英語の母音は何個?短母音・長母音・二重母音の一覧と発音のコツ

この記事では、英語の母音を短母音7つ・長母音4つ・複合母音(二重母音)5つの16個に分けて解説します。短母音とは何か、日本語の母音との違い、母音1つで単語が変わる例と、身につける練習の順番をまとめました。
英語の母音は、この記事の数え方で16個です。短母音7つ・長母音4つ・複合母音5つに分かれ、日本語の5個の3倍以上あります。日本語の「ア」に近い音だけでも、[æ]・[ʌ]・[ɑ]・[ǝ] の4つに分かれます。
本題の前に、1問
アルファベットの「A」の読み方は、いくつあるでしょうか。
「A」の文字は、単語によって読み方が変わります。たとえば cat と cake の「a」は、同じ文字なのに違う音です。
答えは8通りです。単語を押すと、それぞれの「a」の音を聞けます。
- cat[æ] アとエの間
- cake[ei] エイ
- father[ɑ] アとオの間
- about[ǝ] 力の抜けたア
- ball[ɔ:] オー
- any[e] エ
- village[i] イとエの間
- care[eǝr] エア
文字を見ても、音は決まりません。英語の音は、綴りではなく音として一つずつ覚える必要があります。この記事で、その音を一つずつ確かめていきます。

日本語にない英語の母音を、口の形から練習する
シャベリッシュでは、英語の母音と子音を正しく出す練習から始めます。自分で出せない音は、聞き取るのも難しいためです。録音した発音は、日本人コーチと外国人講師が聞いてアドバイスします。
母音一覧
英語には、短母音7つ・長母音4つ・複合母音5つの、計16個の母音があります。
中には、「fan(扇風機)」と「fun(面白い)」など、母音の発音だけで意味が変わってしまう単語もあります。
コミュニケーションで誤解を生まないためにも、英語の母音を正しく発音できるようにしましょう。
英語の母音の数は、数え方によって変わる
英語の母音の数は、辞書や教材によって違います。長母音や二重母音を、どこまで別の音として数えるかが違うためです。
この記事では、日本人が区別して練習したい音を16個にまとめています。数を覚えるよりも、日本語にない音を一つずつ聞き分けて、出せるようになることが大切です。
短母音・長母音・複合母音の違い
種類 | 数 | どんな音か | 例 |
|---|---|---|---|
短母音 | 7つ | 口の形を変えずに、短く切って出す音 | [æ] apple |
長母音 | 4つ | 口の形を保ったまま、長くのばして出す音 | [i:] speech |
複合母音(二重母音) | 5つ | 1つの母音から別の母音へ、なめらかに移る音 | [ai] time |
日本語の「ア」1つにあたる音が、英語では [æ]・[ʌ]・[ɑ]・[ǝ] の4つに分かれます。日本人がつまずきやすいのは、この4つの区別です。
短母音7つ
①【æ】
[æ] は、日本語の「ア」と「エ」の中間のような音です。
[æ] を発音する時は、軽く顎を下げて唇を左右に広げて開け、音を喉の奥で響かせましょう。

[æ] を含む代表的な単語には、
[æ] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- apple
- chance
- afternoon
などがあります。
②【ʌ】
[ʌ] は日本語の「ア」に近い音です。
正しく発音するポイントは、口を大きく開けすぎず、軽く顎を下げて短くはっきり発音することです。

[ʌ] を含む単語には、
[ʌ] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- fun
- but
- come
などがあります。
③【ɑ】
[ɑ] は、日本語の「ア」と「オ」の中間のような音です。
[ɑ] を発音する時は、口を大きく開け、 唇を少し丸めるのがポイントです。

[ɑ] を含む単語には、
[ɑ] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- popular
- common
- college
などがあります。
④【ǝ】
[ǝ] は日本語のどの母音にも相当しません。
しいて言えば、「ア」「ウ」「エ」「オ」の中間のような音になります。
[ǝ] は、口を少しだけ開けて力を抜き、そのまま喉の奥から空気を出しましょう。
どの母音ともつかない曖昧な発音をするのがポイントです。

[ǝ] を含む単語には、
[ǝ] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- about
- American
- support
などがあります。
⑤【i】
[i] は、日本語で言うと「イ」と「エ」の間のような音です。
[i] を発音する時は、唇を軽く横に広げ、顎も軽く下げます。 短めに発音するのがポイントです。

[i] を含む単語には、
[i] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- business
- interview
- image
などがあります。
⑥【u】
[u] は少し「オ」に近い「ウ」の音です。
そのため、日本語の「オ」の形をイメージしながら唇を丸めて発音するのが正しい発音のコツです。
短めに発音することもポイントです。

[u] を含む単語には、
[u] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- book
- good
- put
などがあります。
⑦【e】
[e] は日本語の「エ」に近い音です。
[e] を発音するには、軽く顎を下げながら口を開けるのがポイントです。

[e] を含む単語には、
[e] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- bed
- sell
- many
などがあります。
短母音の7つは、日本語の「ア」や「イ」に近く聞こえても、口の形が違う音です。シャベリッシュでは、こうした日本語にない母音を、専用教材と外国人講師のレッスンで練習します。
長母音4つ
①【i:】
[i:] は日本語の「イ」に近い音です。
正しく[i:] を発音するには、唇を横に引っ張るように開き、[i] よりも長めに発音するのがコツです。

[i:] を含む単語には、
[i:] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- believe
- speech
- feel
などがあります。
②【u:】
[u:] は日本語の「ウ」に近い音です。
正しく[u:] を発音するには、まず唇をしっかり丸めて前に突き出しましょう。
[u]よりも長めに発音するのがポイントです。

[u:] を含む単語には、
[u:] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- food
- rule
- school
などがあります。
③【ɔ:】
[ɔ:] は少し日本語の「ア」に近い「オ」のような音です。
正しく[ɔ:] を発音するには、日本語の「オ」より少し唇を縦に大きく開きます。
そして舌の付け根に少し力を入れ、顎を固定したまま発音するのがコツです。

[ɔ:] を含む単語には、
[ɔ:] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- door
- call
- talk
などがあります。
④【ǝ:r】
[ǝ:r] は日本語にない発音なので、苦手としている人も多いと思います。
上手に発音するコツとしては、まず、舌先を少し丸めてスプーン状にし、舌の側面を上顎に沿わせながら喉の奥の方向にスライドしていきます。
口の形は、少し開いてアヒル口のような形です。
そして喉の奥で響かせて発音します。

難しく感じるかもしれませんが、適切なトレーニングを重ねれば、必ず発音できるようになります。
[ǝ:r] を含む単語には、
[ǝ:r] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- girl
- learn
- work
などがあります。
アメリカで看護師として働くことを目指していた受講生は、無料体験で「母音の後の R」が正しく発音できていないと気づきました。「舌を巻こう」と意識していたところを、「舌は上あごにつかない程度に持ち上げる」と教わり、試してみると、すんなり出せるようになりました。
吉田さん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む
複合母音5つ
①【ai】
[ai] は、日本語でいうと「アーェ」のような音になります。
強く長めに日本語の「ア」を発音しながら徐々に顎を閉じて弱く短い「ェ」に移行していくようなイメージです。

[ai] を含む単語には、
[ai] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- time
- buy
- high
などがあります。
②【aʊ】
[aʊ] は、日本語で表現するなら「アーゥ」のような音になります。
強く長めの「ア」から、顎を閉じて弱く短い「ェ」の音を、流れるようにつなげて発音します。

[aʊ] を含む単語には、
[aʊ] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- about
- how
- outside
などがあります。
③【ei】
[ei] は日本語でいうと「エーィ」のような音になります。
唇を少し大きく開いて、強く長く「エ」を発音しながら徐々に顎を閉じて弱く短い「ィ」になるようなめらかにつなげて発音します。

[ei] を含む単語には、
[ei] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- say
- famous
- train
などがあります。
④【ɔi】
[ɔi] は、日本語の音では「オーェ」と表現できます。
口を大きめに開いて長めに「オ」を発音し、徐々に顎を閉じながら弱く短い「ェ」へと移っていきます。

[ɔi] を含む単語には、
[ɔi] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- voice
- join
- noisy
などがあります。
⑤【oʊ】
[oʊ] は日本語でいうと「オーゥ」のような音です。
唇を丸めて強く長めに「オ」を発音したのち、軽く顎を閉じながら弱い「ゥ」へと流れるようにつなげて発音します。

[oʊ] を含む単語には、
[oʊ] の音が入った単語です。押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- go
- no
- slow
などがあります。
聞き比べてみる:母音1つで、単語が変わる
母音が1つ違うだけで、意味の違う単語になります。音声を聞いて、聞こえたほうの単語を選んでください。全部で5問です。
聞き分けクイズ
正解 0 / 5
第1問 / 5問 /æ/ と /ʌ/
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「fun」でした
fan
/æ/
fun
/ʌ/
第2問 / 5問 /æ/ と /ʌ/
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「cap」でした
cap
/æ/
cup
/ʌ/
第3問 / 5問 /i/ と /i:/
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「beat」でした
bit
/i/
beat
/i:/
第4問 / 5問 /u/ と /u:/
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「full」でした
full
/u/
fool
/u:/
第5問 / 5問 /æ/ と /ɑ/
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「hot」でした
hat
/æ/
hot
/ɑ/
5問中 0問 正解でした
聞き分けにくかった音は、自分でも出し分けられていない音かもしれません。シャベリッシュでは「発せない音は、聞き取れない」という考え方で、まず音を作るところから練習します。進め方はシャベリッシュの特長で紹介しています。
聞き分けにくかった組み合わせは、自分でも出し分けられていない音かもしれません。シャベリッシュでは「発せない音は、聞き取れない」という考え方で、母音と子音を正しく出す練習から始めます。
英語と日本語の母音の違い
英語と日本語の母音は、数・長さ・口の動き・強弱の4つで違います。先に全体を表で見てから、一つずつ説明します。
違い | 日本語 | 英語 |
|---|---|---|
数 | 5つ | 16個。日本語にない音が11個ある |
長さ | のばしても、口の形はほぼ同じ | のばすかどうかで意味が変わり、口の形も変わる(bit と beat) |
口の動き | 小さい | 口の開き方・舌の位置・唇の形の動きが大きい |
強弱 | 母音の強弱を区別しない | 弱く読む専用の母音 [ǝ] がある |
数
英語の母音・子音
日本語の母音・子音
英語には、短母音7つ・長母音4つ・複合母音5つの、計16個もの母音があります。
日本語には母音が「あ・い・う・え・お」の5つしかないため、日本人にとって英語の母音は、違いが聞き取りにくく、発音しづらいものになっています。
音の長さ
英語には短母音と長母音があり、「bit」と「beat」のように意味の区別にも使われます。
日本語には長母音は存在しません。ただ、「ビル」と「ビール」のように「長音記号」を使うことはできます。
発音
英語には、日本語よりもはるかに多くの母音が存在するために、口の開き方・舌の位置・口の形などがバラエティに富んだ変化をします。
それぞれの要素について意識的にトレーニングをするのが、発音上達のポイントとなります。

アクセント
日本語にはアクセントがありませんが、英語にはアクセントがあるため、単語の中に「強く読む母音」と「弱く読む母音」が出てきます。
中には「弱く読む専門の母音([ǝ])」もあるため、母音の強弱を区別しない日本語話者には、理解しづらいものとなっています。
日本語にない母音を身につけるなら、日本人コーチ×外国人講師のW体制で教える英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。母音15・子音24の音を、専用教材と外国人講師のレッスンで習得します。
シャベリッシュの音の練習について詳しく知りたい方は、こちらから特長をご覧ください。音の習得から発話瞬発力の強化まで、ステップごとの進め方を紹介しています。
発音を学ぶメリット
英語の発音を学ぶと、スピーキング力だけでなく、リーディング・ライティング・リスニングの四技能全ての基礎を固めることができます。

発音学習によってリーディング力がアップする理由ですが、まず、正しい発音を習得するには、意味のまとまりで話す必要があります。
そのため発音を学習すると、英語の文をどこで区切るべきか識別できるようになり、読解の速度が上がることが期待できるのです。
また、英語音声を手掛かりにしてライティングを行うと、文法的・意味的に自然な文が書きやすくなります。
そして、英語の発音を学んでいくと、リスニング力もアップします。
英語の音が聞こえないのは、英語の母音・子音それぞれの音や、リンキングやリダクションなどの英語の音の仕組みが理解できていないことが原因です。

押すと、part of a challenge の音声が流れます。t と o、f と a がつながって聞こえるかを確かめてください。
- ふつうの速さ
- ゆっくり
自分で発音できない音は、聞き取ることもできません。
そのため、発音を習得すると、今まで聞き取れなかった音が聞こえるようになるのです。
仕事の合間の運転中に英語の音声を聞いていた受講生は、母音と子音の仕組みを知ってから、聞き取れる音が増えました。
井上さん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む
母音を身につける練習は、4つの順番で進める
- 口の形を確かめる:この記事の画像を見ながら、鏡の前で口の形をまねます。
- 音声と同時に出す:単語の音声を流し、同時に声に出します。
- 録音して聞き比べる:自分の声を録音し、音声と比べて違うところを探します。
- 単語から文へ広げる:fan と fun のように、母音だけが違う単語を、文の中で言い分けます。
ただ、3番の「どこが違うか」は、自分では気づきにくいところです。日本語の音に置き換えて聞いてしまうためです。

英語の四技能全てがアップすることで、英語でのコミュニケーションを円滑に進めることができます。
特に、会議やプレゼンが伴うビジネスの現場では、正確な発音が求められます。
通じる発音、美しい発音を身につけていれば、自信を持って英語で自分の意見を発信することができます。
母音と子音から練習を組み立てる英語コーチング「シャベリッシュ」

シャベリッシュは、ビジネスのための英語コーチングです。「発せない音は、聞き取れない」という考え方から、練習を組み立てています。
最初の段階では、母音15・子音24の音と、音のつながり(リンキング)や音の脱落(リダクション)を練習します。専用の教材と外国人講師のレッスンで、音を直しながら進めます。この記事の16個とは、音の数え方が少し違います。
録音を聞いてどこが違うかは、日本人コーチと外国人講師がアドバイスします。音の練習の進め方は、シャベリッシュの特長で詳しく紹介しています。
音が変わると、英語の話し方がどう変わるのかは、受講生の受講前と受講後の動画で確かめられます。
発音から英語を学び直したい方へ。無料カウンセリングでは、英文の例題を1つ聞き、聞き取れない理由を担当者が説明します。そのうえで今の英語のレベルを確かめ、自分に合う学習の方法を相談できます。予約は30秒で完了します。

母音を身につける練習|録音して聞き比べる・コーチに直してもらう・自己紹介で使う
ここまでで、16個の母音の音と口の形を見てきました。ただ、母音は知るだけでは身につきません。ここでは、読み終えたあとに始められる練習を3つ紹介します。どれも、発音メディアのほかの記事で受講生が実際にやっていた方法です。
自分の母音を録音して、お手本と聞き比べる。音が違った単語に印をつける
母音の練習は、口の形をまねして声に出すところまでは一人でできます。たとえば、fan と fun を言い分けたつもりでも、同じ音になっていることがあります。[i:] をのばしたつもりで短く切れていたり、口の形を変えたのに音が変わっていなかったりもします。
そんなときに「録音」を使うと、自分の音を外から聞けるので、ずれに気づけます。声に出しているあいだは、自分の音を聞きながら口を動かしているため、お手本との違いに気づきにくいからです。
頭の中で比べるのと違って、録音は同じ音を何度でも聞き直せます。WEB制作会社社長の井上さんは、レッスンで正しい発音を吸収し、自習で音声を録音し続けました。気づいたら600本以上になっていたそうです。デジタルマーケティング会社を経営する寺倉さんも、自分の英語を録音し、2週間前の録音と比べることで、変化を確かめていました。
録音は、次の手順で進めます。
- この記事の単語の音声を聞いたあと、同じ単語を声に出して、最後まで録音する。
- その直後に、同じ単語のお手本の音声を聞く。
- 自分の音とお手本を交互に再生して、音が違った単語に印をつける。
- 2週間後に、同じ単語でもう一度録音する。
最初と最後の差を確かめることが、上達の実感につながります。録音の続け方は、シャドーイングのやり方の記事で紹介しています。
録音を週1回、コーチに送って直してもらう。合っているかの判定は一人ではできない
聞き比べを続けても、合っているか判断がつかない音があります。たとえば、[æ] と [ʌ] の違い、[ǝ:r] の舌の位置、二重母音の移り方などです。
そんなときに「録音を人に送って、直してもらう」と、自分では気づけないずれが分かります。合っているかどうかの判定だけは、一人ではできないからです。
一人で読み続けるのと違って、録音を送ると「ここがずれていた」という事実が返ってきます。イギリスに赴任したTさんは、英文を音読した音声を週1回、日本人コーチに送っていました。コーチは、口元の見えない音声だけを材料に、ずれを言い当てて返していました。
送るのは週1回で足ります。次の手順で試してみてください。
- 録音する:今朝読んだ記事か、使ったテキストの1セクション(3〜5文)を選び、3回通して読みます。スマホの音声メモアプリにそのまま保存します。
- 聞き比べる:自分の録音、お手本、自分の録音、と交互に1回ずつ聞き、音が違う単語に印をつけます。2〜3個見つかれば十分です。
- 人に送る:オンライン英会話の講師、学習仲間、SNSグループなど、聞いてくれる相手に「ここだけ1つ直してほしい」と送ります。返ってきたアドバイスを1つだけ選び、翌日から3回読みます。
読みっぱなしの練習が、間違いに気づける練習に変わります。送って直してもらう進め方は、英語の音読の記事で紹介しています。
母音から練習を始めたいなら、シャベリッシュの無料カウンセリングで、自分に合う学習の方法を相談できます。予約は30秒で済みます。
無料カウンセリングについて詳しく知りたい方は、こちらからご覧ください。
自分の自己紹介の「仕事の1文」で、母音を確かめる。本番で必ず話す英語を題材にする
仕事では、英語で必ず話す場面があります。たとえば、会議の冒頭の自己紹介、海外の取引先との最初の挨拶、着任したときの挨拶などです。
そんなときに「自分の自己紹介」を練習の題材にすると、母音の練習が、そのまま本番で使う英語の練習になります。名前や社名、仕事の1文は、本番で必ず口に出す言葉だからです。
例文を暗記するのと違って、自分の言葉で書いた文は、本番の一言目で崩れにくくなります。駐在が決まったTさんは、自己紹介文を講師に直してもらい、発音も含めて仕上げてから本番を迎えています。
準備は、次の3つです。
- 自分の仕事の1文を含む自己紹介文を書く(挨拶・名前・仕事・締めの4つで、5〜6文が目安)。
- 講師や英語のできる同僚に見せて、直してもらう。
- 名前と社名の発音も含めて、口が覚えるまで声に出す。
声に出すときは、この記事で見た口の形を一つずつ確かめてください。書くことと声に出すことは独学でできますが、直してもらうところだけは相手が必要です。自己紹介の組み立て方は、ビジネス英語の自己紹介の記事で紹介しています。
最後に
この記事では、英語の母音の発音方法について解説しました。英語の音にはほかに子音もあり、それぞれの音以外に音声変化や発声方法も学ぶ必要があります。
正しい発音を学ぶと、自分の言いたいことが相手に通じるようになります。相手の言っていることも聞き取りやすくなり、リーディング力・ライティング力もアップします。
美しい発音ができると、自信にもつながりますし、英語学習も楽しくなるので、ぜひ正しい発音を習得しましょう。
発音に関するFAQ
Qなぜ発音から学ぶことが英語学習の最短距離なのですか?
正しい発音を学ぶことで、「話す」「聞く」「読む」「書く」の4つのスキルの上達を加速させるからです。英語を話す相手が聞き取りやすく、正確な発音で発話することで、コミュニケーションがスムーズになります。また、英語の正しい発音を理解することで、英語を聞き取る能力が向上します。逆に自分が発音できない音は聞き取ることができません。更に、正しい発音学習は、単語やフレーズなどの語彙習得の定着や文法理解の向上にもつながります。
Q英語の発音を独学するのは難しいですか?
一般的に母国語以外の言語の発音を習得することは、難しいとされています。特に英語と日本語では、母音や子音の数やそれらの発声方法が大きく異なります。そのため、正しい英語発音の習得には、「正しい学習方法」と「多くの時間」が必要となります。また、自分一人で発音の間違いに気づくことは非常に難しく、第三者からの専門的かつ適切なフィードバックをもらうことが必要不可欠となります。
Q正しい発音はどれくらいの期間で身につきますか?
英語発音の習得の速さには個人差があります。十分な学習時間と正しい学習方法で取り組めば、数か月から数年程度で正しい発音を身につけられます。しかし、よりネイティブに近い発音を習得するためには、継続的な努力と練習が欠かせません。英語話者とのコミュニケーションや、実際に話す環境での練習を重視しましょう。
Q英語の母音はいくつありますか?
この記事の数え方では16個です。短母音7つ・長母音4つ・複合母音5つに分けています。辞書や教材によって、数は変わります。
Q日本人が特に間違えやすい母音はどれですか?
日本語の「ア」に聞こえる [æ]・[ʌ]・[ɑ]・[ǝ] の4つです。fan と fun のように、この違いで意味が変わる単語が多くあります。
Q短母音とは何ですか?
口の形を変えずに、短く切って出す母音です。[æ]・[ʌ]・[ɑ]・[ǝ]・[i]・[u]・[e] の7つがあります。
Q長母音と短母音は、どう違いますか?
音の長さが違います。たとえば [i:] は長めにのばし、[i] は短めに切ります。bit と beat のように、長さの違いで意味が変わる単語もあります。
Q複合母音(二重母音)とは何ですか?
1つの母音から別の母音へ、なめらかに移る音です。[ai]・[aʊ]・[ei]・[ɔi]・[oʊ] の5つがあり、最初の音を強く長めに、後の音を弱く短く出します。
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