フィリピン英語の訛りは気になる?発音の特徴とセブ島留学での学び方

フィリピンで英語を学ぶと、訛りがうつらないか。留学先を選ぶとき、講師の発音が気になる方もいるでしょう。

フィリピン英語には、一般によく指摘される発音の特徴があります。ただ、留学で大切なのは「どの国の英語か」より、講師がどんな発音で話し、あなたの発音をどう直してくれるかです。この記事では、フィリピンで英語が使われている背景と訛りの特徴、ビジネスでの考え方、セブ島留学で発音を学ぶ方法を紹介します。

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フィリピンで英語が使われている背景

フィリピンの人の多くが英語を話せるのには、制度と歴史の理由があります。

英語は憲法で定められた公用語の一つ

フィリピンの1987年憲法は、国語をフィリピノ語とし、公用語を「フィリピノ語と、法律で別に定めるまでは英語」と定めています。公用語は、行政のやり取りと学校での教育に使う言語として位置づけられています。

フィリピン1987年憲法 第14条(Official Gazette)

そのため、仕事や学校では日常的に英語が使われています。講師にとっても、英語は授業で学び、仕事で使ってきた言語です。

アメリカの統治下で、英語の学校の教育が広まった

フィリピンで英語が広まったきっかけは、20世紀のはじめのアメリカの統治です。1901年にはアメリカから多くの教師が派遣され、英語で授業を行う公立の学校が各地に広がりました。その後、学校の教育やメディアを通じて、英語を使う人が増えていきました。

フィリピン英語の訛りの特徴

ここでは、フィリピン英語について一般によく指摘される発音の特徴を紹介します。フィリピンには地域ごとに異なる言語があり、話す人の母語や教育によって発音は大きく変わります。全員に当てはまるものではない点に注意してください。

一部の話者では「F」「V」が「P」「B」に近く聞こえる

フィリピンの言語の多くには、もともと「F」「V」の音がありません。そのため、一部の話者では、fan が pan に、very が bery に近く聞こえることがあります。

一部の話者では「TH」が「T」「D」に近く聞こえる

一部の話者では、think の「TH」が「T」に、this の「TH」が「D」に近く聞こえることがあります。日本人にも多い発音のくせなので、聞き取りやすいと感じる方もいます。

母音をつづりの通りにはっきり読む人もいる

英語には、弱く短く読む「あいまいな母音」があります。フィリピン英語の話者の中には、この音をつづりの通りの母音で、はっきり読む人もいます。日本語の「ア・イ・ウ・エ・オ」に近く、日本人には聞き取りやすい一方、英語らしいリズムとは少し違って聞こえます。

「R」をしっかり発音する人が多い

フィリピン英語では、car や water の「R」をはっきり発音する人が多くいます。巻き舌に近い「R」になる人もいます。

単語の中で強く読む位置が変わることがある

ceremony を2つ目の音節で強く読むなど、辞書とは違う位置を強く読む例が指摘されています。

これらの特徴は、日本人が英語を話すときのくせと重なる部分があります。聞き取りやすさにつながる一方で、自分の発音を直したいときは、どの音を手本にするかを講師と確認しながら練習することが大切です。

フィリピン英語とアメリカ英語の関係

フィリピン英語は、アメリカの統治下で広まった歴史から、アメリカ英語と近い関係にあります。つづりは color、program のようにアメリカ式が基本で、「R」をしっかり発音する点もアメリカ英語と共通しています。

一方で、フィリピンの言語の影響を受けて、先に紹介したような独自の特徴も持っています。アメリカ英語をもとに、フィリピンの中で育ってきた英語と考えると分かりやすいでしょう。

訛りが気になるときは、不安を2つに分ける

発音で困ることは、大きく2つに分かれます。

困っていること

例

授業で練習すること

相手の英語が聞き取れない

知っている単語なのに、会話の中では聞き取れない

音のつながり、弱く読まれる音、文の区切り

自分の英語が伝わらない

数字や名前を言うと聞き返される

一つひとつの音、強く読む部分、話す速さ

どちらで困っているかが分かると、授業で講師に相談する内容を絞れます。アメリカの取引先との会議に備えたいなど、特定の相手を想定している場合は、その場面も伝えましょう。

フィリピン英語はビジネスで通用する?

社会人の方からは「フィリピンの英語で、仕事に通用するのか」という質問もよくいただきます。

英語を話す人の多くは、英語を母語としない人

英語は、第二・第三の言語として話す人まで含めると、世界で最も話す人が多い言語です。英語を母語とする人だけで数えると、最も多いのは中国語(北京語)です。英語は146の国で話されていて、英語を母語としない人どうしの会話でも広く使われています。

世界で最も話されている言語(Ethnologue)

仕事で英語を使う相手は、アメリカやイギリスの人だけではありません。アジアやヨーロッパの取引先と話すときに求められるのは、訛りのない発音より、相手に一度で伝わる発音と、さまざまな発音を聞き取る力です。

さまざまなアクセントに慣れることも力になる

航空の仕事に転職することを目指していた方は、仕事で話す相手がネイティブとは限らないことを考えて、フィリピン留学を選びました。留学を終えて「様々なアクセントに慣れることができました」と振り返っています。

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ミライズ留学での発音の学び方

ミライズ留学では、受講者の9割以上が社会人です。仕事で伝わる英語を身につけるために、授業の中で発音を学びます。

日本人に必要なのは「英語の音」を学ぶこと

英語が聞き取れない原因の多くは、英語の音を知らないことにあります。日本語にない音や、単語がつながって変わる音を学ぶと、聞き取れる音が増え、自分の発音にも自信が持てるようになります。ミライズ留学では、授業の中で英語の音から学びます。

TESOLを修了した講師と、担任のコアティーチャー

ミライズ留学の授業は、英語を母語としない人に英語を教える方法を学ぶTESOLの課程を修了した講師が担当します。また、担任となる「コアティーチャー」が学習の進み具合を見ているので、発音の課題を一人の講師が継続して見ることができます。

正しい発音に触れることを重視して留学先を選んだコンサルタントの方は、担当の講師がゆっくり話してくれ、発音も授業の内容も問題なかったと話しています。その講師はアメリカで発音を徹底的に直された経験を持ち、その発音を手本にできたそうです。

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授業では「どう直すか」まで教わる

「もう一度言ってください」と繰り返すだけでは、どこを直せばよいか分かりません。発音の授業では、次のように具体的に直し方を教わりましょう。

  • 口の形と舌の位置
  • 単語の中で強く読む部分
  • 文のどこで区切り、どこを弱く読むか

練習は単語だけで終わらせず、会話の場面で試します。例えば会議の日程を伝えて、講師に聞き取れた内容を言い返してもらえば、自分の発音が相手に正しく伝わったかを確かめられます。

1人の講師の英語だけに慣れないようにする

担任の講師に慣れてきたら、ほかの講師の授業や、グループレッスン、週に1回、火曜の夜に開かれるCafe Englishなどのイベントでも英語を使ってみましょう。初めて話す相手に伝わるかを試すと、自分の発音のどこが通じにくいかが分かります。

【監修者コメント】

一つひとつの音を適切な口の形で発音することも大切ですが、会話ではストレス(強勢)とリズムも重要です。「訛り」を気にする前に、まずは単語のどこを強く発音するのかを確認してみましょう。ゆっくりでも、強弱をつけて英語らしいリズムで話すことが、相手に伝わりやすい発音への第一歩になります。フィリピン英語の訛りに関するよくある質問

留学中に、講師の訛りがうつることはありますか?

耳にした発音をまねて覚えるので、影響を受ける可能性はあります。ただ、発音の授業では、口の形や舌の位置など音の出し方そのものを教わります。気になる音があれば、その場で講師に正しい発音を確認しましょう。何を手本にするかを自分で意識すれば、聞いた音をそのまま覚えることは防げます。

アメリカ英語のような発音を目指せますか?

目指したい発音がある場合は、担任のコアティーチャーに伝えてください。この記事で紹介したように、フィリピン英語はアメリカ英語と共通する点が多くあります。目標を「ネイティブと同じ発音」にするより、「名前や数字を一度で伝える」など、仕事の場面から決めるほうが練習の効果を確かめやすくなります。

英語が初心者でも、講師の英語を聞き取れますか?

ミライズ留学の受講者のうち、37.9%が初級、10.1%が超初級です(ミライズ留学調べ)。英語の学習が初めての方向けの「Pre-GE」コースもあり、入学日には一人ひとりに合わせた時間割をお渡しします。

留学前に準備しておくことはありますか?

渡航前に、スピーキングのエントリーテストを受けていただきます。あわせて、自分が「聞き取れない」と「伝わらない」のどちらで困っているかを整理しておくと、入学後すぐに授業で相談できます。いろいろな国の人が話す英語の音声を聞いておくのもおすすめです。

まとめ:フィリピン英語の訛りより「伝わる発音」を目標に

  • フィリピンでは英語が憲法上の公用語の一つで、学校の教育や仕事で使われている
  • 一部の話者では「F」「V」「TH」や母音などに訛りが聞かれるが、全員に当てはまるわけではない
  • 英語を話す人の多くは英語を母語としない人で、ビジネスでは一度で伝わる発音と、さまざまな発音を聞き取る力が求められる
  • 発音は「聞き取れない」と「伝わらない」に分けて、講師と直し方を確認しながら練習する

訛りを完全になくすことを目標にするより、「名前や数字を一度で伝える」「聞き返されたら言い換えて伝える」といった、仕事で必要な行動から目標を決めましょう。発音について相談したいことがあれば、無料カウンセリングでお聞かせください。授業の進め方を具体的にご案内します。

ミライズ留学では、受講者の9割以上が社会人です。仕事の予定、目的、期間をうかがったうえで、合うプランをご案内します。

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監修者
加々見勇心

加々見勇心一般社団法人英語コーチング協会 代表責任者/シャベリッシュ 日本人コーチ

イギリス大学院で心理言語学をDistinction(優秀成績)で修了。5か国7拠点で学び・働いた経験を持つ。英語コーチングスクールのトレーナーを経て、発音特化型スクールのヘッドコーチ兼プロダクトマネージャーとして教材開発と講師育成に携わる。これまでに数百名・延べ数千時間のセッションを担当。

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