英語の発音ルール7つを一覧で解説|音がつながる・消える・強弱がつく仕組み

英語の発音ルール7つを、音がつながる・消える・強弱がつく・区切りと抑揚がつくに分けて、一覧で解説します。1つの文にルールがいくつも重なる例を、Did you know I got a new job? で聞き比べられます。
英語の発音ルールは、主なもので7つあります。音が変わるルールが3つ、強弱のルールが2つ、区切りと抑揚のルールが2つです。どれも、会話の中で音がつながったり、消えたり、強弱がついたりする決まりです。この記事では、7つのルールを一覧の表と例の音声で紹介します。
本題の前に、4問
この英語は、会話ではどう聞こえるでしょうか。
どれも知っている単語ですが、会話ではカタカナとは違う音で聞こえます。聞こえ方に近いと思うものを押すと、答えと音声が出ます。
water
強く読むのは、別の音節でした
ウォーター・ワーラー・ワター(2つ目を強く読む)
find out
強く読むのは、別の音節でした
ファインド アウト・ファインダウト・ファイン アウト(2つ目を強く読む)
Did you know?
強く読むのは、別の音節でした
ディド ユー ノウ・ディジュノウ・ドゥユノウ(2つ目を強く読む)
I call him.
強く読むのは、別の音節でした
アイ コール ヒム・アイコーリム・アイ コール ミー(2つ目を強く読む)
解説
4問とも、1語ずつ読むときの音とは違って聞こえます。この違いを生むのが、この記事で紹介する7つの発音ルールです。

7つのルールを、会話で使える発音にする
ルールを知っても、自分で音をつなげて言えないと、会話では使えません。シャベリッシュでは、リンキングやリダクションなどの音の変化を、専用教材と外国人講師のレッスンで練習します。
英語の発音ルール7つの一覧|音が変わる・強弱・区切りと抑揚の3つに分かれる
7つのルールは、どこで起きるかで3つに分けられます。単語の音が変わるルール、強く読む所を決めるルール、文全体の区切りと抑揚を決めるルールです。
表の例を押すと、音声が流れます。
ルール | 何が起きるか | 例 |
|---|---|---|
1. アメリカンT音が変わる | t がラ行に近い音になったり、消えたりする | water |
2. リンキング(音のつながり)音が変わる | 単語の終わりと次の単語の頭がつながる | find out |
3. リダクション(音の省略)音が変わる | 弱く読む単語が、短くなったり消えたりする | I call him. |
4. ストレスとシラブル(単語の強弱)強弱 | 単語の中の1か所を、強く長く読む | decision |
5. フォーカスワード(文の強弱)強弱 | 文の中で伝えたい単語を、強く読む | I got a new job. |
6. Thought group(意味のまとまり)区切りと抑揚 | 意味のまとまりごとに、区切って読む | the store / and |
7. イントネーション(抑揚)区切りと抑揚 | 文の終わりの上げ下げで、意味が変わる | Did he work yesterday? |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- water
- find out
- I call him.
- decision
- I got a new job.
- the store / and
- Did he work yesterday?

綴りから読み方を決める決まり(フォニックス)とは、別のルール
この記事の7つは、話すときに音がどう変わるかのルールです。単語の綴りから読み方を決める決まり(フォニックス)とは、別のものです。
たとえば、make の最後の e を読まずに、前の a を「エイ」と読むのは、綴りの決まりです。母音の読み方は、英語の母音一覧の記事で、16個の音と口の形を紹介しています。
発音ルールを覚えるメリット|伝わる・聞き取れる・単語を覚えやすい・自然な英文が書ける
自分の伝えたいことが正確に相手に伝わる
英語の発音ルールを覚える一番のメリットは、自分の伝えたいことが、ニュアンスまで相手に正確に伝わるようになるということです。
英語の発音ルールにある「リンキング」や「リダクション」を把握していないと、言っている内容が伝わりません。
そして、「イントネーション」のルールを把握していないと、英文自体は正しくても、意図しないニュアンスで伝わってしまう可能性があります。
英語のコミュニケーションの場で誤解を生まないためにも、正しい発音とルールを覚えましょう。
伝わる発音を身につけたいなら、日本人コーチ×外国人講師のW体制で教える英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。リンキングやリダクションなどの音声変化も、専用教材と外国人講師のレッスンで習得します。
受講後の変化について詳しく知りたい方は、こちらから受講生の声をご覧ください。「聞き返されなくなった」「通訳に頼らなくなった」など、受講後の変化を紹介しています。
リスニング力が向上する

英語の発音ルールを覚えるメリットとしては、リスニング力がアップするということも挙げられます。
英語の発音ルールを覚えると、自分で英語を正しく発音できるようになります。
そして自分で英語を正しく発音できるようになると、その音を聞き取れるようになるのです。
発音できない音は聞き取ることもできません。
発音を学ぶことは、リスニング力アップの近道になるのです。
英単語を覚えやすくなる
発音ルールを学んでおくと、英単語を覚える時、それぞれの単語のつづりと意味に加えて、その単語の発音もセットで覚えることになります。
一つの単語を覚えるのに、音というもう一つの情報が加わることになります。また、その単語を何度も口にだして発音する機会も増えるので、学んだ英単語が定着しやすくなるのです。
より自然な英文を書けるようになる
発音ルールを身につけておくと、ライティングの際にも正しい英語音声が頭の中に流れることになります。
英語音声を手掛かりにしてライティングを行うと、文法的・意味的に自然な文が書けるようになります。
1つの文に、ルールはいくつも重なる|Did you know I got a new job? で聞き比べる
7つのルールを1つずつ見る前に、1つの文で、7つのうち6つのルールを聞いてみます。使う文は「Did you know I got a new job?(新しい仕事が決まったの、知ってた?)」です。
まず、1語ずつ区切った読み方と、ルールどおりの読み方を聞き比べてください。ゆっくりの音声では、音がつながる所を聞き取りやすくなります。
押すと音声が流れます。3つを続けて聞き比べてみましょう。
- ルールなし1語ずつ区切る
- ルールありふつうの速さ
- ルールありゆっくり
ルールどおりの読み方では、次の6つが1つの文の中で起きています。
重なるルール | 文の中で起きること |
|---|---|
リンキング | Did と you がつながり、「ディジュ」と聞こえる |
アメリカンT | got と a がつながり、t がラ行に近い音になって「ガラ」と聞こえる |
リダクション | a は弱く短く読まれ、ほとんど聞こえない |
フォーカスワード | 伝えたい new job の job を、いちばん強く長く読む |
Thought group | 「Did you know」と「I got a new job」の間で、少し区切る |
イントネーション | 「はい・いいえ」で答える質問なので、文の終わりを上げる |

残りの1つ、ストレスとシラブルは、2つ以上の音節がある単語の中で起きます。この文は1音節の単語だけなので、ルール4で別の単語を聞いてください。
知らない単語が1つもないのに聞き取れない英語は、こうしたルールが重なった結果です。次の章から、ルールを一つずつ確かめます。
英語の発音ルール7つ|音がつながる・消える・強弱がつく・区切りと抑揚がつく
1. アメリカンT。t の音がラ行に近い音や、消えた音になる
アメリカ英語の/t/の音を含む単語は、/t/として発音されず、特徴的な音声変化をする場合があります。
代表的なアメリカンTの発音方法にはFlap T・Held T・Glottal T・Silent Tの4つがあります。
4つの変わり方を、表にまとめました。単語を押すと、音声が流れます。
変わり方 | 何が起きるか | 単語 |
|---|---|---|
Flap T(フラップT) | 舌先で上あごを弾き、ラ行に近い音になる起きる所:母音にはさまれた t など | waterbetterpretty |
Held T(ホールドT) | 息を止め、t が消えたように聞こえる起きる所:単語の最後や、子音の前の t | rightoutside |
Glottal T(グロッタルT) | のどの奥で、音を飲み込むように読む起きる所:t のあとに n が続くとき | writtenimportant |
Silent T(サイレントT) | t を読まず、n の音を強める起きる所:単語の中で n と t が並ぶとき | internettwenty |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- water
- better
- pretty
- right
- outside
- written
- important
- internet
- twenty
1-1 Flap T
Flap Tは、舌先が瞬間的に軽く上顎を弾く音で、/l/や/d/の間のような音になります。
例えば “water” という単語は、「ワーラー」や「ワーダー」という発音になります。
/t/だけでなく/d/にも同様の現象が起こります。
Flap Tが起こるのは、以下のような環境です。
・直前にアクセントが置かれている・母音 + /t/ + 母音 例)water・/r/ + /t/ + 母音 例)started・母音 + /t/ + /l/ 例)bottle・/r/ + /t/ + /l/ 例)portal
Flap Tを正しく発音するには、まず、日本語の「ら行」のマウスポジションを取ります。
そして/l/と/d/の間の音を意識しながら、素早く、軽く上顎を弾いて発音します。
Flap Tが起こる発音の例は以下の通りです。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- better
- pretty
1-2 Held T
Held Tは、舌先を前歯の裏の歯茎につけ、息を止めて/t/を発音するため、/t/の音が消えたように聞こえる現象です。
/d/にも同じ現象が起こることがあります。
Held Tは、以下のような環境で起こります。
・単語の最後の/t/・後に子音が続く
Held Tを正しく発音するには、/t/のマウスポジションを維持したまま息を通さず止めます。
Held Tが起こる単語には、以下のようなものがあります。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- right
- outside
1-3 Glottal T
Glottal Tは、声門を閉じて喉元で息を止め、音を飲み込んだように発音する/t/です。
先ほどの「Held T」は/t/のマウスポジションで息を止める音でした。これに対し、Glottal Tは喉元を締めて飲み込むようなイメージの音です。
Glottal Tが起こるのは、語中に/t/がある状態で、後ろに/n/が続く場合です。
Glottal Tを正しく発音するには、/t/のマウスポジションを維持したまま、喉の奥で『ッン』と飲み込むのがポイントです。
Glottal Tが起こる単語の例は、以下の通りです。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- written
- important

1-4 Silent T
Silent Tは、/t/がはっきり発音されず、後に続く/n/に吸収され、鼻にかかったような音で強調して発音される現象です。
Silent Tは、語中で/n/と/t/が並ぶ場合に起こります。
正しく発音するには、/t/として発音せず、/n/の音を強調しましょう。
Silent Tが起こる単語の例は以下の通りです。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- internet
- twenty
アメリカンTについて詳しく知りたい方は、アメリカンTの記事も参考にしてください。
2. リンキング(Linking)。単語の終わりと次の単語の頭がつながる
リンキングとは、会話のスピードやリズムを整えるために、単語と単語を繋げて発音することを指します。
リンキングは、主に子音で終わる音の語尾と母音で始まる音の語頭がくっつく状態で起こりますが、他にも様々な環境下で起こります。

具体的には、以下のような状況で起こります。
組み合わせ | 起きること | 例 |
|---|---|---|
子音+母音 | 1つの音のようにつながる | find out |
子音+子音 | 前の子音を読まずに、ためる | big game |
母音+母音 | 間に /j/ や /w/ のような音が入る | go on |
子音+/y/ | 音が混ざって、別の音に変わる | Did you know? |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- find out
- big game
- go on
- Did you know?
1.子音+母音 (C+V)
【子音で終わる単語】と【母音で始まる単語】が連結する場合、それが一つの音として発音されます。
find-out/faɪndˈaʊ/
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- find out/faɪndˈaʊ/
- find outゆっくり
go-on/ɡoʊwɑn/
- go on/ɡoʊwɑn/
go on は、母音で終わる単語と、母音で始まる単語の組み合わせです。間に /w/ のような音が入る例として、「3. 母音+母音」でも紹介しています。
2. 子音+子音 (C+C)
【子音で終わる単語】と【子音で始まる単語】が連結する場合、最初の子音を発音せず、ホールドして溜め、後の子音だけを発音します。
big-game/bɪˈɡeɪm/
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- big game/bɪˈɡeɪm/
can-never/kæˈnɛvər/
- can never/kæˈnɛvər/
3. 母音+母音 (V+V)
【母音で終わる単語】と【母音で始まる単語】が連結する場合、組合せによって、間に/j/や/w/のような滑らかな音として発音されます。
この記事の /y/ は、発音記号では /j/ と書く音です。yes の最初の音にあたります。
3-1. /ei/, /i:/, /aɪ/, /ɔɪ/ で終わる単語に/y/が挿入される
I-ate out/aɪyeɪt aʊt/
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- I ate out/aɪyeɪt aʊt/
I’ll buy-it/aɪl baɪyɪt/
- I’ll buy it/aɪl baɪyɪt/
3-2. /oʊ/, /u:/, /aʊ/ で終わる単語に/w/が挿入される
go-on/ɡoʊwɑn/
- go on/ɡoʊwɑn/
I know-it/aɪ noʊwɪt/
- I know it/aɪ noʊwɪt/
4. 子音+/y/
4-1. /t/ + /y/ = /tʃ/
Don’t-you like it?/doʊntʃu laɪk ɪt?/
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- Don’t you like it?/doʊntʃu laɪk ɪt?/
Didn’t-you visit her?/ˈdɪdəntʃju ˈvɪzət hɜr?/
- Didn’t you visit her?/ˈdɪdəntʃju ˈvɪzət hɜr?/
4-2. /d/ + /y/ = /dʒ/
Did-you know?/dɪdʒu noʊ?/
- Did you know?/dɪdʒu noʊ?/
- Did you know?ゆっくり
Would-you help?/wʊdʒu hɛlp?/
- Would you help?/wʊdʒu hɛlp?/
4-3. /s/ + /y/ = /ʃ/
Bless-you!/blɛʃu!/
- Bless you!/blɛʃu!/
Press-your hand together/prɛʃʊər hænd təˈɡɛðər/
- Press your hand together/prɛʃʊər hænd təˈɡɛðər/
4-4. /z/ + /y/ = /ʒ/
How’s-your trip?/haʊʒʊər trɪp/
- How’s your trip?/haʊʒʊər trɪp/
She says-you’re okay/ʃi sɛʒʊr ˌoʊˈkeɪ/
- She says you’re okay/ʃi sɛʒʊr ˌoʊˈkeɪ/
リンキングについてもっと知りたい方は、リンキングの記事も参考にしてください。
3. リダクション(Reduction)。弱く読む単語の音が、短くなったり消えたりする
リダクションとは、会話のスピードやリズムを整えるために、単語や音節の発音を簡略化する現象のことです。
リダクションには、以下のようなパターンがあります。
・機能語が短縮される・助動詞や否定語が短縮される・子音が脱落する・ストレスを置かない音節を省略、または/ə/として短縮する
機能語とは、主に文の意味を伝える語(名詞、動詞、形容詞、副詞など)と対照的に、文の形式や構造をサポートする役割を持つ語のことをいいます。
例えば、前置詞、代名詞、接続詞、助動詞、冠詞、数詞などがあります。
例を挙げると、多くの場合代名詞「him」は短縮されて/əm/(ィム)と発音されます。
I call him /aɪ kɔləm/
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- I call him.ふつうの速さ
- I call him.ゆっくり
ふつうの速さでは、him の h が抜けて「アイコーリム」のように聞こえます。
また、前置詞「to」も短縮されて/tə/(トゥ)と発音されます。
I’d like to go. /aɪd laɪk tə ɡoʊ./
- I’d like to go.ふつうの速さ
- I’d like to go.ゆっくり
to は弱く短く読まれ、はっきりした「トゥー」の音にはなりません。
リダクションについて詳しく知りたい方は、リダクションの記事も参考にしてください。
4. ストレスとシラブル(Stress&Syllable)。単語の中の1か所を強く長く読む
シラブル(音節)とは、単語を構成する音の塊で、単語の発音を分割する単位として機能しています。
「global」という単語は、「glo・bal」の2つの音節に分けることができます。
「decision」という単語は、「de・ci・sion」の3つの音節に分けることができます。
そして、ある音節を発音上特に強調することを「ストレスを置く」といいます。
ストレスが置かれた音節は、強く長く発音され、他の音節は短く弱く発音されます。
「global」という単語の場合、「glo・bal」と、最初の音節「glo」にストレスが置かれ、強く長く発音されます。
「decision」の場合は「de・ci・sion」と2番目の音節「ci」にストレスが置かれ、強く長く発音されます。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- globalglo・bal
- decisionde・ci・sion
単語のどこを強く読むかは、試験のアクセント問題でもよく問われます。語尾から強く読む位置を見分ける方法は、英語の発音問題の記事で解説しています。
ストレスとシラブルについて詳しく知りたい方は、ストレスと音節の記事も参考にしてください。
5. フォーカスワード(Focus word)。文の中で伝えたい単語を強く読む
フォーカスワードとは、文章や会話の中で、特に強調したい単語のことです。
フォーカスワードは、他の単語よりも長くはっきり発音されます。
多くの場合、フォーカスワードとなるのは内容語(名詞、動詞、形容詞、副詞など)です。一方で、機能語(冠詞、前置詞、代名詞、接続詞、助動詞など)は弱く短く発音されます。
例えば、「I got a new job.」という文を見てみます。この文では、内容語である「got」と「job」がフォーカスワードとなり、強くはっきり発音されます。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- I got a new job.got と job を強く読む
他の単語は弱く発音されたり、リダクションを起こします。
「It’s too long.」という文でも、内容語である「long」がフォーカスワードとなり、強くはっきり発音されます。
- It’s too long.long を強く読む
フォーカスワードについて詳しく知りたい方はフォーカスワードの記事を参考にしてください。
6. 意味のまとまり(Thought group)。文を意味のかたまりごとに区切って読む
Thought groupとは、1つの文の中で、意味的にまとまっている単語のグループのことを指します。
例えば、「I went to the store and bought some apples.」という文は、
1.「I went to the store」2.「and bought some apples.」
という2つのThought groupで構成されています。
1つのThought groupは、発音するときに一度にまとめて発音します。そして、それぞれのThought groupとThought groupの間は少し間隔をあけます。The English language/uses thought groups / for clear communication.
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- I went to the store …
- The English language …
区切る位置がずれると、聞く人には意味が取りにくくなります。長い文ほど、まとまりを意識して読みます。
意味のまとまりについて詳しく知りたい方は意味のまとまり(Thought Group)の記事を参考にしてください。
7. イントネーション(Intonation)。文の終わりの上げ下げで意味が変わる
イントネーションとは話し手が文や単語の意味(意見、疑問、命令)を強調したり、感情(皮肉、驚き、興奮)を表現したりする手段です。具体的には、音程やリズム、音量、速度などの要素を組み合わせて使う、音声の調子のことをいいます。
肯定文・Wh疑問文では語尾のイントネーションを下げ、Yes/No疑問文では語尾のイントネーションを上げます。My name is John⤵︎.Did he work yesterday⤴︎?
文の種類 | 文の終わり | 例 |
|---|---|---|
肯定文・Wh で始まる疑問文 | 下げる ⤵ | My name is John. |
Yes/No で答える疑問文 | 上げる ⤴ | Did he work yesterday? |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- My name is John.
- Did he work yesterday?
イントネーションについて詳しく知りたい方はイントネーションの記事を参考にしてください。
聞いて当てる|つながった音を聞いて、どのフレーズかを当てる
ここまでのルールは、耳でも確かめられます。音声を聞いて、聞こえたフレーズを選んでください。答えると、もう一方のフレーズと聞き比べられます。全部で6問です。
聞いて当てるクイズ
正解 0 / 6
第1問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「I can’t go.」でした
I can’t go.
can’t の t は息を止めるホールドTで、ほとんど聞こえません(ルール1)。
I can go.
もう一方のフレーズ
第2問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「Did you know?」でした
Did you know?
d と y がつながって「ジュ」になります(ルール2)。
Do you know?
もう一方のフレーズ
第3問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「I called him.」でした
I called him.
called の d と him がつながり、h が抜けます(ルール3)。
I call him.
もう一方のフレーズ
第4問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「I’d like to go.」でした
I’d like to go.
I’d の d は弱く、like とつながって聞こえにくくなります(ルール3)。
I like to go.
もう一方のフレーズ
第5問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「Check it out.」でした
Check it out.
check と it、it と out がつながり、t がラ行に近い音になります(ルール1・2)。
Check out.
もう一方のフレーズ
第6問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「He worked yesterday?」でした
He worked yesterday?
文の終わりが上がると、たずねる文になります(ルール7)。
He worked yesterday.
もう一方のフレーズ
6問中 0問 正解でした
聞き分けにくかったフレーズは、自分でも出し分けられていないかもしれません。シャベリッシュでは「発せない音は、聞き取れない」という考え方で、まず音を作るところから練習します。進め方はシャベリッシュの特長で紹介しています。
発音ルールを覚える方法|発音テキスト・YouTube動画・発音コーチングサービス
英語の発音を覚える方法としては、参考となるテキストを利用する方法や動画を見て学ぶ方法があります。また、発音に特化した英語コーチングサービスを利用する方法があります。
発音テキスト
発音を教えるテキストを選ぶ場合は、文章のみのものではなく、CDやダウンロード音声付きのものを選びましょう。
文章で説明されるより、お手本となるネイティブの音声を聞けた方がイメージがわきやすく、効率よく発音を学ぶことができます。
ただし、テキストの場合は映像がないので、お手本となる口の形を確認できないという問題があります。
YouTube動画
YouTubeチャンネルなどの動画配信サービスを利用すれば、無料で発音トレーニングができます。
お手本となるネイティブの口の形を見ることもできるので、音声を聞きながら真似をすることができます。
ただ、自分の発音の改善点については、自分で録音した音声と動画音声を聞き比べるなどして見つける必要があります。
そのため、独学のみで発音を上達させるには、ある程度の時間がかかります。
発音コーチングサービス
英語の正しい発音を習得するには、発音特化型の英語コーチングサービスを利用するという方法もあります。
英語コーチングなら、それぞれの受講生の弱点に合わせたカリキュラムをオーダーメイドしてくれます。
また、自分の発音に対してコーチが適切なフィードバックをくれます。そのため、自分の改善点を客観的に洗い出すことができ、効率よく正しい発音を習得できます。
この記事の音声で練習するなら、まねる・重ねる・追いかけるの順に進める
この記事の例の音声は、一人で練習するときの教材にも使えます。次の順番で進めると、聞くだけで終わらずに、口を動かす練習になります。
- 例の音声をまねる:音声を流し、同じように声に出します。
- 音声と同時に読む:例文を見ながら、音声に重ねて読みます。オーバーラッピングと呼ばれる練習です。
- 音声を少し遅れて追いかける:文を見ずに、聞こえた音をすぐあとから声に出します。シャドーイングと呼ばれる練習です。
ゆっくりの音声がある例は、ゆっくりで口の動きを確かめてから、ふつうの速さに進みます。ただ、自分の音がお手本とどこが違うかには、自分ではなかなか気づけません。日本語の読み方に置き換えて聞いてしまうためです。
発音ルールを会話で使えるようにするなら、音から練習する「シャベリッシュ」

シャベリッシュは、ビジネスのための英語コーチングです。商談・交渉・プレゼンなどで、自然な会話ができることを目指します。公式サイトの言葉では「最短2ヶ月からの完全トークトレーニング」です。
「発せない音は、聞き取れない」という考え方から、練習を、音を作る、反射に変える、実戦で仕上げる、の3つのステップで進めます。
最初の音を作る段階では、母音15・子音24の音と、リンキング(音のつながり)やリダクション(音の脱落)などの音の変化を練習します。この記事のルール2とルール3にあたる練習です。
専用の教材と外国人講師のレッスンで、音を直しながら進めます。録音を聞いてどこが違うかは、日本人コーチと外国人講師の2人がアドバイスし、毎週の練習を一緒に見直します。音の練習の進め方は、シャベリッシュの特長で詳しく紹介しています。
音が変わると、英語の話し方がどう変わるのかは、受講生の受講前と受講後の動画で確かめられます。受講した方の体験は、受講生の声で読めます。
発音から英語を学び直したい方へ。無料カウンセリングでは、英文の例題を1つ聞き、聞き取れない理由を担当者が説明します。そのうえで今の英語のレベルを確かめ、自分に合う学習の方法を相談できます。予約は30秒で完了します。

発音ルールを会話で使う練習|読める英文を声に出す・聞き取れない所を確かめる・2ヶ月目の壁を越える
ここまでで、7つの発音ルールと、ルールを覚える方法を見てきました。ただ、ルールは知るだけでは、会話の速さで使えるようにはなりません。ここでは、ルールを会話で使うための練習を3つ紹介します。どれも、発音メディアのほかの記事で紹介している方法です。
読める英文を、声に出して繰り返す。仕事で読んだ英文から、明日使いそうな文を3つ選ぶ
発音ルールを覚えても、自分の口からはなかなか出てこないことがあります。たとえば、仕事の資料やメールなら読めるのに、同じ文を会議で言おうとすると詰まる場合です。英文契約や仕様書を読むのは得意でも、話す場面になると黙ってしまう方もいます。
そんなときに「読める英文を声に出す」と、すでに持っている英語を、口から出せる形に変えられます。読むときと話すときでは、英語が通る経路が違います。目から入れた英語は、そのままでは口から出す形になっていません。
新しい単語や表現を覚え足すのと違って、この練習では、読める英文をそのまま使います。海外エンジニアと働く大平さんは、ドキュメントを英語で読み、分からない部分だけ日本語に訳して理解していると話しています。読む在庫を、口から出す形に変えるための手順は3つです。
- 仕事で読んだ英文から、明日使いそうな文を3つ選んで音読する:自分が「分かる」文で構いません。意味が伝わるスピードで読みます。
- 黙読した資料の要点を、英語で1分間口頭要約する:和訳ではなく、理解した意味のまま英語で言います。
- 読む時間の1割を、声に出す時間にする:読めた文を「言えた文」に変える意識で続けます。
音読するときは、この記事のルールが起きる所を意識すると、つながる音や消える音まで口に覚えさせられます。文法的な完璧さを狙わず、意味が伝わるスピードで読むのがポイントです。読める英文を話す力に変える方法は、英語が読めるけど話せないの記事で紹介しています。
仕事で使う英文を口から出せるようにするなら、英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。仕事から生成した頻出表現を、瞬間発話トレーニング(RSP)で反復します。
話し方の変化について詳しく知りたい方は、こちらから受講生の動画をご覧ください。受講生の発話が、どう変わったかを、受講前と受講後の動画で聞けます。
速い英語が聞き取れないときは、その場で確かめる。金額・数量・期日は復唱する
7つのルールを知っていても、会話の速さでは聞き取れない所が残ります。たとえば、相手が言った金額や、納期の日付、品質の条件などです。音がつながったり消えたりして、数字を聞き間違えることもあります。
そんなときに「確認の一言」を用意しておくと、聞き取れないまま話が進むのを防げます。確認することは、弱さではありません。聞き取れないまま合意すると、後で分かったときに、こちらの信用が下がります。
聞き取れたふりをして相づちを打つのと違って、確認の一言は、聞き取れなかった所をその場で埋めます。電線メーカー購買の廣井さんは、海外のサプライヤーとのメールや電話、商談でのやり取りの型を集中して練習しました。手順は4つです。
- 金額・数量・期日は、必ず復唱する:相手の「$50,000」には「Did you say fifty thousand?」と返します。
- 言い換えを頼む一言を用意しておく:Can you rephrase that? などを、ためらわずに言える型にします。
- 議事メモを英語で送って、書面でも確認する:「To summarize, we agreed on 〇〇」の形で記録に残します。
- 相手の返答に「え?」と思ったら、すぐに確認する:後で食い違わないよう、その場で確かめます。
確認の一言は、何十回も練習して、ためらわずに言えるようにしておきましょう。同じパターンのやり取りは、何度も起きます。その型を繰り返し練習すれば、聞き取れないときの返し方も迷わず口に出せます。確認の準備の仕方は、英語の交渉の記事で紹介しています。
2ヶ月目に伸びが見えなくなったら、聞き取れるようになった音を書き出す。通過点は始める前に決める
発音ルールの練習を続けていると、伸びが見えなくなる時期が来ます。たとえば、1ヶ月目は新しい音を毎日学べたのに、同じ練習の繰り返しが増えたときです。上達を感じにくくなり、やめようかと迷うこともあります。
そんなときに「進み具合を目に見える形にする」と、点数では見えない変化を確かめられます。3ヶ月の学習で最大の危機は2ヶ月目に来ます。初期の新鮮さが薄れることと、成長の速度が緩やかになることが重なるためです。
気持ちだけで乗り切ろうとするのと違って、この方法は仕組みで壁を越えます。看護師として働く2人の方も、「2ヶ月を過ぎたあたりで自分の英語の伸び率に落胆していました」と話しています。そこを越えられたのは、講師の関わり方でした。手立ては3つです。
- 進捗を目に見える形にする:毎週、どの表現を新しく使えるようになったか、どの音が聞き取れるようになったかを書き出します。
- 第三者の目を入れる:講師やコンサルタントから「伸びている」と言われると、続ける力が戻る場合があります。
- 小さな成功体験を、あらかじめ置いておく:「4週目にはこの速さで聞き取れる」のような通過点を、始める前に決めます。

この記事の7つのルールなら、聞き取れるようになったルールに印をつけていくと、変化を確かめやすくなります。壁が来ることを先に知っておくだけでも、やめる判断を急がずにすみます。2ヶ月目の越え方は、英語は3ヶ月でどこまで話せるかの記事で紹介しています。
さいごに
この記事では、7つの発音ルールを紹介しました。たくさんルールがあって覚えきれないという人もいるかもしれません。
しかし、発音ルールを一度覚えてしまうと、正しい発音を習得することができるだけでなく、リスニング力アップなど、様々なメリットがあります。
発音特化の英語コーチングサービスなどを利用して、発音ルールを学んでみてはいかがでしょうか。
英語の発音ルールのよくある質問
Q英語の発音ルールには、どんなものがありますか?
主なものは7つです。音が変わるルールは、アメリカンT・リンキング・リダクションです。強弱のルールは、ストレスとシラブル・フォーカスワードです。区切りと抑揚のルールは、Thought group(意味のまとまり)とイントネーションです。
Qリンキングとリダクションの違いは何ですか?
リンキングでは、単語と単語の音がつながります。リダクションでは、弱く読む音が短くなったり、消えたりします。どちらも、会話のスピードやリズムを整えるために起きます。
QDid you が「ディジュ」に聞こえるのはなぜですか?
Did の最後の d と、you の最初の音がつながるためです。d と y が混ざって、「ジュ」に近い音に変わります。リンキングの「子音+/y/」の組み合わせです。
QアメリカンTは、イギリス英語でも起きますか?
water が「ワーラー」に聞こえるフラップTは、主にアメリカ英語で聞かれる音です。イギリス英語では、water の t をはっきり読むことが多くあります。
Q綴りを見て読み方が分かる決まりはありますか?
あります。フォニックスと呼ばれる、綴りと音の決まりです。この記事の7つのルールとは別のもので、単語を1語ずつ読むときに使います。
Q発音ルールは、どれくらいで身につきますか?
個人差があります。シャベリッシュでは、最初の段階である土台構築の目安を、1.5〜2ヶ月としています。
この記事をシェア
RELATED




