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Thought Group(意味のまとまり)とは|区切る位置と、意味が変わる例

発音ノウハウ
Thought Group(意味のまとまり)とは|区切る位置と、意味が変わる例

Thought Group(意味のまとまり)とは、英文を区切って読む単位のことです。まとまりは一息で読む決まりと、記号・接続詞・前置詞などで区切る位置の目安、区切りで意味が変わる例を解説します。

Thought Group(ソートグループ)とは、1つの文の中で、意味がまとまっている単語のグループのことです。日本語では「意味のまとまり」と言います。

英語を話すときは、1つのまとまりを一息で読み、まとまりとまとまりの間で少し区切ります。区切る位置の目安は、次の4つです。

  1. カンマ・ピリオドなどの記号の所
  2. and・but・because などの接続詞の前
  3. in・at・for などの前置詞で始まるかたまりの前
  4. 長い主語のあと(The man in the blue shirt / is my boss.)

1つのまとまりの中では、1つの語をいちばん強く読みます。同じ英文でも、区切る位置が変わると、伝わる意味が変わることがあります。

この記事では、区切る位置の目安と、区切りで意味が変わる例を、音声で聞き比べられるようにしました。聞き分けのクイズは、区切る位置で意味が変わるの章にあります。

本題の前に、3問

この英文は、どこで区切って読むでしょうか。

「/」は区切る所の印です。近いと思う答えを押すと、答えと音声が出ます。

I went to the store and bought some apples.

The man in the blue shirt is my boss.

The English language uses thought groups for clear communication.

区切る位置の目安は4つ

区切る位置とリズムを、自分で言えるように練習する

同じ英文でも、区切る位置が変わると、伝わる意味が変わることがあります。シャベリッシュでは、アクセントやイントネーション、リズムまで、音を分けて練習します。

▶ 発音から始める練習の進め方を見る

▶ 受講生の話し方の変化を見る

thought group の意味と読み方|英語で「意味のまとまり」、区切って読む単位

thought group は、thought(考え)と group(まとまり)を組み合わせた言葉です。読み方は「ソートグループ」で、発音記号は /ˈθɔːt ɡruːp/ です。

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。

  • thought group/ˈθɔːt ɡruːp/意味のまとまり

thought の th は、舌先を上の前歯に軽く当てて息を出す /θ/ の音です。日本語の「ソ」とは違う音です。

意味のまとまりに関わる言葉を、表にまとめました。表の語を押すと、音声が流れます。

語

意味

thought group

意味のまとまり。この記事で扱う言葉

sense group

意味のまとまり。同じ意味で使われる、別の呼び方

pause

まとまりとまとまりの間に入れる、短い区切り

chunk

意味のかたまり。英文を読む・聞くときの単位としても使う言葉

表の単語は、次のボタンで聞けます。

  • thought group
  • sense group
  • pause
  • chunk

この記事では、区切る所に「/」の印を入れて書く

この記事では、区切る所に「/」の印を入れて英文を書きます。元の本文の例にある「//」も、同じ区切りの印です。英文に印を書き込んで読む練習は、英語の発音の練習方法の章で紹介します。

強く読む所・区切る所・上げ下げする所は、別々の決まりで決まる

英語の音の決まりのうち、文の調子に関わるものは、Thought Group を入れて4つあります。この記事は Thought Group を扱い、残りの3つは別の記事で解説しています。

音の決まり

何を決めるか

詳しい記事

ストレスと音節

1つの単語の中で、どこを強く読むか

ストレスと音節の記事

フォーカスワード

1つの文の中で、どの語をいちばん強く読むか

フォーカスワードの記事

Thought Group意味のまとまり

文をどこで区切って読むか

この記事

イントネーション

声の高さをどう上げ下げするか。とくに語尾

イントネーションの記事

英語の発音ルール7つの一覧:音が変わる3つ・強弱の2つ・区切りと抑揚の2つ

1つの文を読むときは、この4つが同時に働きます。7つの発音ルールをまとめて確かめたい方は、英語の発音ルール7つの記事で一覧にしています。

Thought Group の決まり|まとまりは一息で読み、まとまりの間で区切る

概要:

  • 1つの文の中で意味的にまとまっている単語のグループのことを指す

例)1I went to the store // 2and bought some apples.

元の本文の例は、and の前で区切ると、2つのまとまりになります。and・but などの接続詞は、後ろのまとまりの頭に入れて読むことが多いです。

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。

  • I went to the store / and bought some apples.店に行って、りんごを買いました。
  • 1つのThought Group内には最も強調される単語が1つあり、それをFocus word(フォーカスワード)と呼ぶ
  • 発音するときに一度にまとめて発音し、Thought GroupとThought Groupの間はポーズを入れて発音する
  • Thought Groupは話者や会話の場面によって変化する
  • カジュアルなスピーチではより長く、フォーマルなスピーチではより短くなることが多い

まとまりの長さは、話す場面で変わります。同じ英文でも、くだけた会話では一息で読み、改まった場面では短く区切って読むことがあります。

  • I went to the store and bought some apples.くだけた会話:一息で読む
  • I went to the store / and bought some apples.改まった場面:2つに区切る

フォーカスワードの決め方は、フォーカスワードの記事で詳しく解説しています。

Thought Group の決まり:I went to the store / and bought some apples. は2つのまとまり。まとまりは一息で読み、まとまりの間で区切る。まとまりの中で1つの語を強く読む

例題:

※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。

  • 文章: My American accent

詳細規則:

Thought Groupにおけるストレスとイントネーションの規則

  • ストレス
  1. 1つのThought Groupの中で1つの単語にストレスが置かれ、他の単語のストレスは弱まる
  2. ストレスが置かれる単語は、Thought Group中の最後にくる単語であることが多い

例題:

※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています

  • The English LANguage / uses thought groups / for clear communication.

ここで言う「最後にくる単語」は、名詞・動詞・形容詞など、意味を運ぶ語のことです。the・to などの短い語が最後に来るときは、その前の意味を運ぶ語を強く読みます。

例題の3つのまとまりで、強く読む語を表にまとめました。表の英文を押すと、まとまりごとの音声が流れます。

まとまり

強く読む語

The English language

language の LAN

uses thought groups

thought groups の THOUGHT2語で1つの名詞のため、前の thought を強く読む

for clear communication

communication の CA

表の単語は、次のボタンで聞けます。

  • The English language
  • uses thought groups
  • for clear communication
まとまりごとに強く読む所が1つ:The English LANguage / uses THOUGHT groups / for clear communiCAtion. 強く読む所で声が高くなり、そのあとで下がる
  • イントネーション
  1. 1つのThought Groupの中でストレスが置かれる単語は高い音程(pitch)で発音される
  2. ストレスが置かれた音節の後に続く音節は、音程が下がることが多い

例題:

※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています

The English ⤴︎LAN⤵️guage / uses thought groups / for clear communi⤴︎CAtion⤵️.

LAN で声が高くなり、そのあとの guage で下がります。最後のまとまりも、CA で高くなり、tion で下がります。まとまりごとに、声の山が1つずつできる形です。

ゆっくりの音声で山の位置を確かめてから、ふつうの速さでまねしてみてください。

  • The English language / uses thought groups / for clear communication.ふつうの速さ
  • The English language / uses thought groups / for clear communication.ゆっくり

文の最後の語尾を上げるか下げるかは、イントネーションの記事で解説しています。

英文を区切る位置の目安|記号・接続詞・前置詞・長い主語のあと

どこで区切るかは、意味のまとまりで決まります。目安になるのは、次の5つの所です。表の英文を押すと、音声が流れます。

区切る所

例

カンマ・ピリオドなどの記号

If you have time, / please call me. 時間があれば、電話をください。

and・but・because などの接続詞の前

I was tired / because I worked late. 遅くまで働いたので、疲れていました。

in・at・for などの前置詞で始まるかたまりの前

Let’s meet / at the station / at ten. 10時に駅で会いましょう。

長い主語のあと

The man in the blue shirt / is my boss. 青いシャツの男性は、私の上司です。

that・who などで始まる、説明のかたまりの前

This is the book / that I told you about. これが、前に話した本です。

表の単語は、次のボタンで聞けます。

  • If you have time, / please call me.
  • I was tired / because I worked late.
  • Let’s meet / at the station / at ten.
  • The man in the blue shirt / is my boss.
  • This is the book / that I told you about.

短い文は、区切らずに一息で読むこともあります。目安の所で必ず区切るのではなく、意味が切れる所で区切ります。

区切る所では短く間を空け、まとまりの中はつなげて読む

まとまりの中では、単語と単語をつなげて読みます。単語ごとに切って読むと、まとまりの切れ目が相手に伝わりません。

区切る所では、ほんの少しだけ間を空けます。まとまりの最後の語は、少し長めに読むことが多いです。それも、ここで切れるという合図になります。

区切る位置で意味が変わる|同じ単語の並びでも、区切りで伝わる内容が変わる

英語では、同じ単語の並びでも、どこで区切るかで、伝わる意味が変わることがあります。書いた英文ならカンマで分かる違いも、話すときは区切りの間で伝えます。

3つの組を、表にまとめました。表の英文を押すと、音声が流れます。

英文

こう区切ると

こう区切ると

I don’t know John

I don’t know, / John. 知らないよ、ジョン(ジョンに話しかける)

I don’t know John. ジョンという人を知りません

The teacher said the student is lazy

The teacher said / the student is lazy. 怠けているのは生徒(先生が言った)

The teacher, / said the student, / is lazy. 怠けているのは先生(生徒が言った)

Two plus three times four

Two plus three, / times four. (2+3)×4=20

Two, / plus three times four. 2+(3×4)=14

表の単語は、次のボタンで聞けます。

  • I don’t know, / John.
  • I don’t know John.
  • The teacher said / the student is lazy.
  • The teacher, / said the student, / is lazy.
  • Two plus three, / times four.
  • Two, / plus three times four.

区切りを取り違えると、話しかけたつもりが、別の人の話に聞こえることがあります。数字の説明では、計算の答えまで変わります。単語や文法が合っていても、伝わり方が変わる所です。

英文をまとまりで捉える練習は、聞く・読む力の変化として話す受講生もいます。

化学業界の会社で経営管理の仕事をするH.Tさんは、イギリスに赴任し、毎日英語でメールや会議をしています。レッスンの中で、英語をかたまりで理解する「チャンク」を学んだそうです。その結果、英文を返り読みせず、文頭から理解できるようになったと話しています。修了後に受けたTOEICでは、初めてリーディングの時間が余ったそうです。

H.Tさん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む

区切る位置は、書いた英文ならカンマや記号で分かります。話すときは、自分の区切りが相手にどう聞こえているかを、自分ではなかなか確かめられません。

区切り方まで含めて話し方を変えたいなら、日本人コーチ×外国人講師のW体制で教える英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。母音15・子音24、リンキングやリダクションなどの音声変化を、専用教材と外国人講師のレッスンで習得します。

受講生の話し方がどう変わったかについて詳しく知りたい方は、こちらからシャベリッシュのトップページをご覧ください。受講生の発話が、どう変わったかを、受講前と受講後の動画で聞き比べられます。

試してみる:音声を聞いて、どちらの意味かを選んでください

表の3つの組を、区切りを変えた形で6問用意しました。答えると、2つの区切り方を聞き比べられます。

聞き分けクイズ

正解 0 / 6

第1問 / 6問

聞こえたのはどちらでしょうか。

英語の発音の練習方法

英語の正しい音を習得するには、以下のステップがあります。

英語の発音の練習方法:正しい音を理解する・発声練習をする・第三者にフィードバックをもらう

まずは正しい音を理解する

ネイティブの英語を何度聞いても分からなかったのに、テキストで見ると意外と簡単なことを言っていて拍子抜けしたことはありませんか?

見ればわかるはずの英語が聞こえない理由は明確で、正しい音を発することができていないからです。

人間の脳には「発音できない音は聞こえない」という特性があります。日本語にはない英語の音は、脳が雑音と理解してしまうため入ってこないのです。

英語と日本語の発音の違いと正しい発音の仕方を理解することが、リスニング力の大幅な向上の近道になります。

発音できない音は聞き取れない

とにかく発声練習をする

音を理解するには、発音の反復練習が欠かせません。日本語でも同じですが、子どものころに発音しづらかった言葉も何回も発話することによって正しく発音することができるようになります。

最初は言いなれない英単語でも、スムーズに発音できるまで繰り返し練習しましょう。

意味のまとまりは、英文に区切りの印を書き込んでから読むと、練習しやすくなります。進め方は4つです。

  1. 英文を紙に書き出し、区切る所に「/」を書き込みます。
  2. 音声を聞き、区切りの位置が合っているかを確かめます。
  3. まとまりごとに、音声のあとに続けて言います。
  4. 慣れたら、文の最初から最後までをつなげて読み、録音して聞き比べます。

ゆっくりの音声で区切りの位置を確かめてから、ふつうの速さでまねしてみてください。

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。

  • I went to the store / and bought some apples.ふつうの速さ
  • I went to the store / and bought some apples.ゆっくり
  • The man in the blue shirt / is my boss.ふつうの速さ
  • The man in the blue shirt / is my boss.ゆっくり

区切りの間が長すぎると、たどたどしく聞こえます。お手本と続けて聞き、間の長さもまねします。

区切って読んだ録音を、人に聞いて確かめてもらいたいなら、英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。コーチと学習を設計し、自分で練習して、講師とのレッスンで確かめます。

1週間の学習の進め方について詳しく知りたい方は、こちらから特長をご覧ください。トレーナー面談での録音音声へのフィードバックや、録音提出を入れた、1週間のスケジュール例を紹介しています。

第三者にフィードバックをもらう

発音を上達させるためには第三者からどこが間違っているかを指摘してもらうことも近道です。一人で発音の練習をしていても自分の間違いに気づくことはとても難しいものです。さらに、間違った発音方法が一度身についてしまうと改善に時間がかかってしまいます。

第三者に自分の発音を客観的に指摘してもらうことで改善点が明確になり、より早く上達させることができます。

単語の音ができても、文で話すときの流れまでは、なかなか自分で気づけません。

ニューヨークで看護師として働く吉田さんは、レッスンで先生から、発音の良かった点と改善できる点を細かく指摘してもらいました。実際に英語を話すときは、単語ではなく文章です。そのため、苦手な音だけでなく、学んできたものを含めて、リズム良く発音できるよう毎日復習したと話しています。

吉田さん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む

区切りとリズムまで音から練習する英語コーチング「シャベリッシュ」

シャベリッシュとは:音から始めて、仕事で話せるまで練習する英語コーチング

シャベリッシュは、ビジネスのための英語コーチングです。商談・交渉・プレゼンなどで、自然な会話ができることを目指します。公式サイトの言葉では「最短2ヶ月からの完全トークトレーニング」です。

「発せない音は、聞き取れない」という考え方から、練習を3つのステップで進めます。音を作る、反射に変える、実戦で仕上げる、の順です。

最初の音を作る段階では、母音15・子音24の音と、リンキング(音のつながり)やリダクション(音の脱落)などの音の変化を練習します。特長のページでは、音を分解して鍛える9つの学習項目の1つに、リズムを挙げています。

リズムの説明は「音の韻律。英語特有の強弱のリズムで、文全体の流れをつくります。」です。まとまりごとに区切り、まとまりの中に強弱をつけることは、この文全体の流れに関わります。

教材は専用のもので、外国人講師のレッスンで音を直しながら進めます。日本人コーチと外国人講師の2人が、毎週の練習に伴走します。音の練習の中身は、シャベリッシュの特長にまとまっています。

受講した方の体験は、受講生の声で読めます。

Thought Group(意味のまとまり)に関するよくある質問

Q

なぜ発音から学ぶことが英語学習の最短距離なのですか?

A

正しい発音を学ぶことで、「話す」「聞く」「読む」「書く」の4つのスキルの上達を加速させるからです。英語を話す相手が聞き取りやすく、正確な発音で発話することで、コミュニケーションがスムーズになります。また、英語の正しい発音を理解することで、英語を聞き取る能力が向上します。逆に自分が発音できない音は聞き取ることができません。更に、正しい発音学習は、単語やフレーズなどの語彙習得の定着や文法理解の向上にもつながります。

Q

アメリカ英語の発音を基準としているのはなぜですか?

A

世界基準としてのアメリカ英語を学ぶことで、その他の英語アクセントへ応用する際の基礎になるためです。世界中にはさまざまな英語が存在しています。ただ、アメリカ英語はビジネスや教育現場で最も使われているアクセントの1つであり、アメリカ英語の発音が世界基準と認識されています。

Q

英語の発音を独学するのは難しいですか?

A

一般的に母国語以外の言語の発音を習得することは、難しいとされています。特に英語と日本語では、母音や子音の数やそれらの発声方法が大きく異なります。そのため、正しい英語発音の習得には、「正しい学習方法」と「多くの時間」が必要となります。また、自分一人で発音の間違いに気づくことは非常に難しく、第三者からの専門的かつ適切なフィードバックをもらうことが必要不可欠となります。

Q

正しい発音はどれくらいの期間で身につきますか?

A

英語発音の習得の速さには個人差があります。ただ、十分な学習時間と正しい学習方法で取り組むことによって、数ヶ月から数年程度で正しい発音を身につけることができます。しかし、よりネイティブに近い発音を習得するためには、継続的な努力と練習が欠かせません。英語話者とのコミュニケーションや、実際に話す環境での練習を重視しましょう。

Q

Thought Group とは何ですか?

A

1つの文の中で、意味がまとまっている単語のグループのことで、日本語では「意味のまとまり」と言います。英語は、まとまりごとに一息で読み、まとまりの間で少し区切ります。

Q

thought group の意味と読み方を教えてください。

A

thought(考え)と group(まとまり)を組み合わせた言葉で、「意味のまとまり」という意味です。読み方は「ソートグループ」で、発音記号は /ˈθɔːt ɡruːp/ です。

Q

英文は、どこで区切って読めばよいですか?

A

目安は、カンマなどの記号の所、and・but などの接続詞の前、in・at などの前置詞で始まるかたまりの前、長い主語のあとです。短い文は、区切らずに一息で読むこともあります。

Q

区切る位置を間違えると、どうなりますか?

A

意味が変わって伝わることがあります。I don’t know, John. は「知らないよ、ジョン」です。I don’t know John. は「ジョンという人を知りません」です。

Q

Thought Group とフォーカスワードは、どう関係しますか?

A

1つの Thought Group の中には、いちばん強く読む語が1つあり、それをフォーカスワードと呼びます。多くの場合、まとまりの最後の、意味を運ぶ語です。

Q

スラッシュリーディングとは違うものですか?

A

スラッシュリーディングは、英文に「/」を入れて、意味のまとまりごとに読んで理解する読み方です。区切る所の考え方は同じで、Thought Group は話すとき・音読するときの区切りを指します。

区切って話す練習を仕事の英語で使う工夫|会議の1文を用意する・同じ発表を3回する・短いフレーズで返す

ここまでで、意味のまとまりごとに区切る位置と、区切りで意味が変わる例を、音声で確かめてきました。ただ、区切り方を知っても、仕事の英語の場面ですぐに使えるとは限りません。ここでは、区切って話す練習を仕事の英語で使うための工夫を3つ紹介します。どれも、英語学習のほかの記事で、受講者の実例とともに紹介している方法です。

会議の発言を区切って話したいなら、議題ごとに1文ずつ用意しておく。固有名詞と数字を先に声に出す。

たとえば、英語の会議で、言いたいことを一続きに話してしまい、相手に聞き返されることがあります。その場で組み立てた長い文は、どこが話の切れ目かを自分でも決めないまま口から出ていきます。「商品開発の進捗確認」のような議題なら、話す中身は会議の前から決まっています。

そんなときに「発言を1文ずつ用意する」と、区切る位置まで前もって決めておけます。伝えたいことが1文になっていれば、完璧な英文でなくてかまいません。ITコンサルタントの竹内さんは、レッスンで仕事の話をしたとき、前提を説明しなくても会話ができて驚いたと話しています。

会議の中で英文をひねり出すやり方と違って、この方法では、仕事の中身はすでに頭の中にあり、準備するのは英語の形だけです。進め方は3つです。

  1. アジェンダが届いたら、議題ごとに、自分が発言する内容を短い英文で1文にまとめます。
  2. その文に出てくる商品名・プロジェクト名・金額・期日を、先に音読しておきます。
  3. 仕事の話が通じる相手と練習し、用意した1文を本番でそのまま使います。

この記事の区切り方なら、用意した1文に「/」を書き込んでから音読します。次の例文は、前置詞 for と on の前、カンマと but の所で区切ると、4つのまとまりになります。

押すと例文が流れます。4つのまとまりの間の、短い区切りを聞いてみましょう。

  • We’re on schedule / for the beta release next month, / but we need feedback / on the user interface.来月のベータ版の公開は予定どおりですが、画面の使い勝手について意見が必要です。

金額や期日を一度声に出しておけば、会議の途中で「あの数字は英語で何だったか」と止まらずに済みます。会議の中と会議のあとにできることも、英語の会議についていけないの記事で紹介しています。

英語のプレゼンを区切って話したいなら、同じ内容を3回発表する。1回目は原稿を見ながらでよい。

たとえば、英語のプレゼンでは、緊張すると早口になり、まとまりの間の区切りがなくなることがあります。聞いている人には、どこで話が切れるのかが分かりにくくなります。福岡の井上さんは、外国人のお客さまからの問い合わせをきっかけに、セブ島留学のプレゼンテーションクラスに参加しました。参加は3回で、最後の回は英語のスクリプトを持たずに話しています。

そんなときに「同じ内容を発表する機会を複数持つ」と、区切り方を回ごとに直せます。1回目で言葉に詰まった所を、2回目の原稿に反映できるためです。

市販のテンプレートを丸暗記するのと違って、この方法では、題材は自分の仕事の内容です。井上さんも、担任の先生と一緒に、不動産の内容を英語にしています。覚えた言い方は、そのまま商談でも使えます。進め方は3つです。

  1. 1回目は原稿を手元に置いて話します。原稿は、自分の仕事の内容で全文を書き起こします。
  2. 同じテーマで話す2回目・3回目の場を作ります。社内の勉強会でも、レッスンでの再発表でも、同僚への説明でもかまいません。日付を決め、カレンダーに先に入れます。
  3. 3回目は、原稿を見ずに話してみます。詰まったら見てもよい、と始める前に決めておきます。

この記事の練習なら、1回目の原稿に「/」を書き込み、区切る所を決めてから読みます。1回目が終わった直後に、詰まった所や間が空きすぎた所をメモしておくと、2回目の原稿で直せます。何回目に原稿を見ないで話すかを自分で選ぶと、始めやすくなります。発表の場の作り方は、英語のプレゼンの記事で紹介しています。

とっさの返事が出てこないなら、短いフレーズで返すことから始める。1つのまとまりで返せたら成功として数える。

たとえば、会議で「ご意見はありますか」と聞かれ、完璧な文で答えようとして黙ってしまうことがあります。区切って話す練習をしていても、長い文を頭の中で組み立ててから話そうとすると、口が止まります。システム開発会社でマネジメント職に就く宇野さんも、入学時の課題は「ぱっと言葉が出てこない」ことでした。

そんなときに「短いフレーズで返す」と決めておくと、まず1つのまとまりを口に出せます。宇野さんは3ヶ月の英語コーチングのあと、以前と比べて1つの文章を長く話せるようになったと実感しています。短いフレーズを組み合わせて、やがて長く話せるようになる流れです。

頭の中で文を完成させてから話すやり方と違って、この方法では、Yes の1語でも、I think so の3語でも、返せたことを先に認めます。進め方は3つです。

  1. 最初から文で返そうとせず、短いフレーズで返すことを自分に許可します。
  2. よく使う場面で使える短いフレーズを10個だけ選び、口になじませます。I think so・Exactly・Let me think・One more time などです。
  3. その日に短いフレーズで返せた回数を、夜に振り返ります。「営業先で Sounds good と言えた」のように数えます。

この記事の考え方で見ると、短いフレーズは、それだけで1つのまとまりです。

押すと発音が流れます。1つのまとまりとして、一息で言ってみましょう。

  • I think so.
  • Let me think.
  • Sounds good.

完璧さだけを基準にすると、失敗ばかりが目につきます。短くても返せたことを数えれば、成功を積み重ねられます。フレーズを2つ、3つとつなげれば、まとまりを並べて話す形になります。返し方が変わる段階は、英語がとっさに出てこないの記事で紹介しています。

まとめ|Thought Group は意味のまとまりで、まとまりごとに区切って読む

Thought Group(意味のまとまり)とは、1つの文の中で、意味がまとまっている単語のグループのことです。英語は、まとまりごとに一息で読み、まとまりの間で少し区切ります。

区切る位置の目安は、記号の所、接続詞の前、前置詞の前、長い主語のあとです。区切る位置が変わると、伝わる意味が変わることもあります。

まずは、この記事の聞き分けクイズで、区切りの違いを聞き分けられるかを試してみてください。

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