英語のストレスとsyllable(音節)の意味|強く読む位置と数え方

stress は「強勢」、syllable は「音節」という意味です。1音節から4音節まで、英語で強く読む位置のルールと音節の数え方、desert と dessert の聞き分け方を解説します。
英語のストレス(stress)とは、単語の中の1つの音節を、ほかの音節より強く・長く読むことです。
日本語では「強勢」と呼びます。syllable(音節)とは、母音を中心にした音のかたまりで、単語の発音を区切る単位です。要点は、次の3つです。
- 音節は、母音の音の数で数える:stress は母音が1つなので1音節、photograph は pho・to・graph の3音節
- 強く読む音節は、強く・長く・高く読む:ほかの音節は、弱く短く読む
- 強く読む位置は、音節の数と品詞でおおよそ決まる:2音節の名詞は1つ目、2音節の動詞は2つ目が多い
「ストレス」のつづりは stress です。日常の英語では、「圧力・精神的な負担」という意味でも使います。この記事では、音節の数え方と強く読む位置のルールを、単語の音声付きで解説します。聞き分けのクイズは、強く読む位置を聞き分けるの章にあります。
本題の前に、3問
この英単語は、いくつの音節でしょう。
いくつだと思うかを押すと、答えと音声が出ます。音節は、母音を中心にした音のかたまりです。
stress
強く読むのは、別の音節でした
1つ・2つ・4つ(1つ目を強く読む)
strike
強く読むのは、別の音節でした
1つ・3つ・5つ(1つ目を強く読む)
syllable
強く読むのは、別の音節でした
2つ・3つ・4つ(2つ目を強く読む)
解説
3問とも、カタカナで書いたときより、音のかたまりが少なくなります。英語の音節は、母音の音の数で数えるためです。数え方は、このあとの章で説明します。

強く読む位置を、会話でも正しく言えるように練習する
強く読む位置を知っていても、自分で言えないと会話では伝わりません。シャベリッシュでは、アクセントやイントネーション、リズムまで、音を分けて練習します。
stress と syllable の意味|stress は「強勢」、syllable は「音節」
stress は、英語で「圧力・緊張・精神的な負担」や「強調」を表す語です。日本語の「ストレス」は、この stress から来ています。
つづりは s・t・r・e・s・s で、最後の s を2つ重ねます。発音記号は /strɛs/ で、1つの音節で読みます。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- stress/strɛs/強勢・圧力・精神的な負担
- syllable/ˈsɪləbəl/音節
英語の発音の用語では、stress は「強勢」を指します。単語の中のある音節を、ほかの音節より強く読むことです。syllable は「音節」で、読み方は「シラブル」です。1つ目の syl を強く読みます。
この2つの語を使う表現を、表にまとめました。表の語を押すと、音声が流れます。
語 | 意味 |
|---|---|
stress | 名詞:圧力・精神的な負担・強調・強勢動詞:強調する |
stressed | 形容詞:ストレスを感じている発音の用語では、強勢のある |
stressed syllable | 強く読む音節(強勢のある音節) |
unstressed syllable | 弱く読む音節(強勢のない音節) |
syllable | 名詞:音節 |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- stress
- stressed
- stressed syllable
- unstressed syllable
- syllable
stressed は /strɛst/ と読み、これも1音節です。-ed が付いても、音節の数は増えません。
カタカナの「ストレス」は4つの音、英語の stress は1音節
カタカナの「ストレス」は、ス・ト・レ・スの4つの音で読みます。英語の stress は、1つの音節で読みます。
日本語のカタカナは、ほとんどの文字に母音が付いています。英語の音節は、母音を中心にした音のかたまりです。stress の母音は e の1つだけなので、1音節です。s・t・r の間に、母音を入れずに読みます。
ほかの単語でも、カタカナで書くと、音の数が増えます。
単語 | カタカナで書くと | 英語の音節 |
|---|---|---|
stress | ス・ト・レ・ス(4つ) | stress(1音節) |
strike | ス・ト・ラ・イ・ク(5つ) | strike(1音節) |
Christmas | ク・リ・ス・マ・ス(5つ) | Christ・mas(2音節) |
syllable | シ・ラ・ブ・ル(4つ) | syl・la・ble(3音節) |
photograph | フォ・ト・グ・ラ・フ(5つ) | pho・to・graph(3音節) |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- stress
- strike
- Christmas
- syllable
- photograph

音節の数は、母音の文字ではなく、母音の音の数で数える
音節は、母音の音の数で数えます。母音の文字の数ではありません。数えるときは、次の3つに気をつけます。
- 最後の e は、読まないことが多い:save・wide は、母音の音が1つなので1音節
- 2文字で1つの母音の音になるつづりがある:feed の ee、build の ui は、1つの音として数える
- 強く読まない母音も、1つと数える:exercise は、ex・er・cise の3音節
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- save
- build
- exerciseex ・er・cise
英和辞典の見出し語は、pho・to・graph のように、音節の区切りを点で示していることが多いです。迷ったときは、辞書で区切りを確かめると確実です。
強く読む音節は、強く・長く・高く読む。ほかの音節は、弱く短く読む
元の本文のとおり、ストレスが置かれる音節は、ほかの音節より強く、長く読みます。シャベリッシュの特長のページでは、アクセントを「音の高低・強弱」と説明しています。強く読む音節は、声も少し高くなります。
反対に、強く読まない音節は、弱く短く読みます。母音は、口をあまり開けない「ア」に近い /ə/ になることが多いです。
次の3つの単語は、どれも最初の音節を強く読みません。about の a、today の o、computer の o は、どれも /ə/ で弱く読みます。
- abouta・ bout /əˈbaʊt/
- todayto・ day /təˈdeɪ/
- computercom・ pu ・ter /kəmˈpjuːtər/

弱く読む音節が、さらに弱くなって聞こえにくくなることもあります。この現象は、リダクション(音の脱落・弱化)の記事で解説しています。
強く読む位置が違うと、別の単語や別の品詞になる
元の本文のポイントにあるとおり、強く読む位置によって、単語の意味が変わることがあります。
desert と dessert は、つづりも音も似ています。desert は1つ目を強く読み、「砂漠」という意味です。dessert は2つ目を強く読み、「デザート」という意味です。
increase のように、名詞と動詞で強く読む位置が変わる単語もあります。名詞は1つ目、動詞は2つ目を強く読みます。
単語 | 1つ目を強く読む | 2つ目を強く読む |
|---|---|---|
desert と dessert | desert des・ert 砂漠 | dessert des・sert デザート |
increase | an increase in・crease 名詞:増加 | to increase in・crease 動詞:増える・増やす |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- desert
- dessert
- an increase
- to increase
品詞で強く読む位置が変わる単語は、record・present なども含めて、英語の発音問題のコツの記事でまとめています。
語尾のルール・文の強弱・抑揚は、それぞれの記事で詳しく解説
この記事では、ストレスと音節の意味と、音節の数による基本のルールを解説します。強く読む位置の例外や、文の中の強弱は、ほかの記事で詳しく解説しています。
知りたいこと | 詳しい記事 |
|---|---|
-tion・-ese などの語尾で、強く読む位置が決まるルール | |
文の中で大事な語を強く読むフォーカスワードなど、発音のルール7つ | |
強く読まない音節や語が、弱くなったり消えたりする現象 | |
文の終わりを上げるか下げるかの、イントネーション(抑揚) |
ストレスと音節の基本|1音節から4音節まで、強く読む位置のルール
Stress(ストレス):
発音上で強調される音節のことを指す。ストレスが置かれる音節は、より強く、長く発音される。
ポイント:
- ストレスが置かれる音節は、強く、より長く発音され、他の音節はより弱く、短く発音される。
- ストレスの位置によって、単語の意味や文の意味が変わることがある。
Syllable(音節):
単語を構成する音の塊で、単語の発音を分割する単位として機能している。
ポイント:
- 日本語のように単語の文字数=音節の数ではない
- 英語の音節には少なくとも1つ以上の母音を含む(すべてではない)
例題
英語 | 日本語 |
pho・to・graph(3音節) ap・ple(2音節) | フォ・ト・グ・ラ・フ(5音節) アッ・プ・ル(3音節) |
詳細(規則)
ここからは、音節の数ごとに、強く読む位置のルールを紹介します。例題の単語は、強く読む音節を太字にしました。単語を押すと、音声が流れます。

- One syllable (1音節)
- 1音節の単語は、その音節にストレス(強く、長く発音される)を持つ
例題
※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- tax
- trend
- sale
- wide
- long
- grow
- save
- build
- Two syllables (2音節)
- 2音節の【名詞】や【形容詞】は第一音節にストレスを持つことが多い
- 2音節の【動詞】は第二音節にストレスを持つことが多い
例題
※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。
- feedbackfeed ・back
- invoicein ・voice
- profitprof ・it
- globalglo ・bal
- stablesta ・ble
- investin・ vest
- promotepro・ mote
- recordre・ cord 動詞:記録する
- expandex・ pand
- agreea・ gree
- Three syllables (3音節)
最初の音節にストレスがあることが多い
例題
※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。
- accidentac ・ci・dent
- exerciseex ・er・cise
- marketingmar ・ket・ing
- indicatein ・di・cate
- flexibleflex ・i・ble
- decisionde・ ci ・sion
- promotionpro・ mo ・tion
- productivepro・ duc ・tive
3音節の例題のうち、decision・promotion・productive は、2つ目の音節を強く読みます。-sion・-tion は、その直前の音節を強く読む語尾です。productive の -ive も、直前を強く読むことが多い語尾です。
語尾で強く読む位置が決まるルールは、英語の発音問題のコツの記事で一覧にしています。
- Four syllables (4音節)
第二音節にストレスがあることが多い
例題
※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。
- negotiatene・ go ・ti・ate
- photographerpho・ tog ・ra・pher
- environmenten・ vi ・ron・ment
- communicatecom・ mu ・ni・cate
- professionalpro・ fes ・sion・al
- reservationres・er・ va ・tion
- explanationex・pla・ na ・tion
- informationin・for・ ma ・tion
4音節の例題のうち、reservation・explanation・information は、3つ目の音節を強く読みます。どれも -tion で終わり、その直前の音節を強く読むためです。
強く読む位置を聞き分ける|desert と dessert、カタカナ語の event・percent
強く読む位置は、似た単語を聞き分ける手がかりにもなります。とくにずれやすいのが、カタカナで使っている単語です。
カタカナの読み方につられると、英語とは違う音節を強く読んでしまいます。次の表の単語は、太字の音節を強く読みます。
単語 | カタカナで書くと | 強く読む音節 |
|---|---|---|
event | イベント | e・vent |
percent | パーセント | per・cent |
idea | アイデア | i・de・a |
manager | マネージャー | man・a・ger |
engineer | エンジニア | en・gi・neer |
image | イメージ | im・age |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- event
- percent
- idea
- manager
- engineer
- image
強く読む位置や英語のリズムを意識して練習し、聞き取れる英語が増えた受講生もいます。
ベンチャーキャピタルの代表を務める林さんは、それまで英語を話すうえで「リズム」や「トーン」を全く意識していなかったそうです。自分一人では気づけない伸びしろを見つけ、練習を続けました。シンクロリーディングからシャドーイングに進む流れは、歌を歌うような感覚で楽しめたと話しています。練習に使ったTEDの英語を音声の自動入力に入れると、100%きちんと入力されたそうです。
林さん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む
強く読む音節がそろうと、英語の文は、強弱のリズムで流れます。シャベリッシュの特長のページでは、リズムを「英語特有の強弱のリズムで、文全体の流れをつくります」と説明しています。
英語らしい強弱のリズムで話したいなら、日本人コーチ×外国人講師のW体制で教える英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。最初の土台構築の段階で、英語特有の音・リズムを習得します。
受講前と受講後で話し方がどう変わるかについて詳しく知りたい方は、こちらからシャベリッシュのトップページをご覧ください。会社の代表などを務める受講生の発話の変化を、動画で紹介しています。
試してみる:音声を聞いて、強く読んでいた音節を選んでください
強く読む位置が違う単語の組を、6問用意しました。音声を聞いて、強く読んでいた音節を選びます。答えると、2つの単語を聞き比べられます。
聞き分けクイズ
正解 0 / 6
第1問 / 6問 dessert
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「des・sert」でした
dessert
des・SERT
the desert
DES・ert
第2問 / 6問 increase
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「in・crease」でした
to increase
in・CREASE
an increase
IN・crease
第3問 / 6問 event
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「e・vent」でした
event
e・VENT
image
IM・age
第4問 / 6問 percent
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「per・cent」でした
percent
per・CENT
perfect
PER・fect
第5問 / 6問 manager
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「man・a・ger」でした
manager
MAN・a・ger
engineer
en・gi・NEER
第6問 / 6問 idea
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「i・de・a」でした
idea
i・DE・a
item
I・tem
6問中 0問 正解でした
聞き分けにくかった単語は、自分でも強く読む位置がずれているかもしれません。シャベリッシュでは「発せない音は、聞き取れない」という考え方で、まず音を作るところから練習します。進め方はシャベリッシュの特長で紹介しています。
英語の発音の練習方法
英語の正しい音を習得するには、以下のステップがあります。

まずは正しい音を理解する
ネイティブの英語を何度聞いても分からなかったのに、テキストで見ると意外と簡単なことを言っていて拍子抜けしたことはありませんか?
見ればわかるはずの英語が聞こえない理由は明確で、正しい音を発することができていないからです。
人間の脳には「発音できない音は聞こえない」という特性があります。日本語にはない英語の音は、脳が雑音と理解してしまうため入ってこないのです。
英語と日本語の発音の違いと正しい発音の仕方を理解することが、リスニング力の大幅な向上の近道になります。

とにかく発声練習をする
音を理解するには、発音の反復練習が欠かせません。日本語でも同じですが、子どものころに発音しづらかった言葉も何回も発話することによって正しく発音することができるようになります。
最初は言いなれない英単語でも、スムーズに発音できるまで繰り返し練習しましょう。
強く読む位置は、ゆっくりの音声で確かめてから、ふつうの速さでまねします。次の2つの単語で試してみてください。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- communicatecom・ mu ・ni・cate ふつうの速さ
- communicatecom・ mu ・ni・cate ゆっくり
- informationin・for・ ma ・tion ふつうの速さ
- informationin・for・ ma ・tion ゆっくり
強く読む音節だけを大きく長く言い、ほかの音節は短く弱く言います。録音してお手本と続けて聞くと、強く読む位置がそろっているかに気づけます。
第三者にフィードバックをもらう
発音を上達させるためには第三者からどこが間違っているかを指摘してもらうことも近道です。一人で発音の練習をしていても自分の間違いに気づくことはとても難しいものです。さらに、間違った発音方法が一度身についてしまうと改善に時間がかかってしまいます。
自分の強く読む位置が合っているかを、確かめてもらいながら練習したい方へ。英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。受講中は、録音した発音は、日本人コーチと外国人講師が聞いてアドバイスします。
無料カウンセリングについて詳しく知りたい方は、こちらからご覧ください。英語を使う具体的な場面と期日を整理し、そこから逆算した学習プランを提案する流れを紹介しています。
第三者に自分の発音を客観的に指摘してもらうことで改善点が明確になり、より早く上達させることができます。
ストレスと音節から英語の音を作り直す英語コーチング「シャベリッシュ」

シャベリッシュは、ビジネスのための英語コーチングです。商談・交渉・プレゼンなどで、自然な会話ができることを目指します。公式サイトの言葉では「最短2ヶ月からの完全トークトレーニング」です。
「発せない音は、聞き取れない」という考え方から、練習を3つのステップで進めます。音を作る、反射に変える、実戦で仕上げる、の順です。
最初の音を作る段階では、母音15・子音24の音と、リンキング(音のつながり)やリダクション(音の脱落)などの音の変化を練習します。特長のページでは、音を分解して鍛える9つの学習項目を紹介しています。その中には、アクセント(音の高低・強弱)とリズム(英語特有の強弱のリズム)も入っています。
教材は専用のもので、外国人講師のレッスンで音を直しながら進めます。日本人コーチと外国人講師の2人が、毎週の練習に伴走します。音の練習の中身は、シャベリッシュの特長にまとまっています。
受講の前と後で話し方がどう変わったかは、トップページの受講前と受講後の動画で聞けます。受講した方の体験は、受講生の声で読めます。
ストレスと音節に関するよくある質問
Qなぜ発音から学ぶことが英語学習の最短距離なのですか?
正しい発音を学ぶことで、「話す」「聞く」「読む」「書く」の4つのスキルの上達を加速させるからです。英語を話す相手が聞き取りやすく、正確な発音で発話することで、コミュニケーションがスムーズになります。また、英語の正しい発音を理解することで、英語を聞き取る能力が向上します。逆に自分が発音できない音は聞き取ることができません。更に、正しい発音学習は、単語やフレーズなどの語彙習得の定着や文法理解の向上にもつながります。
Qアメリカ英語の発音を基準としているのはなぜですか?
世界基準としてのアメリカ英語を学ぶことで、その他の英語アクセントへ応用する際の基礎になるためです。世界中にはさまざまな英語が存在しています。ただ、アメリカ英語はビジネスや教育現場で最も使われているアクセントの1つであり、アメリカ英語の発音が世界基準と認識されています。
Q英語の発音を独学するのは難しいですか?
一般的に母国語以外の言語の発音を習得することは、難しいとされています。特に英語と日本語では、母音や子音の数やそれらの発声方法が大きく異なります。そのため、正しい英語発音の習得には、「正しい学習方法」と「多くの時間」が必要となります。また、自分一人で発音の間違いに気づくことは非常に難しく、第三者からの専門的かつ適切なフィードバックをもらうことが必要不可欠となります。
Q正しい発音はどれくらいの期間で身につきますか?
英語発音の習得の速さには個人差があります。ただ、十分な学習時間と正しい学習方法で取り組むことによって、数ヶ月から数年程度で正しい発音を身につけることができます。しかし、よりネイティブに近い発音を習得するためには、継続的な努力と練習が欠かせません。英語話者とのコミュニケーションや、実際に話す環境での練習を重視しましょう。
Q英語のストレスとは何ですか?
単語の中の1つの音節を、ほかの音節より強く・長く読むことです。日本語では「強勢」と呼びます。強く読む位置は、辞書の発音記号の印で確かめられます。
Qsyllable(音節)とは何ですか?
母音を中心にした音のかたまりで、単語の発音を区切る単位です。読み方は「シラブル」で、1つ目の syl を強く読みます。photograph は、pho・to・graph の3音節です。
Q「ストレス」は英語でどう書きますか?
stress と書き、最後の s を2つ重ねます。発音記号は /strɛs/ で、1音節で読みます。「ストレスを感じている」は、stressed で表します。
Q英語の音節は、どうやって数えますか?
母音の音の数で数えます。最後の e は読まないことが多く、ee のように2文字で1つの音になるつづりもあります。迷ったときは、英和辞典の見出し語の区切りで確かめます。
Qstressed syllable とは何ですか?
強く読む音節のことで、強勢のある音節とも言います。反対に、弱く読む音節は unstressed syllable と言います。
Qアクセントとストレスは、同じ意味ですか?
どちらも、単語の中で強く読む位置を指して使われます。試験では「アクセント」「第一強勢」と書くことが多いです。シャベリッシュの特長のページでは、アクセントを「音の高低・強弱」と説明しています。
ストレスと音節を仕事の英語で使う工夫|場面の10文に絞る・口で英作文する・書き取りで消えた音を探す
ここまでで、ストレスと音節の意味と、強く読む位置のルールを見てきました。ただ、ルールを知っても、自分が話す英語や聞く英語で使えるとは限りません。ここでは、仕事の英語で使うための工夫を3つ紹介します。どれも、英語学習のほかの記事で、受講者の実例とともに紹介している方法です。

練習する単語が多すぎるなら、使う場面の10文に絞る。その10文に出てくる音だけを直す。
たとえば、海外の会議や赴任など、英語を使う期限が外から決まっている場合です。「英語の会議」では広すぎて、どこから練習するかが決まりません。イギリスへの数年間の駐在が決まったN.Fさんは、場面から逆算して、学ぶ対象を発音に絞りました。
そんなときに「場面の10文」を先に決めると、直す範囲が決まります。達成したい場面に必要な領域だけに焦点を当てると、短期間で伸ばせる範囲が決まるためです。場面が決まれば、要らないものが見えます。
語彙を増やす練習と違って、この方法には終わりがあります。その場面に出てくる音だけを直せばよいからです。手順は3つです。
- 期限の場面を、誰に何を言うかまで書き下ろします。「月初の定例で、進捗を3分報告し、質問を2つ受ける」のようにです。
- その場面で実際に口にする文を、10文以内で書きます。報告の冒頭、数字の言い方、質問への返しなどです。10文を超えたら、場面が広すぎます。
- 10文に出てくる音だけを直します。自分が出せていない音、つながる音、語尾の型を確認します。
全部の音を直す必要はありません。半年後の会議なら、この10文が半年後に通じればよいと割り切ります。この記事の内容なら、10文の中の2音節以上の単語に、強く読む音節の印を付けてから声に出せます。期限の決め方は、英語の短期集中の記事で紹介しています。
英文を組み立てる間に会話から遅れるなら、日本文を見て口で英作文する。書かずに声で答える。
たとえば、製造業の経理として働く市川さんは、TOEIC830点があります。それでも、スピーキングでは言いたいことが出てこないことが多いと書いています。相手の英語を日本語に直し、返事を日本語で考え、それをまた英語に直す。この往復を毎回やっていると、相手はもう次の話に進んでいます。
そんなときに「口で英作文する」練習をすると、訳す速さが上がります。訳して出す往復を、机の外でも繰り返すほど、往復が短くなるためです。教材が手元にないときは、独り言でも同じことができます。
紙に書く英作文と違って、この方法では、考える時間を取らずに声で答えます。書くと、考える時間が取れてしまうからです。やり方は4段階です。
- 日本文を見て、口頭ですぐに英作文します。
- 正解の英文を見て、答え合わせをします。
- 英文を見ながら何度か音読し、口に馴染ませます。
- 日本文を連続して見て、英作文を繰り返します。
音声で日本語が流れ、数秒のポーズの間に英語で言う形にすると、本番の速さに近づきます。使う文は、中学レベルの文法で足ります。簡単な文を止まらずに出せるほうが先です。3つ目の音読で強く読む音節を意識すると、英作文した文を、英語のリズムで言う練習にもなります。やり方は、英語スピーキングの練習の記事で紹介しています。
聞き取れない所があるなら、書き取ってスクリプトと突き合わせる。消えている音は、書いて初めて見つかる。
たとえば、英語の電話です。対面なら使える相手の口の動き、表情、手元の資料が、電話では全部消え、残るのは音だけです。同じ「Can I speak to」でも、話す人によって1つのかたまりで届いたり、語尾がほとんど消えて聞こえたりします。
そんなときに「ディクテーション(書き取り)」をすると、自分がどの音を落としているかを見つけられます。聞き取れない原因を、書いた文字とスクリプトの違いとして目で確かめられるからです。
単語帳で単語を増やす方法と違って、この方法では、聞き取れなかった理由そのものを探します。手順は4つです。
- 教材は、90%以上は知っている単語でできた、ナチュラルスピードの音声があるものを選びます。ゆっくりの音声では、音の連結や消失が起きないことがあるためです。
- スクリプトのある教材の音声を何度も聞き、これ以上は無理というところまで、一字一句書き取ります。
- スクリプトを見て、答え合わせをします。
- 大文字・小文字、冠詞、複数形sの抜け、句読点まで細かく見て、聞き取れなかった理由を分析します。
たとえば、聞き取れなかった所を「ワナ」とカタカナのままメモしておき、あとで want to だったと分かる、という具合です。自分がどの音を落としているかは、書いて突き合わせるまで自分では分かりません。この記事で見た弱く読む音節も、書き取ると、抜けている所として見つかります。電話で聞き取れない理由は、英語の電話対応の記事で紹介しています。
まとめ|英語のストレスは強く読む音節、syllable は母音を中心にした音のかたまり
英語のストレス(stress)は、単語の中の1つの音節を、強く・長く読むことです。syllable(音節)は、母音を中心にした音のかたまりで、母音の音の数で数えます。
強く読む位置は、音節の数と品詞でおおよそ決まります。-tion などの語尾があれば、その直前を強く読みます。
まずは、冒頭のクイズと聞き分けクイズで、音節の数と強く読む位置を確かめてみてください。
一人では発音の勉強が難しそうと思った方は、シャベリッシュの無料カウンセリングで、お悩みを相談できます。英文の例題を1つ聞き、聞き取れない理由を担当者が説明します。そのうえで今の英語のレベルを確かめ、自分に合う学習の方法を相談できます。予約は30秒で完了します。

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