英語「T」と「D」の発音のコツ|/t/・/d/の違いと読み方、tの音の変化

英語の T と D は、喉が震えるかどうかで言い分ける音です。/t/ と /d/ の出し方のコツ、それぞれの音を含む英単語、単語の中の場所で変わる t の音(弾く・飲み込む・消える・止める)を解説します。
英語の T と D は、舌先を上の前歯の裏の歯ぐきに当て、離す瞬間に出す音です。
- /t/:息だけで出す。喉は震えない(time・ten)
- /d/:声を出して喉を震わせる(door・den)
文字の名前は、T が「ティー」、D が「ディー」です。アメリカ英語では、water の t が「ラ」に近く聞こえるなど、t の音が単語の中の場所で変わります。この記事では、2つの音の出し方と違い、t の音の変化を、単語と例文の音声付きで解説します。聞き分けのクイズは、/t/ と /d/ の違いの章にあります。
本題の前に、3問
この単語の t・d の音は、どれでしょう。
近いと思う答えを押すと、答えと音声が出ます。
looked(-ed の音)
強く読むのは、別の音節でした
/t/・/d/・弾く音(1つ目を強く読む)
played(-ed の音)
強く読むのは、別の音節でした
/t/・/d/・弾く音(2つ目を強く読む)
water(t の音)
強く読むのは、別の音節でした
/t/・/d/・弾く音(3つ目を強く読む)
解説
3問とも、つづりだけでは音が分かりません。-ed は前の音で /t/ と /d/ に分かれ、t は前後の音で弾く音にもなります。くわしくは、この記事の「T と D の読み方」と「t の音の変化」の章で確かめられます。

T と D を、舌の当て方から練習する
t の音は、単語の中の場所で変わります。シャベリッシュでは、英語の母音と子音を正しく出す練習から始めます。録音した発音は、日本人コーチと外国人講師が聞いてアドバイスします。
英語の T と D の読み方|文字の名前はティーとディー、音は /t/ と /d/
「Dの読み方」を調べると、2つの答えが出てきます。1つは文字の名前で、T は「ティー」、D は「ディー」と読みます。もう1つは単語の中での音で、T は /t/、D は /d/ の音で読みます。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- T文字の名前 /tiː/
- D文字の名前 /diː/
/t/ と /d/ は、日本語のタ行・ダ行と似ているが、同じではない
/t/ と /d/ は、舌先を上の前歯の裏の歯ぐきに当て、離す瞬間に音を出します。口の形は、日本語の「タ」「ダ」とほぼ同じです。違いが出るのは、i と u の音が続くときです。
日本語のタ行は「タ・チ・ツ・テ・ト」で、チとツは舌の位置が変わります。英語では、t のあとが i でも u でも、舌先は歯ぐきに当てたままです。表の単語を押すと、音声が流れます。
音 | 日本語読み | 単語 |
|---|---|---|
ティt + i | チ | teateam |
トゥt + u | ツ | twotool |
ディd + i | ジ | deepdinner |
ドゥd + u | ズ・ヅ | doduring |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- tea
- team
- two
- tool
- deep
- dinner
- do
- during
カタカナで「チーム」と書く team も、英語では「ティーム」に近い音で読みます。tea を「チー」、two を「ツー」と読まないように、舌先を動かさずに言ってみてください。

過去形の -ed は、前の音で /t/ ・ /d/ ・ /ɪd/ に分かれる
T と D の音は、動詞の過去形の -ed にも出てきます。-ed は、前の音が喉の震えない音なら /t/、喉の震える音なら /d/ で読みます。前の音が t か d のときは、/ɪd/ と読みます。
前の音 | 読み方 | 単語 |
|---|---|---|
喉が震えない音k・p・s など | /t/ | lookedworked |
喉が震える音母音・n・l など | /d/ | playedcalled |
t・d | /ɪd/ | wantedneeded |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- looked
- worked
- played
- called
- wanted
- needed

つづりは同じ -ed でも、読み方は3つあります。looked を「ルックド」と読まず、最後を息だけの /t/ で終えると、英語らしく聞こえます。
T /t/ とD /d/ の発音のコツとポイント
①日本語で『タ』マウスポジション舌を上顎に付けた状態
②瞬間的に破裂させて/t/は息だけ、/d/は喉を震わせる

押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- time/t/息だけ
- door/d/喉を震わせる
/t/ と /d/ の違い|喉が震えるかどうかで、別の単語になる
/t/ と /d/ は、舌の位置も口の形も同じです。違うのは、喉が震えるかどうかだけです。/t/ は息だけで出し、/d/ は声を出して喉を震わせます。
喉に指を当てて言い比べると、違いが分かります。/d/ を言うと指に振動が伝わり、/t/ では伝わりません。この違いだけで、time(時間)と dime(10セント硬貨)のように、別の単語になります。
意味 | /t/ の単語 | /d/ の単語 |
|---|---|---|
時間/10セント硬貨 | time | dime |
10/巣穴 | ten | den |
結ぶ/死ぬ | tie | die |
賭ける/ベッド | bet | bed |
カート/カード | cart | card |
座席/種 | seat | seed |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- time
- dime
- ten
- den
- tie
- die
- bet
- bed
- cart
- card
- seat
- seed
語尾の t と d は、聞き分けがさらに難しくなります。bet と bed のように、最後の音を強く破裂させないことが多いためです。英語では、d で終わる単語のほうが、前の母音が少し長く聞こえます。
試してみる:音声を聞いて、どちらの単語か当ててください
/t/ と /d/ の組を、6問用意しました。音声を聞いて、聞こえた単語を選びます。答えると、2つの単語を聞き比べられます。
聞き分けクイズ
正解 0 / 6
第1問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「time」でした
time
/t/
dime
/d/
第2問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「den」でした
den
/d/
ten
/t/
第3問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「tie」でした
tie
/t/
die
/d/
第4問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「bed」でした
bed
/d/
bet
/t/
第5問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「card」でした
card
/d/
cart
/t/
第6問 / 6問
聞こえたのはどちらでしょうか。
不正解でした
聞こえたのは「seat」でした
seat
/t/
seed
/d/
6問中 0問 正解でした
聞き分けにくかった組は、自分でも言い分けられていないかもしれません。シャベリッシュでは「発せない音は、聞き取れない」という考え方で、まず音を作るところから練習します。進め方はシャベリッシュの特長で紹介しています。
T /t/ の音を含む英単語
当記事では下記のT/t/が入っている発音について解説します。※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。
【初級 /t/の発音】
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- total/ˈtoʊtəl/
- target/ˈtɑrɡət/
- content/ˈkɑntɛnt/
- technology/tɛkˈnɑləʤi/
- doctor/ˈdɑktər/
- student/ˈstudənt/
- community/kəˈmjunəti/
- assist/əˈsɪst/
- store/stɔr/
- time/taɪm/
- I’m trying to teach my cat to sit.猫にお座りを教えようとしています。
- I need to get a haircut this weekend.今週末に散髪に行きたいんだ。
- I was so tired after work that I took a nap on the couch.仕事の後、とても疲れていたので、ソファで昼寝をしたんだ。
- The train station is located downtown near the shops.駅はお店の近くにあるダウンタウンにあります。
- The hotel has a policy about noise after 10pm.このホテルは夜10時以降の騒音についてポリシーを持っています。
【中上級 /t/の発音】
- temperature/ˈtɛmprəʧər/
- protection/prəˈtɛkʃən/
- traditional/trəˈdɪʃənəl/
- hesitate/ˈhɛzəˌteɪt/
- extremes/ɛkˈstrimz/
- statistic/stəˈtɪstɪk/
- terrible/ˈtɛrəbəl/
- script/skrɪpt/
- tourism/ˈtʊˌrɪzəm/
- react/riˈækt/
- Innovative approaches and traditional values in customer service increase revenue.
- A flawless script for a business presentation should include statistics.
- It is essential to provide effective solutions to their problems to maintain a positive reputation.
- Protecting the natural environment is critical in the hospitality industry.
- Adaptability and risk-taking are essential to succeed in a competitive business setting.
D /d/ の音を含む英単語
当記事では下記のD/d/が入っている発音について解説します。※当メディアは、別途記載のない限りアメリカ英語の発音を基本としています。
【初級/d/の発音】
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- door/dɔr/
- today/təˈdeɪ/
- standard/ˈstændərd/
- children/ˈʧɪldrən/
- drink/drɪŋk/
- data/ˈdeɪtə/
- spend/spɛnd/
- document/ˈdɑkjəmɛnt/
- inside/ɪnˈsaɪd/
- discuss/dɪˈskʌs/
- Dad drove his car down the dirt road to get to the grocery store.お父さんは、スーパーに行くために、未舗装の道を車で走った。
- The child cried when he dropped his ice cream.その子はアイスクリームを落として泣いた。
- The students studied hard for their exam and all passed.学生たちは試験のために一生懸命勉強し、全員が合格した。
- My friend suggested we try the new restaurant downtown.私の友人はダウンタウンにある新しいレストランを試してみることを提案した。
- The manager reviewed my performance and gave me some feedback.マネージャーは私の業績を評価し、フィードバックをくれた。
【中上級/d/の発音】
- damage/ˈdæməʤ/
- condition/kənˈdɪʃən/
- individual/ˌɪndəˈvɪʤəwəl/
- donate/ˈdoʊˌneɪt/
- include/ɪnˈklud/
- development/dɪˈvɛləpmənt/
- dedicate/ˈdɛdəˌkeɪt/
- digital/ˈdɪʤətəl/
- divide/dɪˈvaɪd/
- address/ˈæˌdrɛs/
- We need to discuss the details of the contract before signing it.
- The doctor told me to take this medicine to help my condition.
- I need to add more vegetables to my diet to stay healthy.
- David is a very hardworking individual who always gets his work done on time.
- I decided to donate some of my clothes to the charity to help those in need.
t の音は、単語の中の場所で変わる|弾く t・飲み込む t・消える t・止める t
ここまでの単語には、つづりに t があっても、/t/ の音で聞こえないものがあります。たとえば water は、「ウォーター」ではなく「ワーラー」に近く聞こえます。アメリカ英語では、t の前後の音によって、t の音が変わります。
シャベリッシュの公式サイトでも、I met him at a cocktail party. が「メリマラ」と聞こえる例を紹介しています。単語はすべて中学英語でも、音の変化を知らないと聞き取れません。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- I met him at a cocktail party.met him at a が「メリマラ」に聞こえる

t の音の変わり方は、主に4つです。表の単語を押して、t がどう聞こえるかを確かめてください。
変わり方 | どこで起きるか | 単語 |
|---|---|---|
弾く tラ行に近い音 | 母音と母音のあいだ | waterbetterparty |
飲み込む t喉の奥で止める | t のあとに n が続くとき | importantbuttonwritten |
消える tn に吸収される | n のあとの t | twentyinternetcenter |
止める t息を出さない | 文の終わりや、子音の前 | getthatcat |
表の単語は、次のボタンで聞けます。
- water
- better
- party
- important
- button
- written
- twenty
- internet
- center
- get
- that
- cat
弾く t:母音にはさまれた t は、「ラ」に近い音になる
water・better・party のように、t の前後が母音のときは、舌先で上の歯ぐきを1回軽く弾きます。音は、日本語の「ラ」に近くなります。
シャベリッシュの特長のページでは、この変化を「フラッピング」(音の弾音化)と呼んでいます。t と d の音が弾かれるように変化する、アメリカ英語特有の現象です。
d も同じように変わります。ready や body の d も、「ラ」に近い音で読みます。そのため、writer(書く人)と rider(乗る人)は、アメリカ英語ではとても近い音に聞こえます。
- readyd が「ラ」に近い音
- bodyd が「ラ」に近い音
飲み込む t:t のあとに n が続くと、喉の奥で音を止める
important・button・written のように、t のあとに n が続くときは、t を破裂させずに、喉の奥で息を止めます。important は「インポータント」ではなく、「インポーッント」に近く聞こえます。

消える t:n のあとの t は、n に吸収されて聞こえにくくなる
twenty・internet・center のように、n のあとに t が続くときは、t の音がほとんど聞こえなくなることがあります。twenty は「トゥエニー」、internet は「イナネット」に近く聞こえます。
止める t:文の終わりの t は、息を出さずに止める
get や that のように t で終わる単語は、文の終わりや子音の前で、t を破裂させないことがよくあります。舌先を上の歯ぐきに当てたまま、息を止めて終えます。
公式サイトの例では、Let me get back to you on that. が「レミ・ゲッバッ・タユワ(オ)ン・ザッ」と聞こえます。
- Let me get back to you on that.get と that の t を止める
受講生の中にも、t の音の変化を知って、聞こえ方が変わった人がいます。
経営者の北島さんは、レッスンで2つのルールを学びました。pretty の t が d の音になる「Flap T」と、mountain の t がなくなる「Silent T」です。目からうろこだった、と話しています。このルールを一度学ぶと、一気にネイティブっぽく発音できたそうです。
北島さん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む
ドバイと日本で会社を経営するH.Tさんは、t の音が消えるアメリカンTと、2つの音がつながるリンキングが苦手でした。受講して初めてアメリカンTを知り、「だから今まで単語が聴こえなかったんだ!」と納得したそうです。
H.Tさん(シャベリッシュの前身サービス「ハツオン」の受講生)の体験談より 体験談を読む
t の音の変化は、1語ずつ覚えるより、ルールで覚えるとまとめて身につけられます。母音にはさまれたら弾く、n が続いたら飲み込む、という形です。ルールを知ってから単語の章の音声を聞き直すと、変化している t に気づけます。ほかの音の変化は、英語の発音ルールの記事で解説しています。
t の音の変化まで聞き取りたいなら、日本人コーチ×外国人講師のW体制で教える英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。母音15・子音24、リンキングやリダクションなどの音声変化を、専用教材と外国人講師のレッスンで習得します。
音の変化の学び方について詳しく知りたい方は、こちらから特長をご覧ください。t/d の音が弾かれるように変化する「フラッピング」など、音を分解して鍛える9つの学習項目を紹介しています。
英語の発音の練習方法
英語の正しい音を習得するには、以下のステップがあります。

まずは正しい音を理解する
ネイティブの英語を何度聞いても分からなかったのに、テキストで見ると意外と簡単なことを言っていて拍子抜けしたことはありませんか?
見ればわかるはずの英語が聞こえない理由は明確で、正しい音を発することができていないからです。
人間の脳には「発音できない音は聞こえない」という特性があります。日本語にはない英語の音は、脳が雑音と理解してしまうため入ってこないのです。
英語と日本語の発音の違いと正しい発音の仕方を理解することが、リスニング力の大幅な向上の近道になります。

とにかく発声練習をする
音を理解したら、発音の反復練習が欠かせません。日本語でも同じですが、子どものころに発音しづらかった言葉も何回も発話することによって正しく発音することができるようになります。
最初は言いなれない英単語でも、スムーズに発音できるまで繰り返し練習しましょう。
/t/ と /d/ は、意味が変わる組を交互に言うと、喉の震えの違いが分かります。次の組を、音声のあとに続けて声に出してみてください。
押すと発音が流れます。聞いたら、まねして声に出してみましょう。
- time/t/
- dime/d/
- ten/t/
- den/d/
喉に指を当てたまま言うと、/d/ のときだけ指に振動が伝わるかを確かめられます。スマートフォンで録音して、お手本と続けて聞くのも効果的です。
第三者にフィードバックをもらう
発音を上達させるためには第三者からどこが間違っているかを指摘してもらうことも近道です。一人で発音の練習をしていても自分の間違いに気づくことはとても難しいものです。さらに、間違った発音方法が一度身についてしまうと改善に時間がかかってしまいます。
自分の t と d が通じているかを、人に確かめてもらいながら練習したい方へ。英語コーチング「シャベリッシュ」がおすすめです。受講中は、録音した発音は、日本人コーチと外国人講師が聞いてアドバイスします。
無料カウンセリングについて詳しく知りたい方は、こちらからご覧ください。予約は30秒で完了し、どの音や表現から練習するかまで一緒に考える相談の例を紹介しています。
第三者に自分の発音を客観的に指摘してもらうことで改善点が明確になり、より早く上達させることができます。
音の変化から練習を組み立てる英語コーチング「シャベリッシュ」

シャベリッシュは、ビジネスのための英語コーチングです。商談・交渉・プレゼンなどで、自然な会話ができることを目指します。公式サイトの言葉では「最短2ヶ月からの完全トークトレーニング」です。
「発せない音は、聞き取れない」という考え方から、練習を、音を作る、反射に変える、実戦で仕上げる、の3つのステップで進めます。
最初の音を作る段階では、母音15・子音24の音と、リンキング(音のつながり)やリダクション(音の脱落)などの音の変化を練習します。この記事で紹介した、t の弾く音(フラッピング)も学習項目の1つです。
専用の教材と外国人講師のレッスンで、音を直しながら進めます。日本人コーチと外国人講師のW体制で、毎週の練習に伴走します。音の練習の進め方は、シャベリッシュの特長で詳しく紹介しています。
体験談で紹介した北島さんの受講前と受講後の話し方は、公式サイトのトップページの動画で聞き比べられます。受講した方の体験は、受講生の声で読めます。
英語「T」と「D」の発音に関するよくある質問
Qなぜ発音から学ぶことが英語学習の最短距離なのですか?
正しい発音を学ぶことで、「話す」「聞く」「読む」「書く」の4つのスキルの上達を加速させるからです。英語を話す相手が聞き取りやすく、正確な発音で発話することで、コミュニケーションがスムーズになります。また、英語の正しい発音を理解することで、英語を聞き取る能力が向上します。逆に自分が発音できない音は聞き取ることができません。更に、正しい発音学習は、単語やフレーズなどの語彙習得の定着や文法理解の向上にもつながります。
Qアメリカ英語の発音を基準としているのはなぜですか?
世界基準としてのアメリカ英語を学ぶことで、その他の英語アクセントへ応用する際の基礎になるためです。世界中にはさまざまな英語が存在しています。ただ、アメリカ英語はビジネスや教育現場で最も使われているアクセントの1つであり、アメリカ英語の発音が世界基準と認識されています。
Q英語の発音を独学するのは難しいですか?
一般的に母国語以外の言語の発音を習得することは、難しいとされています。特に英語と日本語では、母音や子音の数やそれらの発声方法が大きく異なります。そのため、正しい英語発音の習得には、「正しい学習方法」と「多くの時間」が必要となります。また、自分一人で発音の間違いに気づくことは非常に難しく、第三者からの専門的かつ適切なフィードバックをもらうことが必要不可欠となります。
Q正しい発音はどれくらいの期間で身につきますか?
英語発音の習得の速さには個人差があります。ただ、十分な学習時間と正しい学習方法で取り組むことによって、数ヶ月から数年程度で正しい発音を身につけることができます。しかし、よりネイティブに近い発音を習得するためには、継続的な努力と練習が必要です。また、英語話者とのコミュニケーションや、実際に話す環境での練習が必要です。
Q英語の T と D は、どう読みますか?
文字の名前は、T が「ティー」、D が「ディー」です。単語の中では、T は /t/、D は /d/ の音で読みます。どちらも、舌先を上の前歯の裏の歯ぐきに当てて、離す瞬間に音を出します。
Q/t/ と /d/ の違いは何ですか?
喉が震えるかどうかです。/t/ は息だけで出し、/d/ は声を出して喉を震わせます。舌の位置と口の形は同じです。time と dime、ten と den は、この違いだけで別の単語になります。
Qwater の t が「ラ」に聞こえるのはなぜですか?
アメリカ英語では、母音にはさまれた t を、舌先で歯ぐきを1回弾く音で読むためです。この音は、日本語の「ラ」に近く聞こえます。better や party の t も同じです。
Qimportant の t が聞こえないのはなぜですか?
t のあとに n が続くと、t を破裂させずに、喉の奥で息を止めて読むことが多いためです。button や written も同じように変わります。
Q過去形の -ed は、 /t/ と /d/ のどちらで読みますか?
前の音で決まります。looked のように喉の震えない音のあとは /t/、played のように喉の震える音のあとは /d/ で読みます。wanted のように t か d のあとは、/ɪd/ と読みます。
Q「ティ」と「チ」、「ドゥ」と「ズ」を言い分けるコツは何ですか?
舌先を上の前歯の裏の歯ぐきに当てたまま、母音だけを変えることです。日本語の「チ」「ツ」は、舌の位置が変わります。tea・two・do を、舌先を動かさずに言う練習をしてみてください。
T と D の音を毎日の英語で使う工夫|単語に音を付け直す・台本なしで話す場を作る・週に取れる時間を決める
ここまでで、/t/ と /d/ の出し方と違い、t の音の変化を、単語と例文の音声で見てきました。ただ、単語で言い分けられても、会話の中で聞き取れたり、使えたりするとは限りません。ここでは、覚えた音を毎日の英語で使うための工夫を3つ紹介します。どれも、発音メディアのほかの記事で紹介している方法です。

知っている単語が聞き取れないなら、単語に音を付け直す。遅くして、音のつながりを確かめる。
たとえば、get・water・important のように、文字で見れば分かる単語が、会話の中では聞き取れないことがあります。「Did you get it?」が、「ディジャゲリッ」と1つの音に聞こえることもあります。
そんなときに「単語に音を付け直す」と、どの音が抜けているかを1語ずつ特定できます。知っている単語が聞き取れないのは、その単語が実際に発音される音を知らないからです。文字と意味だけで覚えてきた単語は、耳に入る音と結びついていません。
聞き流しと違って、この方法では、聞く量を増やすのではなく、単語に音を後から付け直します。音の知識は、次の3ステップで埋めます。
- すでに覚えた単語に、辞書の音声や発音記号で音を後から付けます。
- 聞き取れなかった文をスクリプトで確認し、知らない単語か・知っている単語かを分けます。
- 知っている単語だったら、音声を0.75倍速や0.5倍速にして、どこで音がつながっているかを見ます。
3が効くのは、文字で知っている語が、実際には別の塊で発音されているからです。「Did you get it?」を遅くして、「Did / you / get / it」の切れ目を目と耳で確かめます。すると、4語が2つか3つの音になっていることが分かります。get it の t が弾く音になるのも、その1つです。音の付け直し方は、英語が話せないの記事で紹介しています。
- Did you get it?「ディジャゲリッ」に近く聞こえる
覚えた音を会話で使えないなら、台本なしで話す場を毎週作る。自分の業務をテーマに、その場で組み立てる。
たとえば、大学で研究職を務めてきた山口さんです。「サバイバルイングリッシュは、即興性という面で、とても実用的でしたので印象に残っています」と語ります。台湾出身で監査官として働く受講者の方も、授業中に会話や討論をする機会がたくさんあった、と振り返っています。
そんなときに「台本なしで話す場」を毎週作ると、本番が年に数回でも、台本のないやりとりを毎週練習できます。決まった正解のない場面で、その場の英語で切り抜ける練習です。
質問を予測して答えを暗記する練習と違って、この方法では、その場で組み立てる回数を増やします。暗記した答えは、想定した質問が来たときにしか使えないからです。台本のない会話や討論を何度もやっておくと、想定外の質問が来ても何か言える状態になります。手順は3つです。
- 週1回、台本なしで英語で話す場を固定します。オンライン英会話のフリートークでも、同僚との英語ランチでも、形は問いません。
- 自分の業務テーマで、「賛成/反対を言い合う」練習を入れます。
- 想定問答は、「答えを暗記する」のではなく、「その場で組み立てる練習の素材」として使います。
②の題材は、大きなテーマである必要はありません。自分の業務で最近決めたこと・迷っていることをテーマに、あえて反対側の立場から話してみます。この記事の単語を1語ずつ言えるようになったら、次は台本のない会話の中で、t と d を言い分けてみてください。話す場の作り方は、英語の質疑応答が苦手な方への記事で紹介しています。
練習の時間が取れないなら、週に取れる時間を先に決める。スコア・平日の時間・期限の3つを書き出す。
たとえば、パーソナルトレーナーとして働く三井さんは、仕事の合間の空いている時間に受講できたことを、続いた理由に挙げています。会社を経営するH.Tさんは、「一度生活の中で勉強時間をルーティン化してしまえばとても楽になります」と話しています。
そんなときに「週に取れる時間」を先に決めると、仕事が忙しい週でも計画が崩れにくくなります。ここで先に決めたいのは、勉強法ではなく、毎週無理なく確保できる時間です。
勉強法から選ぶのと違って、この方法では、生活の側から計画を組みます。週5時間しか取れないのに2ヶ月で終える計画を立てると、仕事が忙しい週に破綻してしまうためです。自分の計画は、次の3つを書き出せば決まります。
- 直近のTOEICスコアを書きます。リスニングとリーディングは別々に書きます。
- 平日に確実に取れる時間を書きます。移動時間と昼休みを含めて、1日あたり何分かを出します。
- 期限を書きます。いつまでに英語を使う予定があるかです。
たとえば、平日の夜に30分、土日に2時間ずつ取れるなら、合計は週約6.5時間です。明確な期限がないなら、まずは週5時間の計画から始めるのが現実的です。通勤や昼休みに15分ずつ分ければ、この記事の単語と例文の音声をまねる時間も作れます。時間の決め方は、社会人の英語勉強の記事で紹介しています。
まとめ|英語の T と D は、喉の震えと t の音の変化で言い分ける
T/t/とD/d/の発音は日本人にとって発音しにくい音ですが、何度も練習することによって正しく発音ができるようになります。
/t/ と /d/ は、舌の位置は同じで、/t/ は息だけ、/d/ は喉を震わせて出します。アメリカ英語では、t の音が、弾く・飲み込む・消える・止めるの4つに変わります。まずは、この記事の聞き分けクイズで、time と dime を聞き分けられるかを試してみてください。
シャベリッシュは、「発せない音は、聞き取れない」という考え方で練習を組む英語コーチングです。日本人コーチと外国人講師の2人が、毎週の練習を一緒に見直します。無料カウンセリングでは、英文の例題を1つ聞き、聞き取れない理由を担当者が説明します。そのうえで今の英語のレベルを確かめ、自分に合う学習の方法を相談できます。予約は30秒で完了します。無料カウンセリングを予約する

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