比べる・文で読む、毎日できる練習の4ステップを解説します。
英語の発音は、次の4ステップの順に練習すると良くなります。
- 日本語にない音を、口の形から1つずつ作る
- お手本の音声と同時に、声に出して読む
- 自分の声を録音して、お手本と聞き比べる
- 単語から文へ広げ、強弱と音のつながりを足す
この記事では、英語の発音ルール5つと発音記号40個を、音声付きで解説します。4ステップのやり方と1日10分の練習メニューは、毎日できる発音練習の4ステップの章で紹介します。
本題の前に、3問
この英語は、実際にはどう聞こえるでしょう。
近いと思う聞こえ方を押すと、答えと音声が出ます。
I don't know.
強く読むのは、別の音節でした
アイ·ドント·ノウ・アイ·ドン·ノウ(2つ目を強く読む)
part of a challenge
強く読むのは、別の音節でした
パート·オブ·ア·チャレンジ・パートヴァ·チャレンジ(2つ目を強く読む)
water(アメリカ英語)
強く読むのは、別の音節でした
ワーラー・ウォーター(1つ目を強く読む)
解説
3問とも、文字から思い浮かべる読み方と、実際の音が違いました。このずれが、英語が通じにくい原因にも、聞き取りにくい原因にもなります。ずれ方の決まりは、この記事の「英語の発音ルール」の章で解説しています。

4ステップの練習を、コーチと講師のアドバイスで続ける
自分の録音をお手本と聞き比べても、どこが違うかはなかなか分かりません。シャベリッシュでは、録音した発音は、日本人コーチと外国人講師が聞いてアドバイスします。
英語が通じない原因は、音・強弱・つながりのどこかにある
発音を直す前に、自分がどこでつまずいているかを確かめます。原因によって、練習を始めるステップが変わるためです。次のうち、当てはまるものを押してください。
単語を1つずつ言っても、聞き返されることが多い
原因は「音」です。ステップ1から始めてください。
日本語にない母音や子音を、日本語の近い音に置き換えている可能性があります。たとえば right と light の違いは、r と l の音だけです。
- right/r/
- light/l/
単語は通じるのに、文で話すと伝わりにくい
原因は「強弱」です。ステップ4の強弱から始めてください。
英語は、強く読む所と弱く読む所の差で意味を伝えます。全部の単語を同じ強さで読むと、どこが大事かが相手に伝わりません。
ゆっくりなら聞き取れるのに、普通の速さだと聞き取れない
原因は「つながり」です。ステップ4のつながりから始めてください。
英語は、単語と単語がつながったり、音が消えたりします。I don’t know. は「アイ・ドント・ノウ」ではなく、「アイ・ドン・ノウ」のように聞こえます。
- I don't know.

4つのステップのやり方は、毎日できる発音練習の4ステップの章で紹介します。
英語の発音を良くするために必要なこと
まず、英語の発音を良くするためには、「正しい知識を習得し、正しい方法で練習する」ことが重要です。具体的には、以下のポイントを押さえて学習を進めていきます。
- 目指すべき英語の発音を知る
- 英語の発音ルールを覚える
- 声に出して練習し、自分のものにする
1. 世界で話される多様な英語の発音に触れる
第一に、世界ではさまざまな英語が話されており、正しい英語の発音なるものが明確に定義されているわけではないことを理解しておきましょう。
世界には英語を実用的に使用している人が15億人もいるといわれています。そのうち英語を母国語とするネイティブ話者は約3億8000万人ほどです。
なんとなくネイティブ=アメリカ英語 or イギリス英語と想像されがちですが、実は、英語を母国語としている国は何十か国とあります。出身国が違えば、ネイティブ同士でも発音の癖の違いで、慣れるまでお互いの英語が聞き取れないこともあるようです。
また、訪問する国・地域にもよりますが、ビジネスシーンではネイティブよりも非ネイティブと話す機会が多くあります。実際の現場で使われている英語は、必ずしも教科書やリスニング教材に収録されているような綺麗な英語ではありません。
これを念頭に置きつつ、日頃から多様な英語に触れましょう。その中でも目指したい英語の発音、誰にでも伝わりやすい発音がどういったものかに着眼してみるといいでしょう。
2. 英語の発音ルールを正しく学ぶ
世界に多様な英語があるとして、「正しい英語の発音って何?」「何を手本に練習すればいいの?」と混乱してしまうかもしれません。
実は、さまざまな英語が飛び交う中でも、共通する基本の発音ルールがあります。国や地域によって差はあるものの、共通する基本ルールはあります。それを押さえておけば、個性として癖や訛りがありつつも、きちんと相手に伝わる発音で通じる英語を話すことができます。
詳しくは後述しますが、ヨーロッパ言語グループに属する英語の発音ルールは、日本語にはない音やリズムに由来するものが多いです。これが、私たち日本人にとっての大きな学習ハンデとなっています。だからこそ、学習初期から意識的に英語の発音ルールを学び、習得する必要があります。
学習の初めに音とリズムから固めるなら、英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。最初の「音の習得」で、英語特有のリズムと発音を学び、伝わる発音を身につけます。
学ぶ順番について詳しく知りたい方は、こちらから月ごとのステップをご覧ください。学習が「音の習得」から始まり、「発話瞬発力の強化」へと進む流れを紹介しています。
3. 声に出して発音練習する
英語の発音に対して理論的な知識があるのと、自分の口でその音を発音できるかは別問題です。英語の発音に必要な口元の形状や舌の位置などを再現するには、実際に声に出して練習する必要があります。そうして、口元の形状や舌の位置、動作を身体に定着させなければなりません。
日本語と英語では、英語の方が圧倒的に音の種類が多く、また声の出し方も大きく異なります。そのため、長年日本語に慣れ親しんできた私たちは、英語を正しく発音しようとすると、普段使わない唇や顔の筋肉を動かすことになります。
最初は思い通りに口の形を作れない…舌がもつれてしまう…といった状態になるのも無理はありません。筋肉が発達するまでコツコツ練習していれば、力まずにできるようになります。自分で英単語やフレーズを何度も声に出してトレーニングを継続しましょう。
英語の発音ルールとは?正しく伝える5つの基本|アクセント・リンキング・リダクション・フォーカスワード・アメリカ英語のt
以下、言いたいことを英語で正しく伝えるために押さえておくべき5つの発音ルールを解説します。
- ストレスを置かれた音節は強く発音する(単語のアクセント)
- 単語と単語を連結して発音する(リンキング)
- 単語にもともとある音を発音しない(リダクション)
- 重要な単語を強く長く発音する(フォーカスワード)
- 特徴的な音声変化をするアメリカ英語の/t/(フラッピングなど)
英語の発音には、国や地域ごとに異なる細かい癖なども含めると、さまざまなルールが存在します。ここでは、その中でも知らないと聞き取ることが難しい発音ルールを抜粋しました。非ネイティブでも流暢な話者であれば、当然のように使う傾向にある代表的なルールです。
1. ストレスを置かれた音節は強く発音する(単語のアクセント)
英語には、単語の特定の音節にストレスを置いて強く発音する「単語のアクセント」があります。このアクセントの位置(ストレスを置く音節)を間違えると、単語によっては聞き取ってもらえません。別の意味の単語として受け止められることもあります。
たとえば、”object” という単語を見てみましょう。”OB-ject [ɑ́bdʒekt]”と最初の音節にストレスを置くと、「物」という名詞になります。一方、”ob-JECT [ɑbdʒékt]”と2番目の音節にストレスを置くと、「反対する」という動詞になってしまいます。
このように、ストレスの位置は単語によって異なり、意味を区別する役割も果たします。そのため、英語では正しい単語のアクセントを押さえることは極めて重要です。
2. 単語と単語を連結して発音する(リンキング)
英語には、複数の単語の組み合わせや英文を読む際に、単語と単語をつなげて発音する「リンキング(連結)」というルールがあります。
たとえば、”part of a challenge”というフレーズは、一語ずつ「パート・オブ・ア・チャレンジ」とは発音されません。”part” の語尾の子音 ”t” と、次の語の ”o” が連結します。さらに ”of” の語尾の ”f” とその次の語の ”a” がくっついて「パートヴァ・チャレンジ」のように発音されます。

一度、このルールを意識しながら英語音声を聞いてみましょう。英単語は子音で終わることが多いこともあり、リンキングを頻繁に確認できるはずです。
3. 単語にもともとある音を発音しない(リダクション)
英語は、会話のスピードやリズムを整えるために、単語にもともとある音が、文の中で一部省略されたり弱化されたりすることがあります。
たとえば、よく聞く ”I don’t know.” というフレーズでは、”don’t” の語尾の ”t” は発音されません。「アイ・ドン・ノウ」のように発音されますよね。子音の中でも破裂音(/t/, /d/, /p/, /b/, /k/, /g/)は、音の脱落が起こります。
次の文は、子音脱落の例です。If you need help with the project, you could talk to him.
押すと例文が流れます。太字の音が弱くなるか、消えるところを聞いてみましょう。
- If you need help with the project, you could talk to him.
ほかにも、“want to” → “wanna” のように、話す際に助動詞や否定語を短縮して発音することがあります。機能語(前置詞、代名詞、接続詞、助動詞、冠詞、数詞など)の音を一部省略して、弱く発音することもあります。
リダクションに関する詳細なルールや例題はリダクションの記事でも解説しています。
4. 重要な単語を強く長く発音する(フォーカスワード)
英語では、文の中で特に強調したい単語やフレーズ(フォーカスワード)を、他の単語よりも強く長く発音します。これにより、聞き手はその単語の重要性を理解しやすくなります。
たとえば、”I GOT a new JOB.”では、意味を決める重要な単語 ”got” と “job” がフォーカスワードです。この2語が、強く長く発音されます。
ただし、相手に自分が失業中だと思われていて、直前で話が嚙み合っていないこともあります。「(違う違う、)新しい仕事だよ!」と言いたい場合です。このように、文脈上で話し手が ”new” を強調したい場合は、”I got a NEW job.”と発音されることもあります。
日本語でも少し大袈裟ですが「それ、ほんっっっっとうに好きなんです!」と強調して表現することがあると思います。その場合、英語でも ”I REALLY like it!” の ”really” の部分を、強く長く発音します。“reaaaaaally” のような発音です。
日本語では特に強調したい時にわかりやすい強勢を入れます。一方、英語では英文ごとにフォーカスワードがあることが多く、独特のリズムで読まれることに注意しましょう。
5. 特徴的な音声変化をするアメリカ英語の/t/(フラッピングなど)
アメリカ英語に限っての話ですが、/t/の音を含む単語には、特徴的な /t/ の音で発音されるパターンがいくつかあります。
パターンの一つがフラッピングです。/t/ の直前にアクセントが置かれている場合など、特定の状況下で /d/の音のように発音される /t/ があります。たとえば、“water” は、「ワーラー」や「ワーダー」のような発音に、また”city” は、「シリィ」「シディ」のような発音になります。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- water[ˈwɔtər]
- city[ˈsɪti]
他にも、息を止めて音を飲み込んだように /t/ の発音が消える、グロッタルストップがあります。これは、”written”のように、/t/ の後ろに /n/ の音が来る場合に起こります。
- written[ˈrɪtən]
- important[ɪmˈpɔrtənt]
イギリス英語では、通常フラッピングは起こらず、/t/ははっきりと発音されることが多いです。アメリカンTについては英語の発音ルールの記事で詳細にまとめています。
以上のような発音ルールを理解し、自身でも実践することで、自然な英語の発音とリズムを習得することができます。
英語の発音記号を理解しておくことも上達の早道
先ほどご紹介した発音ルールにある英文中の音声変化を除き、英単語は、基本的に「発音記号(国際音声記号IPA)」に即して発音されます。
英語の音は、耳から学ぶこともできるため、発音記号を覚えることは必須というわけではありません。ただし、英語には日本語にはない音が多くあります。日本語の音に慣れ過ぎている私たち日本人は、一つひとつの発音記号を学び習得しておくことを推奨します。
発音記号とは?
発音記号とは、英単語の発音を正確に表す記号です。英語の音の最小単位とも言え、知らない単語でも発音記号に沿って読めば正しく発音できます。日本語で言うところの漢字のふりがなのようなものです。
発音記号を覚えることの重要性
英語の発音記号を覚えること自体は、発音の上達に直結するわけではありません。ただ、発音記号を意識して発音学習を続けると、以下のような点でも非常に役立ちます。
ネイティブとのスムーズな意思疎通
まず、発音記号を活用して国際基準の発音を習得することで、ネイティブスピーカーとの意思疎通も英語でスムーズに行えるようになります。
ネイティブには、カタカナ発音や単語を並べただけの英語はほぼ通じません。自分たちが話している英語とかけ離れた音、また普段自分たちが発音しない音を意味のある英語として聞き取れません。これは、日本人でも英語話者でも同じです。
カタカナ英語やブロークンイングリッシュでも通じたという経験談もあるようですが、それは相手が日本人が話す英語の癖を理解している場合に限ります。
非ネイティブの英語話者は、英語の音の多様性に慣れています。また、自分がそうであるように、相手にもアクセントがあることを前提に構えています。そのため、なんとか理解してもらえることもあります。しかし、やはり聞き手に負担がかかり、時に誤解を招くこともあるため、正しく標準的な発音を身につけておくべきでしょう。
リスニング力の飛躍的な向上

言語学習には、「人は自分が発音できない音を聞き取れない」というセオリーがあります。たとえば、日本人にとって、英語の「L」と「R」の音を正確に聞き分けて発音するのは難しいことです。これは、それらの2音を区別する音素が日本語に存在しないためです。
一方で、英語の個々の音素を正確に発音できるようになると、リスニング力は飛躍的に向上します。自分で英語を発音することで、単語の正しい発音やストレスのパターン、音声変化など、英語特有の音やリズムを身をもって理解できるはずです。
試してみる:音声を聞いて、どちらの単語か当ててください
日本語にない音の組を、6問用意しました。音声を聞いて、聞こえた単語を選びます。答えると、2つの単語を聞き比べられます。
聞き分けクイズ
正解 0 / 6
第1問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「lock」でした
lock
/l/
rock
/r/
第2問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「very」でした
very
/v/
berry
/b/
第3問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「mouth」でした
mouth
/θ/
mouse
/s/
第4問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「work」でした
work
/ǝ:r/
walk
/ɔ:/
第5問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「bag」でした
bag
/æ/
bug
/ʌ/
第6問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「feel」でした
feel
/i:/
fill
/i/
6問中 0問 正解でした
聞き分けにくかった組は、自分でも言い分けられていないかもしれません。シャベリッシュでは「発せない音は、聞き取れない」という考え方で、まず音を作るところから練習します。進め方はシャベリッシュの特長で紹介しています。
英語学習の効率化

正しい発音の習得は、言語の実用4技能すべてに影響を与え、全体の学習効率を高めます。発音学習でもっとも直接的に効果が見られるのはスピーキングですが、上述したように、リスニング力の向上にも重要な役割を果たします。
さらに、正しいアウトプットを行うには、大量のインプットが欠かせません。リスニングで培った自然な表現を使ってライティングを行うことができます。また、発音の知識は単語のスペリングを正しく記憶するのにも役立つでしょう。
リーディングでは、意味のまとまりを意識して英文を読んでみましょう。たとえば、”I went to the office / to meet him.” といった区切りをつけることができます。このまとまりは、フォーカスワードが軸とされています。英語の発音知識を身につけておくことで、英文をどこで分ければいいかが感覚的にわかるようになります。
このように、正しい発音の習得は、英語学習全体の土台作りとも言え、「読む・書く・聞く・話す」の英語の4技能全てを底上げする効果があるのです。
英語の発音記号一覧|発音のコツを音声付きで解説
以下、英語の発音記号全40種(母音16音・子音24音)を、すべて音声付きで解説します。多いと感じるかもしれませんが、日本語に存在する音や近い音、有声音と無声音のペアで覚えられる子音もあって、意外と一気に覚えられます。すでに習得済みの音はスキップしてもらって大丈夫です。
母音16音
日本語の母音は、「あ・い・う・え・お」の5つしかありませんが、英語には合計16個の母音があり、下記の3つのグループに分類することができます。
- 短母音:短く発音する母音
- 長母音:長く伸ばして発音する母音
- 複合母音:複数の母音を組み合わせて発音する母音
短母音 | 長母音 | 複合母音 |
/æ/(例:apple [æpl]) /ʌ/(例:up [ʌp]) /ɑ/(例:want [wɑnt]) /ǝ/(例:support [səˈpɔrt]) /ɪ/(例:finish [ˈfɪnɪʃ]) /ʊ/(例:book [bʊk]) /ɛ/(例:bed [bɛd]) | /i:/(例:sleep [sliːp]) /u:/(例:food [fuːd]) /ɔ:/(例:talk [tɔ:k]) /ǝ:r/(例:leader [ˈlidər]) | /aɪ/(例:time [taɪm]) /aʊ/(例:how [haʊ]) /eɪ/(例:say [seɪ]) /ɔi/(例:boy [bɔɪ]) /oʊ/(例:know [noʊ]) |
短母音/æ/
日本語の「ア」と「エ」の中間のような音です。軽く顎を下げて唇を左右に広げて開け、音を喉の奥で響かせます。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- chance[ʧæns]
- afternoon[ˌæftərˈnun]
短母音/ʌ/
日本語の「ア」に近い音です。口を大きく開けすぎず、軽く顎を下げて短くはっきり発音します。
- but[bʌt]
- come[kʌm]
短母音/ɑ/
日本語の「ア」と「オ」の中間のような音です。 口を大きく開け、 唇を少し丸めます。
- not[nɑt]
- want[wɑnt]
短母音/ǝ/
強いて言えば、「ア」「ウ」「エ」「オ」の中間のような音ですが、日本語のどの母音ともつかない曖昧な発音です。口を少しだけ開けて力を抜き、そのまま喉の奥から空気を出します。
- office[ˈɔfəs]
- listen[ˈlɪsən]
短母音/ɪ/・/i/
日本語で言うと「イ」と「エ」の間のような音です。唇を軽く横に広げて、顎も軽く下げ、 短めに発音します。
- give[ɡɪv]
- decide[ˌdɪˈsaɪd]
短母音/ʊ/・/u/
少し「オ」に近い「ウ」の音です。日本語の「オ」の形をイメージしながら唇を丸めて、短めに発音します。
- good[ɡʊd]
- woman[ˈwʊmən]
短母音/ɛ/・/e/
日本語の「エ」に近い音です。軽く顎を下げながら口を開けて発音します。
- tell[tɛl]
- next[nɛkst]
長母音/i:/
日本語の「イ」に近い音です。唇を横に引っ張るように開き、長めに発音します。
- leave[liːv]
- feel[fiːl]
長母音/u:/
日本語の「ウ」に近い音です。唇をしっかり丸めて前に突き出し、長めに発音します。
- school[skuːl]
- group[ɡruːp]
長母音/ɔ:/
少し日本語の「ア」に近い「オ」のような音です。日本語の「オ」より少し口を縦に大きく開きます。そして舌の付け根に少し力を入れ、顎を固定したまま発音します。
- call[kɔl]
- already[ɔlˈrɛdi]
長母音/ǝ:r/
/ǝ:r/は日本語にない発音です。少し開いてアヒル口のような形をとり、舌先を少し丸めてスプーン状にして舌の側面を上顎に沿わせながら、喉の奥の方向にスライドしていきます。
- dinner[ˈdɪnər]
- learn[lǝrn]
複合母音/aɪ/・/ai/
日本語でいうと「アーェ」のような音です。強く長めに日本語の「ア」を発音しながら徐々に顎を閉じて弱く短い「ェ」に移行していきます。
- buy[baɪ]
- light[laɪt]
複合母音/aʊ/
日本語の「アーゥ」のような音です。強く長めの「ア」から、顎を閉じて弱く短い「ゥ」の音を、流れるようにつなげて発音します。
- house[haʊs]
- down[daʊn]
複合母音/eɪ/・/ei/
日本語の「エーィ」のような音です。唇を少し大きく開いて、強く長く「エ」を発音しながら、徐々に顎を閉じて弱く短い「ィ」になるよう、なめらかにつなげます。
- famous[ˈfeɪməs]
- train[treɪn]
複合母音/ɔɪ/・/ɔi/
日本語の「オーェ」のような音です。口を大きめに開いて長めに「オ」を発音し、徐々に顎を閉じながら弱く短い「ェ」へと移行します。
- join[ʤɔɪn]
- oil[ɔɪl]
複合母音/oʊ/
日本語の「オーゥ」のような音です。唇を丸めて強く長めに「オ」を発音したのち、軽く顎を閉じながら弱い「ゥ」へと移行します。
- slow[sloʊ]
- over[ˈoʊvər]
子音24音
子音は、大きく「有声子音」と「無声子音」に分けられます。無声音は息(空気)だけで音を作り、有声音は息の音に加えて喉から声も出して発音します。
無声子音 | 有声子音 |
/k/(例:scared [skɛrd]) | /g/(例:graduate [ˈɡræʤuɪt]) |
/s/(例:success [səkˈsɛs]) | /z/(例:magazine [ˈmæɡəˌzin]) |
/ʃ/(例:chef [ʃɛf]) | /ʒ/(例:genre [ˈʒɑnrə]) |
/m/(例:remember [rɪˈmɛmbər]) /n/(例:happen [ˈhæpən]) /ŋ/(例:king [kɪŋ]) | |
/tʃ/(例:coach [koʊʧ]) | /dʒ/(例:general [ˈʤɛnərəl]) |
/h/(例:downhill [ˈdaʊnˈhɪl]) | |
/p/(例:workplace [ˈwɜrkˌpleɪs]) | /b/(例:absent [ˈæbsənt]) |
/f/(例:different [ˈdɪfərənt]) | /v/(例:available [əˈveɪləbəl]) |
/r/(例:error [ˈɛrər]) | /l/(例:able [ˈeɪbəl]) |
/t/(例:target [ˈtɑrɡət]) | /d/(例:document [ˈdɑkjəmɛnt]) |
/θ/(例:thorough [ˈθɜroʊ]) | /ð/(例:smooth [smuð]) |
/j/(例:yesterday [ˈjɛstərˌdeɪ]) /w/(例:twice [twaɪs]) |
以下、口元の形状はほぼ同じで、有声音と無声音に分かれる音を合わせて紹介します。
/k/ と /g/
口の形は日本語の「ク・グ」と同じく、喉を意識して舌の付け根を上げ、瞬間的に破裂させる音です。/k/は息だけで破裂させ、/g/は息だけでなく声もはじき出します。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- cover[ˈkʌvər]
- grow[ɡroʊ]
/s/ と /z/
上下の歯の隙間から「スーッ/ズーッ」と勢いよく摩擦させる音です。上下の歯をくっつけ、舌はフラットな状態で、/s/は歯の隙間から息を強く出し、/z/は息だけでなく声もはじき出します。
- system[ˈsɪstəm]
- zero[ˈzɪroʊ]
/ʃ/ と /ʒ/
口の形は日本語の「シュ」「ジュ」と同じです。/ʃ/は息を吐くだけで「シ」のような発音をし、/ʒ/は喉から音を響かせて「ジ」のような発音をします。
- push[pʊʃ]
- usually[ˈjuʒəwəli]
/m/ と /n/ と /ŋ/
「ンー」とハミングするイメージで鼻から息を抜けるような有声音です。
/m/は、両唇を強めに閉じ、鼻から息を抜くように「ンー」とハミングしながら軽く口を開けます。
- money[ˈmʌni]
- human[ˈhjumən]
/n/は、舌先を歯茎の裏に付け、鼻から息を抜くように「ンー」とハミングしながら歯茎の裏から舌を離します。
- know[noʊ]
- plan[plæn]
/ŋ/は、軽く口を開いて舌の付け根を上げ、音の響きを鼻で感じながら、鼻から息を抜くように「ンー」とハミングします。
- young[jʌŋ]
- drink[drɪŋk]
/tʃ/ と /dʒ/
日本語の「チュ」の口の形をとります。舌は口の天井についた状態で唇を丸めたまま摩擦させます。/tʃ/は息だけで「チ」のような発音、/dʒ/は喉から音を響かせて「ジ」のような発音をします。
- watch[wɑʧ]
- large[lɑrʤ]
/h/
口を軽く開け、喉の奥から勢いよく息を出します。口の奥に息を当てるイメージです。
- clubhouse[ˈklʌbˌhaʊs]
- hot[hɑt]
/p/ と /b/
両唇を付けて軽く巻き込み、そして瞬間的に破裂させます。/p/は息を吐くだけで、/b/は破裂と同時に喉で音を震わせます。
- price[praɪs]
- break[breɪk]
/f/ と /v/
前歯を下唇の少し内側につけ、瞬間的に摩擦させます。/f/は息だけを吐き、/v/は摩擦と同時に喉から音を響かせます。
- friend[frɛnd]
- visit[ˈvɪzət]
/r/ と /l/
/r/を発音するには、唇をしっかり丸めた状態で、舌先を口の天井に付けないように少し丸めて、喉の方向に引きます。
- right[raɪt]
- work[wǝrk]
/l/を発音する時は、舌先を前歯の裏側の生え際に付け、音を喉の奥で響かせながら、強く舌を弾くのが/l/の音です。
- public[ˈpʌblɪk]
- little[ˈlɪtəl]
/t/ と /d/
舌を上顎に付け、日本語の「タ」行の口の形をとり、瞬間的に破裂させます。
/t/は破裂とともに息だけを吐き、/d/は破裂と同時に喉の奥から音を響かせるのがポイントです。
- content[ˈkɑntɛnt]
- children[ˈʧɪldrən]
/θ/ と /ð/
舌先を、上下の歯から少し出るくらいの位置に置き、舌を引きながら摩擦させます。/θ/は摩擦させるときに息だけを吐き、/ð/は摩擦と同時に喉の奥から音を響かせるのがポイントです。
- math[mæθ]
- with[wɪð]
/w/
唇をしっかりと丸め、息を多めに出しながら両方の唇を振動させます。日本語の「ウ」にならないように注意しましょう。
- would[wʊd]
- everyone[ˈɛvriˌwʌn]
/j(y)/
まず日本語のヤ行のマウスポジションを取り、舌の両側が上の歯の生え際に付いて、舌の中央が盛り上がるのを感じてください。その状態で、息を多めに出しながら力を込めて発音します。
- use[ju:z]
- young[jʌŋ]
毎日できる発音練習の4ステップ|音を作る・同時に読む・録音して比べる・文で読む
ここまでの発音ルールと40個の音を、毎日の練習に落とし込みます。次の4ステップの順に進めると、いま何を練習しているかが分かります。
1日10分の練習メニューの目安は、次の表のとおりです。時間は、この記事で練習を組むときの目安です。
ステップ | 何をするか | 時間の目安 |
|---|---|---|
1. 音を作る | 鏡を見て、口の形と舌の位置をまねる | 2分 |
2. 同時に読む | お手本の音声に重ねて、声に出す | 3分 |
3. 録音する | 自分の声を録音し、お手本と比べる | 3分 |
4. 文で読む | 強く読む単語とつながる音を確かめて、文を読む | 2分 |

ステップ1:日本語にない音を、口の形から1つずつ作る
40個の音を、一度に覚える必要はありません。日本人がつまずきやすい音から始めます。これらの音は日本語の近い音に置き換えやすく、置き換えると別の単語に聞こえてしまうためです。
表の単語を押すと、その音を含む単語の音声が流れます。
音と日本語で近い音 | 口の形のコツ | 単語 |
|---|---|---|
/æ/アとエの中間 | 軽く顎を下げ、唇を左右に広げて開け、喉の奥で響かせる | chance |
/ʌ/アに近い | 口を大きく開けすぎず、短くはっきり出す | but |
/ǝ:r/日本語にない | 舌先を少し丸め、喉の奥の方向に引く | learn |
/r/・/l/どちらもラ行に聞こえる | r は舌先を口の天井に付けない。l は舌先を前歯の裏の生え際に付ける | rightlight |
/θ/・/ð/スやズに聞こえる | 舌先を上下の歯から少し出し、舌を引きながら摩擦させる | mathwith |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- chance
- but
- learn
- right
- light
- math
- with
口の形は、この記事の「英語の発音記号一覧」の章で、音ごとに解説しています。画像付きの解説は、英語の母音一覧の記事と英語の発音記号の記事で紹介しています。
ステップ2:お手本の音声と同時に、声に出して読む
音を作れたら、お手本の音声と一緒に声を出します。音声に自分の声をぴったり重ねて読む練習で、オーバーラッピングと呼ばれます。
- お手本の音声と、英文(スクリプト)を用意する
- 音声を流し、英文を見ながら同時に読む
- 音声より遅れる所や、言いにくい所に印を付ける
- 慣れたら、英文を見ずに、音声のすぐ後を追って読む(シャドーイング)
下の2つは、発音ルールの章に出てきた例です。音声に重ねて、3回読んでみてください。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- I don't know.
- part of a challenge
お手本は、目指したい話し方の人の音声を選びます。読み上げサイトや翻訳アプリの音声は、単語の読み方を確かめるのに向いています。ただ、話す人の気持ちによる強弱は出ないため、文のお手本には向きません。
ステップ3:自分の声を録音して、お手本と聞き比べる
声に出すだけでは、自分の音がお手本とどう違うかは分かりません。スマートフォンの録音アプリで録音して、お手本と聞き比べます。
録音チェックの手順
- お手本の音声を1回聞く
- お手本と同じように言って、録音する
- 録音とお手本を続けて聞き、下の表の「確かめること」を1つだけ見る
- 違う所を直して、もう一度録音する

次の表の単語で試してみてください。どれも、文字から思い浮かべる読み方と、実際の音がずれやすい単語です。
お手本 | 確かめること |
|---|---|
water | t が「タ」ではなく、「ラ」や「ダ」に近い音になっているか |
city | t が「ティ」ではなく、「リ」や「ディ」に近い音になっているか |
written | t の所で息を止めて、すぐ n につないでいるか |
important | por の後の t の所で息を止めて、n につないでいるか |
learn | 舌先を少し丸めた、こもった音になっているか |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- water
- city
- written
- important
- learn
録音を聞くと、違う所がいくつも見つかります。1回に1つだけ選んで直すと、何が変わったかが分かります。録音を続けた受講生は、次のように話しています。
15年ぶりに英語を始めた受講生は、自分の英語の話を録音し、2週間前の録音と比べていました。想像以上に違いが分かり、点数ではなく変化を知ることが楽しくなったと話しています。
寺倉さん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む
イギリスへの駐在を控えていた受講生は、LINEに自分だけのトークルームを作り、納得できるまで録音を投稿しました。続けるうちに、発音が合っているかどうかを、自分でも聞き分けられるようになったそうです。
N.Fさん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む
ただ、どこが違うかには、最初は自分ではなかなか気づけません。自分の声も、日本語の音に置き換えて聞いてしまうためです。
ステップ4:単語から文へ広げ、強弱と音のつながりを足す
単語を言えるようになったら、文で練習します。文になると、単語のときにはなかった強弱と、音のつながりが加わります。この記事の「英語の発音ルール」の章の5つを、次の表のように練習に使います。
決まり | 何が起きるか・練習のしかた |
|---|---|
アクセント | 単語の中で、強く読む所が決まっている。例:object は、OB-ject と読むと「物」、ob-JECT と読むと「反対する」。練習:新しい単語は、強く読む所に印を付けて覚える。 |
フォーカスワード | 文の中で、大事な単語を強く長く読む。例:I GOT a new JOB. では、got と job が強い。練習:大事な単語に丸を付けて読む。 |
リンキング | 単語と単語がつながる。例:part of a challenge は「パートヴァ・チャレンジ」に近い。練習:つながる境目に印を付ける。 |
リダクション | 音が消えたり、弱くなったりする。例:I don’t know. の t は、ほぼ聞こえない。練習:消える音に線を引いて読む。 |
フラッピングなど | アメリカ英語の t の音が変わる。例:water は「ワーラー」に近い。練習:t が「ラ」や「ダ」に近くなる所に印を付ける。 |
強く読む位置の見分け方は英語の発音問題の記事で、決まりの詳しい解説は英語の発音ルールの記事で紹介しています。
英語の発音を良くするおすすめの勉強方法
正しい発音知識に基づき、次は実際に自分でその音を再現できるように練習を行いましょう。正しい英語の発音が自然とできるようになるための具体的な勉強方法を紹介します。
音読やリピーティングで声に出して練習する
英語の発音を良くするための最も基本的で効果的な英語の発音練習法は、まず声に出して練習することです。英語音声とスクリプトを用意して、音読やリピーティングを行います。
実際に発声することで、英語の発音で動かす唇や舌、表情の筋肉を鍛えることができます。最初は正しく発音しようとするとプルプルするかもしれませんが、疲れたら休憩しましょう。慣れると脱力していても口の形を作れるようになります。
また、ネイティブスピーカーの英語音声を真似することで、単語の正しい発音だけでなく、自然なリズムやイントネーションを習得することができます。自分の声を録音してお手本と聞き比べることで発音のセルフチェックを行いましょう。
アルファベットの音「フォニックス」を学ぶ
フォニックスとは、発音と文字の関係性を学ぶ学習法です。各アルファベットの発音とともに、アルファベットの組み合わせがどのような音を出すのかを学びます。また、初めて見る英単語でもスペルから見当をつけて発音でき、正確な発音とスペリングの習得にも繋がります。

英語のフォニックスについては、フォニックスの記事で各アルファベットの音を詳しく解説しています。
海外のドラマやYouTubeチャンネルを観る・聴く
海外のドラマやYouTubeチャンネルを観ることで、実際の会話に近い形で英語を聞くことができます。
また、一般的なリスニング教材ではカットされていますが、実際に話される英語には、現場の雑音が混ざっています。また話し手もプロのナレーターではなく、言葉に詰まって途中から言い直すこともあるでしょう。
こういった、教科書では学べない「生きた英語」に触れておくことは有効です。自然な発話速度やリアルな状況での英語の使用、地域によるアクセントの違い、ネイティブがよく使う表現や略語などを学べます。
YouTube動画では、世界中の英語にアクセスできます。自分が目指したいアクセント、慣れておきたい現地のアクセントにたくさん触れておきましょう。
発音矯正コーチングで効率的に英語学習を進める

発音矯正コーチングは、英語・発音学習のプロから発音指導を受けることで、特定の発音の問題点を効果的に改善する方法です。プロのコーチから、適切な指導とフィードバックが提供されます。「正しく発音できているか」「改善すべき発音はどれか」「具体的にどのような練習を行うべきか」などです。
発音矯正コーチングは、受講生一人ひとりのニーズや発音の問題点に合わせて、カリキュラムがカスタマイズされます。そのため、最短で正しい発音を習得できます。
シャベリッシュは、ビジネスのための英語コーチングです。商談・交渉・プレゼンなどで、自然な会話ができることを目指します。公式サイトの言葉では「最短2ヶ月からの完全トークトレーニング」です。
「発せない音は、聞き取れない」という考え方から、練習を、音を作る、反射に変える、実戦で仕上げる、の3つのステップで進めます。
最初の音を作る段階では、母音15・子音24の音と、リンキング(音のつながり)やリダクション(音の脱落)などの音の変化を練習します。子音の数は、この記事と同じ24個です。母音は、この記事の16個とは数え方が少し違います。
専用の教材と外国人講師のレッスンで、音を直しながら進めます。録音を聞いてどこが違うかは、日本人コーチと外国人講師の2人がアドバイスし、毎週の練習を一緒に見直します。音の練習の進め方は、シャベリッシュの特長で詳しく紹介しています。
音が変わると、英語の話し方がどう変わるのかは、受講生の受講前と受講後の動画で確かめられます。受講した方の体験は、受講生の声で読めます。
発音から英語を学び直したい方へ。無料カウンセリングでは、英文の例題を1つ聞き、聞き取れない理由を担当者が説明します。そのうえで今の英語のレベルを確かめ、自分に合う学習の方法を相談できます。予約は30秒で完了します。

英語の発音練習に関するよくある質問
Q英語の聞き流しは発音練習や聞き取り練習に効果的でしょうか?
聞き流しのみでは発音練習や聞き取り練習には不十分です。集中して聞き取りを行うリスニング練習と、実際に声に出して発音する練習を取り入れましょう。英語の聞き流しは、8割以上理解できる内容のものであれば、語彙力強化やアクセントのさまざまな英語への慣れなどの効果が期待できるとされています。一部上級者の間では、積極的に取り入れられています。ただし、母国語話者が現地で経験するほどのインプット量を積み上げていく必要があるため、短期での成長や試験対策にはあまりおすすめできません。
Q発音が上達する期間の目安を教えてください。
発音が上達するまでの期間は、人によってまちまちです。受講生それぞれの現状のレベルと目標とするレベルの差、1日に設ける学習時間と学習頻度、身の回りの環境などによって変わります。シャベリッシュでは、英語の音とリズムを身につける最初の段階(土台構築)の目安を、1.5〜2ヶ月としています。
Q発音記号は覚える必要はありますか?
英語の発音記号を覚えること自体は、発音の上達に直結するわけではありません。ただ、発音記号を意識して発音学習を続けると、ネイティブにも通じる標準的な英語発音が身に付きます。また英単語の発音は耳から学ぶこともできますが、英語には日本語にはない音が多くあります。日本人の場合は、先に発音記号を一気に覚えてしまった方が発音の上達が早いと考えられます。
Q読み上げサイトや翻訳アプリの発音は教材として使えますか?
英語の読み上げサイトや自動翻訳アプリは、チェックのためのツールとして使うことができます。新しい単語の発音や、自作した英文がどのように発音されるかを確かめられます。しかし、いわゆる「生きた英語」ではありません。話し手の感情やシチュエーションに左右されるイントネーションや強調などは再現されないため、棒読みのフラットな英語発音になってしまいます。発音練習の教材としては、自分が目指したい英語がお手本となるものを選びましょう。
Q英語の発音を良くするには、何から始めればいいですか?
日本語にない音を、口の形から1つずつ作ることから始めます。そのあと、お手本と同時に読み、録音して聞き比べます。最後に、文で強弱とつながりを足します。
Qネイティブと同じ発音を目指すべきですか?
目指すのは、相手に伝わる発音です。仕事では、英語を母国語としない人と話す機会も多くあります。国による癖があっても、共通する基本の発音ルールを押さえていれば伝わります。
Q1日にどれくらい練習すればいいですか?
この記事では、1日10分の練習メニューを目安として紹介しています。時間の長さより、毎日同じ時刻に同じ内容で続けることを大事にします。
Q自分の発音を確かめる方法はありますか?
スマートフォンで自分の声を録音し、お手本の音声と聞き比べます。1回に確かめる所を1つに決めると、何が変わったかが分かります。自分では違いに気づけないときは、講師やコーチなど、自分以外の人に聞いてもらいます。
Qオーバーラッピングとシャドーイングの違いは何ですか?
オーバーラッピングは、英文を見ながら、お手本の音声に重ねて同時に読む練習です。シャドーイングは、英文を見ずに、音声のすぐ後を追って読む練習です。オーバーラッピングで慣れてから、シャドーイングに進みます。
Q発音を直すと、リスニングも良くなりますか?
言葉を学ぶときには、自分で出せない音は聞き取れない、という考え方があります。r と l のように、言い分けられる音が増えると、聞き分けられる音も増えていきます。
発音練習を続ける工夫|毎日の時間を固定する・やった量を1行で記録する・測定日を決める
ここまでで、発音のルールと40個の音、毎日できる4ステップを見てきました。ただ、発音は続けて練習しないと、口の形が身につきません。ここでは、練習を続けるための工夫を3つ紹介します。どれも、発音メディアのほかの記事で紹介している方法です。
練習が続かないなら、毎日同じ時刻に同じ内容で行う。時間と形式と例外を先に決める
仕事をしながらだと、発音の練習は後回しになりがちです。たとえば、時間が余った日にだけ練習する場合です。疲れているからと別の日に回す日もあれば、気が向かずに何もしない日もあります。
そんなときに「毎日の時間を固定する」と、今日やるかどうかを毎回決める手間がなくなります。時間を固定しても、忙しさそのものは減りません。減るのは、その日にやるかどうかを考える手間のほうです。
まとまった時間を作ってから始めるのと違って、この方法では、先に小さな時間を固定し、その中でやることを決めます。コワーキングスペースの運営に携わる受講者は、午前にレッスン、午後に仕事という時間割を、自分の働き方に組み込みました。決めることは3つで、どれも始める前に1回決めれば済みます。
- 時間を固定する:通勤の40分、昼休みの30分、朝の準備時間の20分など、毎日同じ時刻に来る時間を1つ選びます。
- 形式を固定する:その時間では「これだけをやる」と1つに絞り、迷う余地をなくします。
- 例外ルールを先に決める:できなかった日は捨てて、翌日は新しい日として数え直すと決めておきます。

この記事の4ステップなら、たとえば昼休みの最初の10分を練習の時間に決めておきます。迷う余地のない時間割があれば、意志の強さに頼らずに練習を続けられます。時間の決め方は、社会人の英語やり直しの記事で紹介しています。
練習の時間割を人と一緒に組むなら、英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。日本人コーチが、時間の使い方まで設計・伴走します。
毎週の学習の進め方について詳しく知りたい方は、こちらから学習の工程表をご覧ください。自主学習は音声中心のため、移動中や運動中の「ながら時間」でも進められます。
練習が途切れがちなら、やった日と内容を1行だけ記録する。記録を見る人も決めておく
発音の練習は、1日休むと、そのまま何日も空いてしまうことがあります。たとえば、仕事が立て込んで1日飛ばした週です。出張で生活の流れが変わった週もあります。自分しか練習を知らないと、途切れたことにも気づきにくくなります。
そんなときに「やった量を記録する」と、途切れた瞬間に途切れたと分かります。記録が積み上がると、やってきた量が目に見えて、やめることが損に感じられます。
頭の中で覚えておくのと違って、記録は、練習が止まったことを自分以外にも見える形にします。フルタイムで働きながら学習した古庄さんは、毎日スプレッドシートに勉強時間を記入して、1日90分の自己学習を2ヶ月間続けました。勉強していない日には、コーチから連絡が来たそうです。記録の始め方は3つです。
- 学習した日と内容を、1行だけ記録する:「7/8 シャドーイング10分」で十分です。
- 表計算ソフトかメモアプリに書く:1行なら、記録そのものが負担になりません。
- 記録を見る他人を作る:友人との週1報告でも、SNSでの学習記録でも、伴走者のいるサービスでも構いません。
この記事の練習なら、「water 録音3回」のように書くと、どの音を練習したかも残ります。1行の記録が、消えかけた練習を引き戻す小さな検知になります。記録の付け方は、オンライン英会話が続かないの記事で紹介しています。
伸びているかが分からないなら、測定日を決める。それまでは今の練習を続ける
録音して聞き比べても、自分の発音が伸びているのかは、なかなか分かりません。たとえば、この教材は合わないのかなと不安になって、別の教材に替える場合です。替えた教材も数ヶ月で不安になり、また替えることもあります。
そんなときに「測定日を決める」と、漠然とした不安が、根拠のある課題に変わります。不安の出どころは教材ではなく、自分がどこまで来ているかを測定できていないことにあるためです。
教材を乗り換えるのと違って、この方法では、自分の外で今の位置を測ります。頻度は多く要りません。3ヶ月に1回のレベルチェックや、半年に1回の発音診断でも、独学の指針は保てます。決め方は3つです。
- 測定の場を1つ予約する:レベルチェックや発音診断で構いません。時期は3ヶ月先でも問題ありません。
- 測定日までは、今の教材を続ける:不安が来ても、教材は乗り換えません。
- 測定結果を、次の練習の計画に反映する:「聞き取りがまだ」と分かれば、次の3ヶ月は聞き取りに重点を置きます。
大事なのは回数ではなく、測定結果を次の練習に反映させることです。測定日には、不安が「聞き取りがまだ」のような課題に変わり、次の教材を選ぶ判断ができます。測定の取り入れ方は、社会人の英語独学の記事で紹介しています。
まとめ|英語の発音は、ルールを知り、声に出し、録音で確かめると良くなる
本記事では、英語の発音を正しく習得するために必要な考え方や具体的な勉強方法についてお話しさせていただきました。
英語の発音を良くするための条件として以下3点を押さえ、トレーニングを継続していきましょう。
- 世界で話される多様な英語の発音に触れる
- 英語の発音ルールを正しく学ぶ
- 声に出して発音練習する
また、発音学習に集中して取り組みたい、発音に不安を抱えることなく次のステップに早く進みたいという方もいるでしょう。その場合は、発音矯正コーチングを受講するのも手段の一つです。
専門の発音コーチは、個々の学習者の発音の問題点を特定し、改善するように的確に指導してくれます。また、学習者のペースを尊重しながら、課題やニーズに沿ったカリキュラムや練習メニューを組み立ててくれます。そのため、時間の無駄なく効率的に学習を進めることが可能です。
シャベリッシュは、「発せない音は、聞き取れない」という考え方で練習を組む英語コーチングです。練習は、音を作る、反射に変える、実戦で仕上げる、の3つのステップで進めます。日本人コーチと外国人講師の2人が、毎週の練習に伴走します。
まずは、この記事の録音チェックで、water と I don’t know. を録音して、お手本と比べてみてください。発音から英語を学び直したいときは、無料カウンセリングで、自分に合う学習の方法を相談できます。予約は30秒で終わります。無料カウンセリングを予約する
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