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American T(アメリカンT)の発音|t が消える4つのルールと単語一覧

発音ノウハウ
American T(アメリカンT)の発音|t が消える4つのルールと単語一覧

アメリカンTは、t がラ行になる・止まる・消える4つのルールで聞き分けます。Flap T・Held T・Glottal T・Silent T の違いと、t を発音しない英単語の一覧を解説します。

アメリカンTとは、アメリカ英語の t が、ラ行に近い音になったり、消えたように聞こえたりする発音のルールです。

主に次の4つがあります。

  1. Flap T:母音にはさまれた t が、ラ行に近い音になる(water・better)
  2. Held T:単語の最後や子音の前の t で、息を止めて音を出さない(right・outside)
  3. Glottal T:t のあとに n が続くとき、喉の奥で飲み込むように止める(button・important)
  4. Silent T:n のあとの t を読まず、n の音を強める(internet・twenty)

「t を発音しない」と言われるのは、このうち Held T・Glottal T・Silent T の3つです。listen や castle のように、つづりに t があっても、もともと読まない単語もあります。この記事では、4つのルールの口の形と起きる所を、単語とフレーズの音声付きで解説します。聞き分けのクイズは、t を発音しない英単語の一覧の章にあります。

本題の前に、3問

この単語は、どう聞こえるでしょう。

近いと思う読み方を押すと、答えと音声が出ます。

water

right

internet

アメリカンTの4つのルール:Flap T・Held T・Glottal T・Silent T

t の音の変化を、自分で言えるように練習する

シャベリッシュでは「発せない音は、聞き取れない」という考え方で、t の音の変化も自分で言えるように練習します。専用教材と外国人講師のレッスンで進めます。

▶ 発音から始める練習の進め方を見る

▶ 受講生の話し方の変化を見る

American T(アメリカンT)の4つのルール|Flap T・Held T・Glottal T・Silent T

American Tとは?

アメリカ英語の/t/サウンドを含む単語は、通常の/t/サウンドの発音をしない。いくつかの特徴的な発音の仕方で/t/が発音される。代表的なアメリカンTの発音方法は4つある。1. Flap T 2. Held T 3. Glottal T 4. Silent Tと呼ばれる。

4つのルールを、表にまとめました。単語を押すと、音声が流れます。

ルール

何が起きるか

単語

Flap TフラップT

舌先で上あごを弾き、ラ行に近い音になる起きる所:母音にはさまれた t など

waterbetterpretty

Held TホールドT

息を止め、t が消えたように聞こえる起きる所:単語の最後や、子音の前の t

rightoutsidenot bad

Glottal TグロッタルT

喉の奥で、音を飲み込むように止める起きる所:t のあとに n が続くとき

buttonwrittenimportant

Silent TサイレントT

t を読まず、n の音を強める起きる所:単語の中で n と t が並ぶとき

internettwentycenter

表の単語は、次のボタンで聞けます。

  • water
  • better
  • pretty
  • right
  • outside
  • not bad
  • button
  • written
  • important
  • internet
  • twenty
  • center

カタカナで書くと、water は「ワーラー」、right は「ライッ」に近い音です。button は「バッン」、internet は「イナーネッ」のように聞こえます。

アメリカンTの4つのルール:Flap T・Held T・Glottal T・Silent T

反対に、語の初めや、強く読む音節の初めにある t は、ルールが起きません。time・today・attack の t です。この t は、ふつうの /t/ で読みます。舌を上あごに付け、息を瞬間的に破裂させます。

/t/ と /d/ を正しく発音するポイント
  • timeふつうの /t/
  • todayふつうの /t/
  • attackふつうの /t/

アメリカンTも、この /t/ と同じ舌の位置から始まります。違うのは、息を破裂させずに、弾くか、止めるか、n の音に任せるかです。

1. Flap T (Soft d)

概要

舌先が瞬間的に軽く上顎を弾く音で、/l/や/d/の間のような音。例えば“water”という単語を『ワーラー』や『ワーダー』と発音する。また、同じような条件で/d/サウンドにも同様のフラップが起こることがある。イギリス英語では通常フラップしない。

詳細(規則)

  1. /t/ の直前にアクセントが置かれること
  2. 語中の/t/が下記に位置している場合【母音】+【/t/】+【母音】例)water【/r/】+【/t/】+【母音】 例)started【母音】+【/t/】+【/l/】 例)bottle【/r/】+【/t/】+【/l/】 例)portal

発音のポイント

①日本語の「ら行」のマウスポジション

②/l/と/d/の間の音を意識しながら、素早く、軽く上顎を弾く

Flap T の発音のポイント:日本語のラ行の位置から、素早く軽く上あごを弾く
  • waterFlap T
  • betterFlap T

例題

※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。

  • better/ˈbɛtər/
  • water/ˈwɔtər/
  • matter/ˈmætər/
  • later/ˈlætər/
  • pretty/ˈprɪti/
  • city/ˈsɪti/
  • getting/ˈɡɛtɪŋ/
  • little/ˈlɪtəl/
  • thirty/ˈθɜrˌti/
  • computer/kəmˈpjutər/
  • what are you doing?
  • what are you waiting for?
  • got it
  • a lot of
  • not at all
  • let it go
  • put it on
  • get in touch
  • set it up
  • give it a shot

2. Held T

概要

舌先を前歯の裏の歯茎につけ、息を止めて発音するため、/t/の音が消えたように聞こえる。同じような条件で/d/サウンドにも同様のことが起こることがある。音の脱落(リダクション)として捉えられる場合もある。

詳細(規則)

  1. 単語の最後が/t/で終わることが多い
  2. /t/の直後に子音がくる

発音のポイント

①/t/のマウスポジションを維持したまま息を通さず止める

Held T の発音のポイント:/t/ の舌の位置のまま、息を通さず止める
  • rightHeld T
  • heatHeld T

例題

※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。

  • heat/hiːt/
  • right/raɪt/
  • white/waɪt/
  • football/ˈfʊtˌbɔl/
  • outside/ˈaʊtˈsaɪd/
  • atmosphere/ˈætməˌsfɪr/
  • exactly/ɪɡˈzæktli/
  • absolutely/ˌæbsəˈlutli/
  • definitely/ˈdɛfənətli/
  • significantly/sɪɡˈnɪfɪkəntli/
  • best friend
  • next time
  • last night
  • front door
  • heart beat
  • art work
  • not bad
  • great job
  • last chance
  • first time

3. Glottal T (Held T before N)

概要

声門を閉じて喉元で息を止め、音を飲み込んだように発音する。Held Tは単純に/t/のマウスポジションで息を止めるのに対し、Glottal Tでは喉元を締めて飲み込むような意識。

詳細(規則)

  1. 語中で/t/の後ろに/n/サウンドが続く場合

発音のポイント

①/t/のマウスポジションを維持したまま、喉の奥で『ッン』と飲み込む

Glottal T:important の t を、のどの奥で飲み込むように読む
  • importantGlottal T
  • writtenGlottal T

例題

※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。

  • written/ˈrɪtən/
  • button/ˈbʌtən/
  • forgotten/fərˈɡɑtən/
  • curtain/ˈkɜrtən/
  • important/ɪmˈpɔrtənt/
  • eaten/ˈitən/
  • lighten/ˈlaɪtən/
  • certain/ˈsɜrtən/
  • cotton/ˈkɑtən/

4. Silent T

概要

/t/サウンドがクリアに発音されず、/t/の前にある/n/サウンドに吸収され、鼻にかかったような音で強調して発音される。

詳細(規則)

語中で/n/と/t/が並ぶ場合

発音のポイント

①/t/として発音せず、/n/サウンドを強調する

Silent T の発音のポイント:internet の t を読まず、n の音を強める
  • internetSilent T
  • twentySilent T

例題

※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。

  • internet/ˈɪntərˌnɛt/
  • center/ˈsɛntər/
  • twenty/ˈtwɛnti/
  • plenty/ˈplɛnti/
  • interview/ˈɪntərˌvju/
  • international/ɪntərˈnæʃənəl/
  • percentage/pərˈsɛntəʤ/
  • advantage/ædˈvæntɪʤ/
  • painter/ˈpeɪntər/
  • fantasy/ˈfæntəsi/

Flap T と Silent T を知って、発音が変わった受講生もいます。

経営者として働く受講生は、レッスンで、pretty の t が d のような音になる Flap T を学びました。mountain の t がなくなる Silent T も、知らないとうまく発音できないルールでした。一度学ぶと、一気にネイティブらしく発音できたことに驚いたそうです。

北島さん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む

t を発音しない英単語の一覧|アメリカンTで消える t と、つづりだけの t

「t を発音しない単語」には、2つの種類があります。1つは、アメリカンTのルールで、t の音が消えたように聞こえる単語です。もう1つは、つづりに t があっても、もともと t を読まない単語です。

t を発音しない単語は2種類:アメリカンTで消える t と、もともと読まない t

アメリカンTで、t が消えたように聞こえる単語

4つのルールのうち、Held T・Glottal T・Silent T の3つでは、t の音がはっきり聞こえません。t の位置ごとに、単語を並べました。

t の位置

ルール

単語

単語の最後

Held T

whatrightwhite

子音の前

Held T

footballoutsideexactly

t のあとに n

Glottal T

buttonimportantcertain

n のあとに t

Silent T

internettwentyinterview

表の単語は、次のボタンで聞けます。

  • what
  • right
  • white
  • football
  • outside
  • exactly
  • button
  • important
  • certain
  • internet
  • twenty
  • interview

最後の t は、消えたように聞こえても、舌は t の位置にあります。息を止めているだけです。そのため、次の単語が母音で始まると、Flap T でつながります。たとえば got it は、「ガリッ」のように聞こえます。

  • got itFlap T と Held T

つづりに t があっても、もともと読まない単語

listen や castle の t は、ルールで消えるのではなく、もともと読みません。アメリカ英語でも、イギリス英語でも同じです。辞書の発音記号にも、t の記号がありません。

つづり

単語

sten・stle の t

listenfastencastlewhistle

そのほかの単語

Christmasoftenballet

表の単語は、次のボタンで聞けます。

  • listen
  • fasten
  • castle
  • whistle
  • Christmas
  • often
  • ballet

often は、t を読む人もいます。ballet の t は、フランス語から来た単語のため読みません。

「サイレントT」と言うとき、この記事の Silent T(n のあとの t)を指すこともあります。listen のような、読まない t を指すこともあります。調べるときは、どちらの意味かを確かめてください。

アメリカンTで t が消えるのは、息を出さずに止めるから

Held T と Glottal T では、t の口の形は作ります。ただ、息を通さずに止めるため、t の音が聞こえません。Silent T では、t が前の n の音に吸収されます。

t が「消える」と言っても、口の中では t の準備をしていることが多いのです。聞き取るときは、音が止まる一瞬の間を手がかりにします。

試してみる:音声を聞いて、t がどのルールか当ててください

アメリカンTの単語を、6問用意しました。音声を聞いて、t の音に近いルールを選びます。答えると、2つのルールの単語を聞き比べられます。

聞き分けクイズ

正解 0 / 6

第1問 / 6問

聞こえたのはどちらでしょうか。

英語の発音の練習方法

英語の正しい音を習得するには、以下のステップがあります。

英語の発音の練習方法:正しい音を理解する・発声練習をする・第三者にフィードバックをもらう

まずは正しい音を理解する

ネイティブの英語を何度聞いても分からなかったのに、テキストで見ると意外と簡単なことを言っていて拍子抜けしたことはありませんか?

見ればわかるはずの英語が聞こえない理由は明確で、正しい音を発することができていないからです。

人間の脳には「発音できない音は聞こえない」という特性があります。日本語にはない英語の音は、脳が雑音と理解してしまうため入ってこないのです。

発音できない音は聞き取れない

英語と日本語の発音の違いと正しい発音の仕方を理解することが、リスニング力の大幅な向上の近道になります。

ネイティブの英語を聞き取るなら、日本人コーチ×外国人講師のW体制で教える英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。母音15・子音24、リンキングやリダクションなどの音声変化を、専用教材と外国人講師のレッスンで習得します。

中学英語が聞き取れない理由について詳しく知りたい方は、こちらからシャベリッシュのトップページをご覧ください。Let me get back to you on that. が、実際にどう聞こえるかを紹介しています。

アメリカンTのルールを知って、聞こえ方が変わった受講生もいます。

ドバイと日本を行き来して会社を経営する受講生は、t の音が消えるアメリカンTと、音がつながるリンキングが苦手でした。受講するまで、アメリカンTを聞いたことがなかったそうです。レッスンで知って驚くと同時に、だから単語が聞こえなかったのだと納得しました。受講後は、長い英文もしっかり聞こえるようになったと話しています。

H.Tさん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む

とにかく発声練習をする

音を理解するには、発音の反復練習が欠かせません。日本語でも同じですが、子どものころに発音しづらかった言葉も何回も発話することによって正しく発音することができるようになります。

最初は言いなれない英単語でも、スムーズに発音できるまで繰り返し練習しましょう。

アメリカンTは、1語ずつ練習したら、フレーズでも練習します。次の2つは、仕事でよく使う「あとで返事をします」の言い方です。ゆっくりの音声で口の動きを確かめてから、ふつうの速さでまねしてみてください。

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。

  • Let me get back to you on that.ふつうの速さ
  • Let me get back to you on that.ゆっくり
  • Can I get back to you?ふつうの速さ
  • Can I get back to you?ゆっくり

get back の t は、子音の前の t なので Held T です。息を止めて、「ゲッバック」のように読みます。スマートフォンで自分の声を録音し、お手本と続けて聞くと、t を止められているかに気づけます。

第三者にフィードバックをもらう

発音を上達させるためには第三者からどこが間違っているかを指摘してもらうことも近道です。一人で発音の練習をしていても自分の間違いに気づくことはとても難しいものです。さらに、間違った発音方法が一度身についてしまうと改善に時間がかかってしまいます。

第三者に自分の発音を客観的に指摘してもらうことで改善点が明確になり、より早く上達させることができます。

アメリカンTのような音の変化から練習する英語コーチング「シャベリッシュ」

シャベリッシュとは:音から始めて、仕事で話せるまで練習する英語コーチング

シャベリッシュは、ビジネスのための英語コーチングです。商談・交渉・プレゼンなどで、自然な会話ができることを目指します。公式サイトの言葉では「最短2ヶ月からの完全トークトレーニング」です。

「発せない音は、聞き取れない」という考え方から、練習を3つのステップで進めます。音を作る、反射に変える、実戦で仕上げる、の順です。

最初の音を作る段階では、母音15・子音24の音と、リンキング(音のつながり)やリダクション(音の脱落)などの音の変化を練習します。特長のページでは、t や d の音が弾かれるように変化するフラッピングも、学習項目の1つとして紹介しています。この記事の Flap T のことです。

教材は専用のもので、外国人講師のレッスンで音を直しながら進めます。日本人コーチと外国人講師の2人が、録音のどこが違うかを伝え、毎週の練習に伴走します。音の練習の中身は、シャベリッシュの特長にまとまっています。

受講の前と後で話し方がどう変わったかは、トップページの受講前と受講後の動画で聞けます。受講した方の体験は、受講生の声で読めます。

アメリカンTの発音に関するよくある質問

Q

なぜ発音から学ぶことが英語学習の最短距離なのですか?

A

正しい発音を学ぶことで、「話す」「聞く」「読む」「書く」の4つのスキルの上達を加速させるからです。英語を話す相手が聞き取りやすく、正確な発音で発話することで、コミュニケーションがスムーズになります。また、英語の正しい発音を理解することで、英語を聞き取る能力が向上します。逆に自分が発音できない音は聞き取ることができません。更に、正しい発音学習は、単語やフレーズなどの語彙習得の定着や文法理解の向上にもつながります。

Q

アメリカ英語の発音を基準としているのはなぜですか?

A

世界基準としてのアメリカ英語を学ぶことで、その他の英語アクセントへ応用する際の基礎になるためです。世界中にはさまざまな英語が存在しています。ただ、アメリカ英語はビジネスや教育現場で最も使われているアクセントの1つであり、アメリカ英語の発音が世界基準と認識されています。

Q

英語の発音を独学するのは難しいですか?

A

一般的に母国語以外の言語の発音を習得することは、難しいとされています。特に英語と日本語では、母音や子音の数やそれらの発声方法が大きく異なります。そのため、正しい英語発音の習得には、「正しい学習方法」と「多くの時間」が必要となります。また、自分一人で発音の間違いに気づくことは非常に難しく、第三者からの専門的かつ適切なフィードバックをもらうことが必要不可欠となります。

Q

正しい発音はどれくらいの期間で身につきますか?

A

英語発音の習得の速さには個人差があります。ただ、十分な学習時間と正しい学習方法で取り組むことによって、数ヶ月から数年程度で正しい発音を身につけることができます。しかし、よりネイティブに近い発音を習得するためには、継続的な努力と練習が欠かせません。英語話者とのコミュニケーションや、実際に話す環境での練習を重視しましょう。

Q

アメリカンTとは何ですか?

A

アメリカ英語で、t の音がラ行に近い音になったり、消えたように聞こえたりする発音のルールです。Flap T・Held T・Glottal T・Silent T の4つがあります。

Q

t を発音しない単語には、どんなものがありますか?

A

アメリカンTで t が消えたように聞こえる単語と、もともと t を読まない単語があります。前者は right・button・internet など、後者は listen・castle・Christmas などです。

Q

water が「ワーラー」と聞こえるのはなぜですか?

A

t が母音にはさまれ、t の直前を強く読むため、Flap T が起きるからです。舌先で上あごを軽く弾くので、ラ行に近い音に聞こえます。

Q

Held T と Glottal T の違いは何ですか?

A

Held T は、t の口の形のまま息を止めます。Glottal T は、t のあとに n が続くときに、喉の奥で飲み込むように止めます。right は Held T、button は Glottal T です。

Q

Silent T と、listen の t は同じですか?

A

違います。Silent T は、n のあとの t が、アメリカ英語のルールで読まれなくなるものです。listen の t は、つづりにあるだけで、もともと読みません。

Q

イギリス英語でも、アメリカンTは起きますか?

A

Flap T は、イギリス英語では通常起きません。water の t も、イギリス英語ではふつう t の音で読みます。この記事は、アメリカ英語の発音を基本にしています。

アメリカンTを会話で使う練習|シャドーイングの速さを上げる・フレーズを場面とセットで声に出す・週の決まった時間を作る

ここまでで、アメリカンTの4つのルールと、t を発音しない単語を、音声で確かめてきました。ただ、単語で言えても、会話の速さで使えるとは限りません。ここでは、覚えたルールを会話で使うための工夫を3つ紹介します。どれも、英語学習のほかの記事で、受講者の実例とともに紹介している方法です。

アメリカンTを会話で使う練習:シャドーイングの速さを上げる・フレーズを場面とセットで声に出す・週の決まった時間を作る

聞こえるのに口が追いつかないなら、シャドーイングの速さを段階的に上げる。ゆっくりの音源から始める。

たとえば、イベント会社で司会やナレーションを担当する佐藤さんです。セブ島での留学を3回経験し、TOEIC 805点を取っていました。それでも、パッと言葉が出ずに、考えてから話すことが多かったそうです。

そんなときに「シャドーイング」を使うと、口が動いていないことに気づけます。佐藤さんは初めて試したとき、聞き取れるのに、追いついて話せないことを強く実感しました。すぐ言葉が出ないのは、口が動いていなかったからだと分かったそうです。

面倒だからと避けて、聞くだけの練習を続けるのと違って、この方法では、音声に合わせて口を動かします。いきなり速い音声に挑むのではなく、速さを少しずつ上げるのが佐藤さんのやり方でした。手順は3つです。

  1. シャドーイングの音源を使って、ゆっくりのスピードから始めます。
  2. その音源に追いついてできるようになったら、通常の速さの音源に進みます。
  3. 次は、講師の話す、もっと速いスピードについていけるように、少しずつスピードアップします。

アメリカンTの練習にも、同じ順番が使えます。この記事の Let me get back to you on that. も、ゆっくりの音声から始めると、t を止める所を口で追えます。佐藤さんは、口が動くようになると、速い英語も聞き取りやすくなったと話しています。段階の上げ方は、英語の瞬発力は頭の回転ではなく「口の慣れ」の記事で紹介しています。

決まったフレーズが本番で出てこないなら、場面とセットで声に出す。答えは3文以内にまとめる。

たとえば、商談で、即答できない質問を受けたときです。相手が値引きを要求してきたときや、持ち帰りが必要なときもあります。商談で一番こわいのは、答えが分からなくて黙ることです。

そんなときに「場面とセットで声に出す」と、考える時間を作るフレーズが本番で出てきます。使うのは、次の3つです。

  • Let me check.確認させてください
  • Can I get back to you?後ほど改めてご連絡してもよろしいでしょうか
  • Let’s make sure we’re on the same page.認識を合わせましょう

どれも、沈黙を防ぐ道具です。

フレーズ単体を暗記するのと違って、この方法では、使う場面ごと練習します。単体で覚えたフレーズは、本番では出てこないためです。答えの内容を日本語で固めてから、英語に直すのが、この方法の順番です。手順は4つです。

  1. 次の商談で相手から飛んできそうな質問を、日本語で10個書き出します。価格・納期・実績・導入後のサポートなどです。
  2. それぞれの質問への答えを、3文以内で書きます。ここまでは全て日本語で構いません。
  3. 答えの内容が固まってから、英語に直します。
  4. 最後に、声に出して、場面ごとに練習します。

Can I get back to you? の get back は、子音の前の t なので Held T です。場面とセットで声に出すときに、t を止める読み方もあわせて練習できます。フレーズの絞り方は、商談の英語が出てこない理由の記事で紹介しています。

商談のフレーズを実戦の形で練習するなら、英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。ロールプレイと想定外の質問への切り返し、即興のディスカッションまで訓練します。

無料カウンセリングについて詳しく知りたい方は、こちらからご覧ください。英文の例題を聞いて聞き取れない理由を知り、自分に合う学習の方法を相談できます。

練習が忙しさで止まるなら、週の決まった時間を2つ作る。止まった週も、予定は消さない。

たとえば、週2コマのペースで英会話に通いながら、節目にセブ島留学を決めた中村さんです。テレビ局勤務の方は、英語から離れて2年ほどたったころ、テストで散々な結果になりました。そこから、オンライン英会話を約5年間続けています。

そんなときに「週の決まった時間」を作ると、忙しい時期でも、学習が全部止まるのを防げます。時間は待っていてもできません。続いている人は、先に週の決まった時間を作っています。

時間ができたら本気を出す、と考えるのと違って、この方法では、日常の学習を細く続けます。日常は細く、節目だけ濃くと分けておくと、忙しい数ヶ月で学習が完全に止まることを防げます。手順は3つです。

  1. 週の決まった時間を2つ作ります。たとえば、月曜と木曜の20時に25分ずつです。
  2. 四半期に1回、転職や入社といった節目に、集中して学ぶ期間を予定に入れます。
  3. 止まった週があっても、その予定は手帳から消しません。「この週は1回だけ」という減らし方にします。

アメリカンTの練習なら、25分のうち10分を、この記事の単語とフレーズの音声をまねる時間にできます。1回に1つのルールを選ぶと、迷わずに始められます。時間の決め方は、外資系の英語勉強法の記事で紹介しています。

まとめ|アメリカンTは、t がラ行になる・止まる・消える4つのルールで聞き分ける

アメリカンTは、Flap T・Held T・Glottal T・Silent T の4つです。母音にはさまれた t はラ行に近い音になり、単語の最後や子音の前の t は息を止めます。t のあとに n が続くときは喉の奥で止め、n のあとの t は読みません。

まずは、この記事の聞き分けクイズで、4つのルールを聞き分けられるかを試してみてください。

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